ドイツでの生活や育児について綴っています。

たまに愚痴(主に姑/たまに旦那)も含まれますので、愚痴告知がページの中に現れたら、『愚痴は苦手』という方はスルーをお願いします。



私の住んでいるラインラント・プファルツ州が、大規模な洪水被害に遭いました。ライン川モーゼル川周辺地域で、国を跨いだ災害です。犠牲者の方々に哀悼の意を表し、被災者の方々にお見舞い、お悔やみを申し上げます。

今回の災害で1番酷いのがAhrweilerという北部の郡。110名が亡くなり、600人以上の負傷者が出ていますが、残念ながら、地元警察によると数的には増えていく見込みとのこと。


そして私が住んでいるトリーア市もモーゼル川沿い。


トリーア市中心部から直線距離で6kmほど離れたEhrangという北の地区が、モーゼル川支流の決壊で、地区の中心部大部分が床上浸水。Ehrangにある産科のある病院Mutterhaus Ehrangでは、息子妊娠時に毎週の様に、マタニティヨガのコースに通い、私の2人の子供達の産前産後共にお世話になった助産師さんも勤務している。


そんな病院が、オペ直後の患者を含め80人の患者を避難させ、その直後に床上浸水…


知っている街並みがテレビに出ては、1階半分は水浸し… かなりの衝撃です。自然災害の少ないドイツで自然災害…


だって我が家から10km離れていないんですよね。




それが先週の木曜日の話。



金曜日にモーゼル川を見ると、川岸の堤防まであと2m位までの水位になっていて、堤防より川側にある、川沿いのサイクリング・ロードは完全に水没し、街路樹は半分水に浸かっている状態





雨は降っていないものの、低気圧が、源流のある南に下って、更に降っている為に水位が減らないという…



そして、日曜日。モーゼル川沿いをくるまで走りながら、隣国ルクセンブルクにガソリンを入れに行くと、だいぶ水嵩は減ってきてはいるものの、まだまだ危ない場所が幾つか…





もう家の目の前まで水があるってことは… 木曜日は床下浸水してたかも…



被災地に手伝いに行きたい気持ちはあるのですが、2人の幼児を連れては、どう考えても無理…というか、無神経に当たりと思うので、断念。dwも、ラインラント・プファルツ州政府が、被災者救援の為に資金投入をする事を決定したので、州政府公式の寄付金窓口に寄付をしようと思います。



気候変動に伴い、今後ドイツで増えそうな水害。


取り敢えず『Pegelübersicht』や『Hochwassermeldung』と言った単語で、川の水位&警告状況をかくにんできたりします。該当の地域にお住まいで、ニュースが聞き取れないなど、不安な方は、ネットで確認できるページをチェックしておくのも良いかもしれませんね。