ドイツでの生活や育児について綴っています。
たまに愚痴(主に姑/たまに旦那)も含まれますので、愚痴告知がページの中に現れたら、『愚痴は苦手』という方はスルーをお願いします。
ドイツで子育てしていて、やっぱり気になるのが、感染症。
子供ってどうしても保育園からお土産持ってくるよね。病原体って言う名のお土産を…
以前、コロナ対策の消毒液について2度ほどまとめました。
『注意喚起ドイツの市販除菌剤/消毒液』ドイツでの生活や育児について綴っています。たまに愚痴(主に姑/たまに旦那)も含まれますので、愚痴告知がページの中に現れたら、『愚痴は苦手』という方はスルーをお…ameblo.jp
※最近はdmブランドBalea製品の消毒液も『コロナに効果あり』と記載がありますので、使っても安心です。
『コロナ第2波に備えて』ドイツでの生活や育児について綴っています。たまに愚痴(主に姑/たまに旦那)も含まれますので、愚痴告知がページの中に現れたら、『愚痴は苦手』という方はスルーをお…ameblo.jp
今回は、コロナ🦠(エンベロープウイルス)ではなく、感染性胃腸炎の原因となるエンベロープを持たないノンエンベロープウイルス(ロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルス類)対策についてまとめたいと思います。
ノンエンベロープウイルスはコロナやインフルエンザウイルスと違い、一般的なアルコール消毒液に対し強い抵抗力があるため、通常はハイターなどの次亜塩素酸ナトリウムを希釈して作る消毒液での消毒が有効とされています。しかもノンエンベロープウイルス系はエアゾル… 空気中に舞い散ったウイルスを吸い込んで感染するなど、感染力も強いのが特徴です。
日本では、基本的に家庭用の花王ハイター(次亜塩素酸ナトリウム5%)を使って作るときは
嘔吐物、糞尿処理の場合
ペットボトルの水500mlに対して、キャップ2杯分(10ml)のハイター
それ以外の消毒(家具や衣類など)
ペットボトルの水500mlに対してキャップ1/2杯(2.5ml)のハイター
日本だったら、目黒区のホームページに載ってる消毒液の作り方がわかりやすいよ
では、ドイツではと言うと…
まずねぇ…『次亜塩素酸ナトリウム』探しから始まります。ちなみにドイツ語では『Natriumhypochlorit』と言います。
dmブランド『Denk mit』の塩素系洗剤のこちらに入っています。
ってなんだよ あやふやすぎて濃度計算できないじゃん 次亜塩素酸ナトリウムはどれくらい入ってるのさ!私の脳みそじゃ計算できないよ!!
と化学の濃度計算苦手だった人が吠えてみる。
取り敢えず、日本より濃いめに作るしか手はないのね…と思いつつ… 説明書きには消毒液として使う時は… など色々書いてあるものの、ノロウイルスには、どの希釈が良いのかがわからない始末。
でもこの希釈液、ちょっと困ったのが…
1)保存方法
日光に当てちゃいけない…。って言うのがあるんです。しかもあやふやだから濃度が足りているかも不安…
2) 手指などの皮膚には使用不可
これやると、アトピー性皮膚炎ない人でも、酷いアトピー性皮膚炎のような手指になります。(昔働いていた障害者福祉施設での事ですが…次亜塩素酸ナトリウム消毒液で消毒された床を手を使って這う人達の手指の皮膚炎症の酷いこと酷いこと…)
そこで、ドイツで手に入る、感染性胃腸炎ウイルスにも効果のある消毒液の紹介です。
黄緑色のボトルが眩しい、dm医療品ブランドのMivolisシリーズのこちらの医療用手指消毒液。
ノンエンベロープウイルスとともに、コロナやインフルエンザなどのエンベロープウイルスをはじめ、細菌や真菌類にも効果がある強力なバージョン。
実はこちらの消毒液、通常の消毒液コーナー(家庭用洗剤のあるコーナーに設置されている事が多い)には置いていないんです。探すべきは、傷口の消毒液や滅菌ガーゼ、バンドエイドなんかが売っている、医療品コーナーに置いてあるため、なかなか気づかない人が多いだけっていう…隣にSOS社の同類消毒液が売っていたけど、コスパ的にはdmブランドが勝利。
手指用とはいえ、皮膚には強いので、敏感肌さんやアトピーさんは要注意。普通の肌の方も、使用後は保湿をした方が無難です。
KauflandやEdekaで見かける『VibaSeptシリーズ』(Aldiでもたまに入荷しています)
左が広範囲にわたって簡単に吹きかけられるスプレー缶タイプと、右側の通常のスプレーボトルタイプ。
手軽に使えて、持ち運びしやすいウエットティッシュタイプ(ちょっと大きいけど…)
効果は…エンベロープウイルス系(コロナ、インフルエンザウイルス)、ロタウイルスは15秒。ノロ、アデノウイルスは30秒濡れた状態を保つよう書かれています。
コンパクトで持ち運びに便利な『dr.Schumacher』の消毒用ウエットティッシュ。dr.Schumacher社は、医療介護用消毒液を作っているプロ用ブランド。dmで購入可能です。(これは普通の消毒液コーナーにあります)
今回紹介した消毒液はどれもコロナ対策にも使えるものになっていました。
ノンエンベロープウイルスの中でも、なかなか執念深く、生命力が強いのがノロウイルス。
ノロウイルスは85℃以上1分以上での加熱で活性力を失います。参考文献
なので、消毒液以外で役に立つものは、煮沸消毒。
ドイツの洗濯機に搭載されているの95℃プログラムで洗えるものなら洗ってしまうのも手ですが、なかなか95℃対応の洋服はないのが現実…60℃以上で、効果のある消毒洗濯剤(Dysinfektionswaschmittel)がないわけではないのですが、ネットでしか手に入らない(または薬局で発注するか…)し、バカ高い又は量が半端なく多くて買いづらいんです。
そこで、これはあくまで私なりのやり方なのですが、理論的にはいけるはず…。(なので効果は保証できません)
スチームクリーナーやアイロンを嘔吐や便で汚染された部位に当ててしまう。この方法でウイルスを不活性化させてから洗濯。
そして最後に、便利なアイテムの紹介です。
それは…
dm好きだから、dm押しな感じですが、またもやdmブランドのBabyloveからこちら
子供って寝てる時に嘔吐/下痢する時が一番悲惨。なんたって、服だけじゃなく、ベッドカバーとか枕カバーとか、洗うものが死ぬほど多くなる…
と言う事で、洗うものは少なければ少ない方がいい。
子供の体調が悪い時は、このオムツ替えシートで、枕やベッドをカバーしてしまいます。(必要に応じてテープで貼ったりもしてる…) 嘔吐物や便で汚染されたら、汚染面を内巻きに巻き取って、ビニール袋に入れて口を閉めて…ポイです。
我が家の感染性胃腸炎感染対策いかがでしたでしょうか? とはいえ、旦那がちゃんとに汚物処理してくれない事には今回のような全滅事件が起こるんですけどね
(旦那がソファの上の嘔吐物を普通に水拭きして放置した…って言う…)
みなさんのご自宅で、こんな対策してるとか、便利アイテムやおススメの消毒液なんかがあったら、ぜひ教えてください