皆さんこんにちは。


イヤイヤ期って、実にいろんな文化で見られる現象ですよね。英語では「Terrible Two(ひどい2歳)」、ドイツ語では「Trotz-Phase(「そうじゃない」-段階)」と呼ばれています。


因みにドイツ語では、イヤイヤ期の子供の事を「Trotz-Kind」、イヤイヤ期で大騒ぎして泣き出す癇癪を「Trotz-Anfälle」と言います。


我が家にも1歳11カ月のTroz-Kindがいます。


-歯を磨きたくない
-靴を履きたくない
-寝たくない
-歩きたくない
-お菓子だけ食べたい(左矢印これ切実)



など、イヤイヤの地雷がいくつもありますが、我が家の娘ちゃんは、食べ物への執着が凄いので、お菓子関係で大騒ぎになる事が多いです。


今日はそんな娘の癇癪と私の失敗育児の話です。


夏のドイツは、冷房もなく、暑いので、暑い日には子供にアイスやシャーベットを食べさせていたのですが… これが事の始まりでした。


アイスを食べては、その後に冷蔵庫の前に座ってアイスのおねだりをするようになってきました。気温は30度オーバー。1日に何度かあげて、体温を下げるようにしていました。


小さいアイスでも、そんなに沢山は食べさせられないので、夕方になると、


「アイスは今日はお終い。また明日食べようねニコニコ


と言って、諦めさせていました。


よく考えたら、これがいけなかったんだと思います。


それからというもの、日に日に起きる時間が早くなっていって、私が起きないと、朝5時過ぎには癇癪を起こすようになりました。




起きて、リビングに行くとまずする事が、リビングにある冷蔵庫の前で、取り敢えず可愛くお願いアイスのおねだりチーン 






「朝早くからアイスはダメよ」と頑張って冷静に伝えるのですが、家中に響き渡る声で癇癪を起こします。


なんなら近所にも聞こえてるかも滝汗



流石に朝5時半から連日響き渡る叫び声に、旦那も私も段々とゲッソリしてきましたチーン


旦那は、「うちの子みたいな、親が寝ているのを無視して大騒ぎするような、他人に対する思いやりのない子供はいない! 誰に聞いても、親が起きるまで、部屋で1人で遊んでたり、本を読んだりしているって言っている!」とイライラ爆発爆弾(その後、旦那のイライラに対して私はとある話を旦那にしますが、それは次回に…)



そこで私は考えました…。大学時代に学んだ事をフル活用ゲロー



子供って、何をするかという選択肢は、小さいうちは親が示してあげないと、わからないし、何が良くて何が悪いのかもわからない。空気が読めないのが普通です。それに子供の行動の80〜90%は、障害がない限りは、親の責任…と私は思っています。


そこで… 寝る前に、娘にちょっかいを出す旦那を追っ払って…






1歳11カ月の娘と話し合い&約束をしました。


私「さっちゃん。ママは大事なお話があるの。

さっちゃんが、朝早く起きちゃうから、ママとパパは眠れなくて困っちゃうの。」


娘「Nee…。(そんな事ない)」と首を横に降る。


私 「寝れなくて、パパとママは、本当に困ってるの。」


娘: ちょっと申し訳なさそうな顔で目をそらす。


私「さっちゃんがアイスを食べたいのも、お菓子を食べたいのもわかってるよ。アイスもお菓子も大好きなんだよね。でも、身体に良くないから、朝はちゃんとにパンを食べようね。アイスとお菓子は、保育園終わってから食べようね。

明日の朝、パンを食べて、お着替えして、保育園行こう。

保育園で、みんなと遊んで、お家に帰ってきたら、アイス食べようね。約束だよ。アイスとお菓子は保育園の後で食べようね。ちゃんとあげるから、心配しないでね。

わかったら、もう遅いから、しっかり寝よう。明日の朝は、ゆっくり寝るんだよ。」



と話しました。(この言葉を選んだのには理由があります。長くなるので、別途説明したいと思います)。



聞いているのか聞いていないのか、途中からベッドにコロコロ転がりだした娘でした…



翌朝… 





なんと…ポーン




なんと…ポーン






まさかの娘ちゃん爆睡!!






と、自ら最近では、お菓子が食べたいあまり、皿ごと投げ捨てるパンの話をし出したのです。


リビングに行くと、一回は冷蔵庫の前で「す〜(アイス)ニコニコと言いましたが、


私「アイスは保育園の後で食べるんだったよね?保育園からお家に帰ってきたら、ちゃんとにアイスあげるから、心配しなくても大丈夫だよニコニコ。」


と伝えると、


「ぱぁ(パン)おねがいと言って、立つと、コーヒーテーブルの上にあるパンを、テレビを見ながら、とても落ち着いた様子で完食しました。(ここ1カ月、パンの完食なんてなかったのに…笑い泣き)






「アイスは明日食べよう」と伝えていた事が、まだ時間の理解が薄い幼児には、「明日だったらいつでもいい」という感覚に繋がったんだと思います。だから、娘ちゃんの気持ち的には、


「寝起きでアイスをおねだりしたら、ダメと言われた。でも、ママは『明日食べようね』って言ったのに!なんで⁈ ママの嘘つき‼︎」


となって、癇癪を起こしたのかな?


なんて思いました。


あと、寝る前に、「朝ごはんはパンを食べる」という話をしていたから、「チョコ食べたいのにパンなんていらない!」ってならずに、素直に「朝ごはんにはパンを食べる」と受け入れられたのかもしれません。



論理的思考も、感情のコントロールもソーシャル・スキルも、全て発達途中の幼児ですから、仕方がありません。発語は少なくても、とてもよく理解しているあたりが、私が以前仕事をしていた、知的障害者施設の利用者さん達によく似ているなと思いました。



だから、イヤイヤ期の子供には、ちゃんとにわかる言葉…こちらの意図を取り違えない言い回しで話してあげる必要性があるのかな?と感じました。


という事で、発達途上娘ちゃん。これからも生活面での癇癪課題が山積みなので、本人が理解しやすい言い回しを模索しつつ、本人が「何をしなければいけないのか」という見通しがつくような関わりを心掛けて、出来るだけ本人が癇癪を起こさないでもいいように、一つ一つ解決していきたいと思います。



子供のイヤイヤ期で悩んでいる誰かのヒントになれば幸いです〜照れ