絶賛イヤイヤ期の娘ちゃん。




他の子供のおもちゃに興味津々。次から次へと、他人のおもちゃを渡り歩く…びっくり 


決して自分のおもちゃがないわけではありません。


昨日、屋外プールへ行った際、私はお腹もちょっと張っていたので、旦那に任せていたら、旦那が半ギレで娘ちゃんを連れて戻ってきて、


「次から次へと、人のおもちゃを取って歩くから、連れて帰ってきた。ダメってその度に言うけど聞かないんだよ!もう二度と一緒にプール来たくないムキームカムカ!」と大騒ぎ。延々と大声で文句を言うもんだから、こっちも(旦那に)ゲッソリ…チーン


一回リセットしようと思い、時間も午後3時近かったので、


「さっちゃん、お昼寝の時間だから、お昼寝してからまた遊ぼうね。遊びたいのはわかったけどね、寝ましょう。お昼寝の時間で〜す。」


と言いながら、嫌がり暴れる娘をなんとか落ち着かせて昼寝。寝付くまでに40分くらい掛かったゲッソリ


でもなんとか寝付いた。いつもの「娘ちゃんテント」でスヤスヤと…



因みに話はそれるのですが、このテント、空気を入れるタイプのマットが付いているので、地面のボコボコ気にせず快適に横になれる優れもの。アウトドア製品で、サーモ素材の寝袋まで付いているもの。新品は70〜90€くらい(日本のアマゾンは3万オーバー)するのですが、FBのフリマグループで15€で購入。アウトドア派のパパママにおススメです。


1時間くらいで目が覚めた娘ちゃん。またまた水遊び=おもちゃ漁りに行きたい様子。そこで、



「さっちゃん、willst du im Wasser spielen? お水で遊びたいの?じゃぁお約束。他の人のおもちゃで遊ばない。自分のおもちゃで遊びます。他の人のおもちゃは触りません。約束できるかな?」と聞くと、不服そうに私の手を振り払う娘ちゃん。


(話をするときは、子供の目線までしゃがむか、抱き上げ、同じ目線ですると良いです。ちゃんとに話を聞いてくれます)


「さっちゃん、他の人のおもちゃで遊ばない。自分のおもちゃで遊びます。他の人のおもちゃは触りません。約束できないなら、お家に帰ります。Wasserspiel ist zum Schluss und wir gehen nach Hause. 遊びはおしまい。お家に帰るよ。遊びたいなら、他の人のおもちゃには触りません。どうする?」と聞いたら、


不服そうな表情ながらも「ヴァッシャー(Wasser)」と答えたため、一緒に幼児用プールへ。


早速、他の子のおもちゃを触ろうとするので、他の保護者にもわかる様にドイツ語で


「nicht mit den Spielzeugen von Anderen spielen. Spiel mit deinen. Nicht anfassen. (他の人のおもちゃで遊ばないよ。自分ので遊ぶよ。触っちゃダメよ)」と。


これ、他にもわかる様に言わないと、ドイツでは、結構おもちゃを貸してくれる保護者が多く、なかなか「自分のおもちゃで遊ぶ」と言うことを徹底できません。他にも聞こえる大きさの声で言うと、「あ、今、躾の最中なんだな。」と配慮してくれて、おもちゃを貸したりせずに見守ってくれます。


私と約束したので、後ろ髪を引かれつつも、娘ちゃんは自分のおもちゃで遊びます。


しばらくすると、娘ちゃんのおもちゃが気になる女の子が…でも娘ちゃんは威嚇しておもちゃを貸しません。


『お、これはいい機会ニヤニヤ


と、私が女の子におもちゃを貸してあげると、案の定、娘ちゃん大泣き。


2〜3歳の子供は、脳が発達途中なので、衝動的に欲求のまま行動します。そして、人の気持ちを汲み取る、感じる、想像するという事が、やはり脳の発達途中なので、上手にできません。なので、自分が嫌な事を経験した時、他の人に置き換えた話をすると、想像しやすくなります。(あくまで、「想像しやすい」止まりですが…ないよりマシです) なので、こういった場面は、共感力を育む場面にいいチャンス!とばかりに活用します。



「さっちゃんも他の人のおもちゃ取っちゃうでしょ?他の人も嫌な気持ちになるんだよ。わかるかな?嫌だよね?」と言う話をしていたら、それを見ていた、女の子のママがおもちゃを返してくれました。


おもちゃが帰ってきて、落ち着いた娘ちゃんに、


「他の子のが自分のおもちゃで遊ぶの嫌だよね?他の人も、さっちゃんがおもちゃで遊んだら嫌なんだよ。わかった?自分が嫌な事は人にしない。他の人のおもちゃは触らないよ」と話をしました。


その後は、よっぽど気に入ったものでない限りは、おもちゃに触る前に


「人のおもちゃは触らないんだよね?」と言うと、凄く遊びたそうに見るだけで、触らなくなりました。(触らずにおもちゃから離れたら馬鹿みたいに褒めます)


気に入ったものも、触ってしまったとしても、「ダメだよ。持っていかないよ。Lass das hier.  ここに置いておこうね。」と言うと手を離せる様になりました。(「触っちゃダメよ。でも持ってこなかったのはいい事だね。」と軽くコメントします。触らなかった時との差をつけて…)


脳が発達途中なので、すぐにできる様にはなりません。身につくまでは、何度も何度も同じ事を繰り返さないとならないですが、人の物を触らない様になって欲しいものです…。(結構トラブルの元)


対応① 一回おもちゃの存在をリセット

対応② 他の人のおもちゃに触らない 又は 家に帰る 選択肢を与えて考えさせる。

対応③ 衝動的におもちゃに触った時は、約束を思い出すように言葉で促す。言葉でダメなら、もう一度対応②。それでもダメなら家に帰る。(他人のおもちゃのない所に行く)

対応④ おもちゃを落ち着いて諦める事ができたら褒める。(これを繰り返す)




因みに、この時の私の対応/行動をグチグチと旦那は文句を言います。別で愚痴りたいと思います笑い泣き