もうすぐって…いつ? -45ページ目

-夢の詩-  ~孔雀~



孔雀。

森の宝石だよ、ね。あの翼。


うらやましかった。いつも。

みとれる。つや。輝き。その、いろ。


あなたが、あるくたび。ね。

身を隠してたの。


みられたくなくて。自分を。ね。

土みたいだもの・・・わたし。


あるとき。

宝石のあなたに。見られてしまった。

逃げたわ。走れる限り。はずかしい、から。


でも、はやかった。ね。

あなたのほうが。

目の前で、びょうぶを広げて、通せんぼ。


泣こうとするわたしに、あなたはいった。


「あなたの謙虚さが、ね、すきなんだ。逃げないで?

こわいかな。そうだよね、目立ちすぎる。僕は・・・」


知ったの。はじめて。

わたしも同じ、孔雀なんだ。って。



あなたにあってわたしにないもの。

わたしにあって、あなたにないもの。



惹かれる。惹かれあってる。



同じきもち、だったの。ね。



                   kiji







-詩-  ~水滴~






       雨がぽつり。ぽつ、ぽつっ。ぽつぽつぽつ…。水滴が、あたる。・・・私の涙、隠してくれた。











小説NO.33 ~作戦会議~ 其の弐 「ティング」

「あるとき父は、思ったんだ。自分を絶対に裏切らない兵がほしい。ってね。

そこで父は考え付いた。

そのとき彼についていた兵の、NO.1~NO.4はそのまま残し、NO.5~NO.10の兵の魂を抜いて、そこから「」を抽出し、その集合体で人を造りだせないか…と。

ひとりひとりの力はNO.1~NO.4には劣るが、それらを集めたパワーははかり知れないからね。

僕が産まれる前から、彼の元にいる研究者たちにより、実験は始まっていたようだよ。

そして数十年のときを経て、培養された物体は・・・完成してしまったんだ。」


シュリは、ふぅ・・・(´・ω・`)、と溜息をつく。



「そ、それが、ティングってやつなのかよΣ(゚д゚;)!」

ルースは思わず叫んだ。


「その通りさ。

でも、実際、彼の姿を見たことはないんだ。見たことが無い・・・というか、

彼は6人の気を集めて造られているからね、姿さえ6変化するんだ。

つまり戦い方、得意な技も6つ以上あるってことになる・・・。」



こちらは戦士5人。それに加えて向こうは王を含め6人。しかもそのうちの1人は6人分の

集合体で出来ている打なんて・・・。


皆の周りに、重い沈黙が流れていた。


その沈黙を消すほどの笑顔で、健司はこう言った。


「はっは(°∀°)b !なんてことねぇよ!サラもちゃんも2変化できる。ルース君も2変化できる。

それにシュリ君は、悪魔に取り憑かれてても強かったのに、もうその悪魔さえいない。

朱音も剣を使えるようになった。死人のはずの俺だっている(^^)

最初っから尻込みしてちゃ、何にもなんねぇだろ?」


そして健司はシュリに目をやると、にやっと笑って付け加えた。


があればな、人はどうやってでも、愛する人をまもりたくなるもんだよ、な( ̄▽+*)?ふふ」



「な?!(°Д°;≡°Д°;)

声を揃えて私とシュリが焦る。サラとルースはきょとん、としているが・・・。


健司には先ほど部屋でふたりがしていた会話などが、お見通しだったようだ・・・。恐るべし!


「は、まぁ。そうですね、色々と思うことはあるかもしれませんが、

とにかく行くしかないのです・・・。勝てますよ!必ず。」


シュリは下を向き、頬を赤らめ、皆に解散を告げた。




出発は6日後の夜。それまで各自修行に取り組むこととなった。

出発の前日だけは、疲労を溜めぬよう、安静にすること皆意見が一致し、決定した。



皆、各自の部屋に戻った。


サラは、実は一番この戦いに怯えていた。

なぜならば、狼になっていないときの彼女は、そこまで戦力となる「力や技」を持っていないからである。


サラは、パタパタと部屋へ向かった。彼女の「ダーリン」ことルースの部屋へ・・・。



「お。どうしたo(^^)o?」

剣を磨いていたルースは、サラの訪問を温かく迎え入れる。


サラは、自分の悩みをルースに告白した。


「そう、か。」

ルースだって、サラの心配をしていないはずは無い。

こうして悩みを打ち明けてくれる日を待っていた。


「こう言う日が来ると思ってよ。お前にバッチリの武器、作ってあるんだ。

お前がもっとでかくなったら、渡そうと思ってたが、お前、何年経っても・・・

見かけ、変わんないもんな(;´▽`A``

今が、渡し時なんだと思うから、ちょっとまって,てな。」


ルースは部屋の奥で何かゴソゴソしている。



(見かけ変わらないってなによぉ。もう(`ε´))


そう思いつつも、サラは嬉しかった。ルースが自分のことを考え、何かしようとしてくれていることが。



「あったぞー。ほぃよ(*^ー^)ノ」


サラは驚いた。

(ルースがあたいに?こ、これを!?)



そう、実はルース、自分の修行もしつつ、彼女のために、

特別な武器」を用意していたのである。

-夢の詩- ~サボテン~


とげ。痛そう。だね。

きみの本性、なの?

それとも、威嚇?


さわっても、いいかな。

え、「何で」って?

哀しそうだから。すこしだけ、さ。


触れさせて、ね?

おねがい。


そっか。わかったよ。

そうだったんだ、ね。

ありがとう。


怯えてたんだ。きみ。

だいじょうぶ。だれも邪魔しないよ。


優しい棘、だね。

softだったもん、君の針。


なにも、だれも、じゃま、しない。


おもいっきり、さ。おひさま、浴びてよ。




さぼてん






小説NO.32 ~作戦会議~ 其の壱

1階に皆が集まると、シュリは神妙な面持ちで話し始めた。

さっき朱音に見せた、とろけるような瞳とは、打って変わって彼は真剣だった。


「まず、父の宮殿へ行くには、ここから5日かかる。これはルースが竜になって飛んでくれた場合、だ。

しかし、それだと背中に4人を乗せて飛ぶルースの疲労は、並大抵のものじゃないし、

時間がかかりすぎる。そこで、だ。」


朱音、ルース、サラ、健司も目をそらさず、真剣に聞き入っている。


皆の気を合わせ、瞬時に飛べる方法があるんだ。その方法で、行こうと思う」


ルースは目をまん丸にして尋ねた。

「ど、どうやってだヽ((◎д◎ ))ゝ?!」


朱音もサラも、ルースと同じ言葉を発そうとしていたところであった。健司は黙っている。


シュリは続けた。


「僕が昔、魔術師のおばあ様に頂いた剣、火の鳥」がある。

その剣は、ルースの涙におばあ様が魔術をかけてくださったものだ。

名前の通り、気をこめれば、その気は火となり、剣の中から鳥を呼び覚ます。

そしてその鳥は、自由と引き換えに、気をこめた人すべてを、願う場所へ飛ばしてくれるんだよ。

この方法で行けば、2日でたどり着くことが出来るんだ。」



(火の鳥・・・。朱鳳凰と似た名前。その剣も、魂の宿る、特別な剣なのね・・・。)


朱音はそう思った、が…「自由と引き換え」という部分が引っかかった。


「ねぇ、シュリ?それってもしかして、1回その力を使ってしまったら

もうその剣は、通常の剣になってしまうってことじゃないの(_;)?!」



「ああ、その通りだよ。

自由を与えること、それは剣の中の魂を、死界に送り、魂に新たな人生を、与えることになる。」

シュリは静かにそう言った。



その言葉に、みんな、黙りこくってしまった。死界出身の健司は何食わぬ顔をしていたが(;^_^A


「それは、剣を殺す、ということではないの(´Д`;)!?」

サラがたずねる。


「まぁ、そういうことになるね。残酷かもしれない。ただ・・・。

剣に宿る魂というのは、使い手の意思に応えてこそ、人生を全うしたといえるんだ

僕らの命とは、少しちがうんだよ。」


「そうなの・・・。」

と、サラ。


皆、感慨深い顔つきではあったが、その方法で行くことに納得した様子であった。


ふと朱音は、朱鳳凰の言葉を、思い出していた。


「主人(朱音)を、全力で守る。」


そう朱音に告げた、主鳳凰の言葉を・・・。



シュリは説明に戻った。


「王の宮殿には満月の前日に着いたほうがいい。

サラが狼になってからじゃ、朝が来るまでに、時間が無さ過ぎるから。

それに…いつ戦士のTOP5が襲ってくるかも分からないし、

結局はそいつらを倒さないと、王と戦うことさえできないのだから。」


「TOP5、どんなやつらか把握してるのか?」

健司が話し合いの場で初めて口を開いた。


「いや、正確には掴めて、いません。

TOP5は内部にも秘密にされている部分が激しいし、気に入らないことがあると、

父はTOP5であろうとも、消してしまうから…。

ただ、父の右腕でもある存在、ティングだけは、決してTOP5から消えることは無いはずです。

僕が幼い頃からずっと、彼は誰よりも、父に近い存在だから。」


シュリの瞳はいっそう厳しくなった。過去、自分が見たものを思い出しているようだ。


「じゃあ、そのティングとやらの情報だけでもいい。知っていることを教えてくれ。

対策を練ろう(`・ω・´)」


健司の言葉に、シュリは頷いた。



「ティングは・・・あるとき父が造りだした、父にのみ仕える戦士なんだ・・・!」





-夢の詩-  ~ 漁 ~


なにかを捕ろう。網に何が、かかるだろう?


必死。

無我夢中。


思いっきり、引きあげたとき、ね。そう、網を。

ゆめの世界から、引き戻されたの。

自分が・・・現実の網に、かかって、さ。

ぐぐって、引きあげられた。

そんな気がした。


私はまだ、掴めてない。

まだ、何かを欲している。


物欲じゃなくって。


「未来」がほしくて・・・。


つかむ


もう、あなたは「何か」を、掴んでる?







-詩- ~ A butterfly on the asphalt ~



おっと。

butterfly


なにをしてるの?


ねぇ、butterfly。

呼吸を、やめないで。


butterfly?あぶないよ。

ど真ん中だよ。道路の、さ。


もう飛べない・・・butterfly。

呼吸の、音。

かすかな、呼吸。


いいよ、butterfly。

無理して、歩かないで。隅へ 行きたいの?


「生きてるの。」

大丈夫。butterfly。

アピールしなくても。分かってるから。


鱗粉。触覚。翅。脚。

きれいだよ。

生きぬいて。時間が流れるかぎり。


だから、さ。

一瞬だけ、時間をちょうだい?

できるだけ君を大地にのこしたいから。

手を貸させて、ね?


ありがとう。


butterfly・・・

ばたふらい




小説NO.31 ~甘い風~

すぅすぅ・・・


気持ちよさそうにシュリは眠っている。朱音、ルース、サラ、そして健司に見守られながら。

シュリの顔。初めて金属の下を見た。縫ったあとが沢山ある。そこに義眼がはめ込まれている。


そう、朱音にくれたペンダントと同じ、赤い石。

(このままでもいいのにな、顔・・・。)


そのままの自分。

ありのまま。

朱音そのままのシュリが一番素敵だと思った。


2日間、シュリは目覚めなかった。

朱音とルースとサラは、代わる代わる、健司に稽古をつけてもらっていた。


そして3日目・・・。シュリは目覚めた。朱音ひとりが見守っているときのことである。


「・・・あぁ!僕に食いつくなぁヽ(`Д´)ノ!!」

突然そうさけぶと、シュリはガバッとベッドから身を起こしたのだ。


顔の軽さ、こころの軽さに気づいたのか、キョロキョロと辺りを見回し、

義手を動かしたり、身をねじったりしている。顔の覆面がないことに気づくと、

途端に恥ずかしくなったのか、

そのとき傍にいた朱音から、顔を背けた



「シュリ?」

朱音はそっとベッドに腰掛ける。


醜いものをそんなに見たいのか!」

シュリは強い口調で言う。皆とちがう体。これはシュリのコンプレックスだったのだと、朱音は気づいた。


「シュリ、顔を背けないで。あなたの顔、眠っている間、見ていたわ。

でもね、誰一人としてあなたの傷を、「醜い」だなんて思っていないわ

みんな、あなたが目覚めるのを楽しみに待ってたの。あなたの内面が、すきだから・・・。」


シュリはそっぽを向いたままだったが、頬が紅に染まっているのがわかる。意外と、シャイなのか。


「あなたは悪魔にとりつかれていたのよ。だから、自分に自信が持てないでいるのかもしれない。

でもね、父さんがそれを退治してくれたの。

だからあなたは、もう誰にも邪魔されないで、自分の力を使える。こころも他人にコントロールされたりしない。

シュリ、今のあなたなら、王を倒せるわ。今日からがあなたのスタートよ(*^^)


シュリは、ゆっくりと、こちらを向いた。

そして朱音の顔を、瞳を、真っ直ぐに見つめた。


「君は、やさしい、な。君に、触れても・・・いい?


「ええ。スタートを切ったシュリ!最初に触れてくれるのが私でよければ!

どんと来い、よ(-^^-)!」


朱音は握手でもされるのかと思い、そう答えた。

しかしシュリは、両手でグッと朱音を引き寄せ、

朱音の唇に、自分の唇を重ねた。


(@Д@;!?」


朱音は最初戸惑ったが、何だかこれまで感じたことのない、甘い風を・・・心に感じていた。

朱音もシュリの肩に腕をまわし、暫くふたりは、そうして互いに体を寄せ合っていた。


人と幸せなキスをする・・・。

それは朱音にとって初めての経験だった。



「おーい、あけるよ~(°∀°)b

という健司の声に、慌ててふたりはそわそわする。


「は、は・・・はーい!」

朱音はベッドの角で頭を打ちつつ、急いでシュリから離れた。


健司のあとに続いて、打ち身だらけのルース、肩を脱臼して泣きじゃくるサラも登場・・・。


「岩砕のおっちゃん、めちゃくちゃ強いぜ…。しかもサラと二人がかりでかかっても、

傷ひとつねぇ(ノω・、)

・・・あれ、シュリが起きたぜ!よかったぁ(‐^▽^‐)」

ルースはボコボコになりながらも、シュリの目覚めを喜んだ。


泣きじゃくるサラは、喜びの涙も加わって、もう顔がぐちゃぐちゃ。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。


「おう!よかったな。…にしても、お前ら2人、何だかよそよそしくねぇかぃ( ・д・)?」


健司の言葉に朱音もシュリも、あたふたしたが、シュリは冷静になって健司に礼を言った。


「本当に、何とお礼申し上げればよいか・・・。

自分でも、何だかおかしいというのはわかっていたのですが、まさか悪魔にとり憑かれてるとは、

思ってもいませんでした・・・。

ありがとうございます!」


「いいってことよ。」

健司はいつもの二カッという笑いでそういうと、話を続けた。


「だがな、満月まであと10日だぜ?

そろそろ作戦も練っていったほうがいいんじゃねぇかぃ?王のほうも、周りに強いやつ、

つけてるんだろ?」


全くその通りだった。王の周りには、戦士の中から選ばれしTOP5の兵が揃っている

まずはそいつらを倒さねば、王のもとへはたどり着けない。


「そうですね、じゃあ、みんな。傷を癒したら、1階へ集合だ。いいね?」


シュリの言葉に皆は頷いた。

-夢の詩- 「星の砂」


窓の外、ながめていたんだ。ぼーっと、さ。

そしたらなにかが。向かってきたんだ。


しゅー。しゅーん。


「夜の探検にいこうよ」

なんて誘われて。もう、眠たいどころじゃなかったな。

とびのった。星のうえ。

あつくてびっくり。星のうえ。


しゅーん。しゅわーん。


いろんな動物、みたよ。


やぎ。みずがめ。ぺガサス。ひつじ。くじら。

ミラクルな、世界。


ケフェウスさん一家ともトモダチになったよ。

奥さんのカシオペアさん。娘のアンドロメダさん。


楽しかったけど・・・そろそろ時間だった。朝がきちゃう。


しゅわーん


って、また星にのせてもらって帰ったんだ。


きこえてきたよ。いろんなひとの、ねがい。

そうか、流れぼしだったんだね。きみ。

さよならをいうとき、きづいたよ。


そして、きみは飛び散っていったね。あっち、こっち、へ・・・


星の砂、は、ね。願いがかなった「証」、なんだって。

星が送った、愛、の、かたち。


想い、の、しるし。



すなはま





-詩- ~すてきな夜を~


MONDAY。

お休み、あけ。

みんな、ちょっと、疲れてる?

寝る前にさ、おもいだそうよ。

今日のあおぞら、ね。

あったかい、のみもの。からだに注ぐんだ。

こころもあったまる。

張り詰めた糸。ほぐしてくれるよ?

あしたは、さ。あしただから。

今は、きりかえよう?ね。

すてきな夜が。つつむから。

あなたを・・・

SWEET DREAM

SPECIAL DREAM

ぷれぜんと。

フォー、ユー。