での私の対応を説明していきたいと思います。
〜我が家の課題 ①〜
私達の娘が毎朝5時過ぎに起きては、癇癪を起こしていました。朝5時に起きられ、延々とギャン泣きされると、朝からゲッソリした気持ちになり、疲れもたまります。
(目標①)朝遅くまで寝ていられるようにしたい。
〜我が家の課題 ②〜
娘が、朝からちゃんとした朝ごはんを食べずに、アイスやお菓子しか食べず、別の物は投げ捨ててギャン泣きという癇癪を起こします。
(目標②)ちゃんとに朝ごはんを食べて欲しい。
まず、我が家の課題①なのですが、早起きに対して、「もう起きたいんだね〜。でも、パパもママもまだ寝るよ。一緒にまだ早いから寝てようね。」と、気持ちを受け止めて、言ってむても効果ゼロです(1週間続けました)。どんどん起床時間は早くなっていきました。(この時点で対応がNGの証拠)
なぜなら、『起きる』行動が、次の『アイスを食べる』行動につながっていくからです。
娘ちゃんが『早起きする』のは『アイスが食べたい』から。アイスを食べるなら、起きてアイスのある居間に行かなければならないのです。そして朝起きたら、ちょうど朝ごはんの時間で、お腹が空くから、大好きなアイスが食べたいとなるんですよね 課題②が課題①の動機になってるわけです。
つまり、『アイスが食べたい』空腹時の欲求が、早起きの動機になっているわけです。
つまり早起きの動機(空腹時のアイス)をなくす事が重要
アイスは、朝は食べない事を本人に説明し、徹底する。
でも、ここで気をつけるのは、本人の①『アイスを食べたい』欲求と②『空腹』という生理的欲求の2つの欲求は満たされていないところです。
しかし、寝起きの朝、お腹が空いていれば、食べたいものを食べたい欲求が出てきます。生理的欲求ほど強い動機はないですから…。
『お腹が空くから、朝ごはんにはパンを食べる(空腹対応)』『朝はアイスとお菓子は食べない』という事を本人に言い聞かせます。
実際に、朝はパンを与えて、空腹を満たし、生理的欲求を無くすことによって『お腹が空いたからアイス食べたい』という状況をなくします。
『アイスが食べたい』という本人の気持ちは受け入れる。アイスは保育園が終わった後に食べる約束をし、『アイスは朝起きて食べる』行動を『アイスは保育園の後で食べる』という許容範囲内の行動に置き換えて実行する。
そうすると、食べたい気持ちが無視されていない為、本人も『朝はアイスを食べない』選択肢を受け入れやすい。
『アイス』という強い欲求が無いから、朝は遅寝ができる。
※因みに、共感力のトレーニングも兼ねて、『早起きしすぎると、パパもママも寝てなくて困る』事も伝えています。
大切なこと
大切な事は、
①問題はなんなのか。
②何が理想・目標なのか。
③問題の原因(本人の動機・欲求)はなんなのか。
④どうしたら理想的な形、又は、許容範囲内でで、本人の動機・欲求を満たすことができるか。
を、冷静且つ客観的に考察し、明確にする事です。うまく親の要求と子供の欲求のバランスが取れれば、癇癪を起こさず、子供だけでなく親もハッピーでいられるわけです。
ただ、この④がうまく思いつかないことも多々あります。(私はそんなにクリエイティブな脳味噌を持ち合わせていないので)
は、子供のイヤイヤ期や問題行動で悩む全ての親御さん、教育者にオススメしたい一冊。
全国で親向けの講習会もされている、行動・教育コンサルティング(BEC)代表の上村氏の著書で、イヤイヤ期の子供の困った行動を考察する上でのヒントが、例を元に沢山書かれた、オススメの本です。
心理学を勉強した事がない読者対象に書かれている為、例を基にしていて、心理学の基礎知識が無くても、わかりやすく書かれています。
しかも、子供に新しい何かを教えるテクニックも書かれています。
発達障がいや知的障がいを持つ子の親だけでなく、全てのイヤイヤ期や、子供の癇癪・問題行動に悩まされているパパ、ママにおススメです。
上村裕章・吉野知富美 著
学苑社『発達障がい ABA ファーストブック』
ISBN 978-4-7614-0733-9
気になった方は、是非読んでみてください。ものの見方が変わると思います。
今後も、我が家の癇癪玉の癇癪と対応(失敗も成功も)もレポっていきたいと思います