ドイツでの生活や育児について綴っています。

たまに愚痴(主に姑/旦那)も含まれますので、愚痴告知がページの中に現れたら、『愚痴は苦手』という方はスルーをお願いします。



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今回はドイツの救急総合病院の小児科で入院になったわけですが、今回の経験で良かった事、悪かった事についてまとめたいと思います。




ガーン悪かった事


1) 食事


いや、この病院で2回も分娩しているし、昨年は娘ちゃんの脳震盪で検査入院に付き合ってるし、知ってはいたけど、食事がまず、日本人の私には謎でしかなかったです。

ある日の娘の昼食(キッズメニュー)

ハッシュドポテト
ピーマンのクリーム煮
七面鳥の肉(geschnitzel)のブラウンソースかけ
デザート: ワイルドベリーのプティング



デザートは超酸っぱいし… っていうか、肺炎で食欲もないのに、このボリューム。咽せる咽せる。


咽せると、食べたくない。


悪循環。


毎朝、栄養士が翌日の食事の注文を取りに来るのですが、


「咳こむから、うまく飲み込めなくて、食べたくないみたいなんです。持ってきたバナナやフルーツムースしか食べてないんです… スープとかないんですか?」


って聞いちゃいました。


栄養士「でもちゃんとしたものを食べないと」


『食べれないから言ってるんじゃ ボケ〜ムキームカムカ


翌日からは、スープもサイドメニューでつけてくれて、案の定、自分とパパのスープだけ食べて、メインは残す…


それでも少しずつ食べるようはなりましたが、肉食娘の娘ちゃんが肉は一切手をつけませんでした。具合悪いんだね。


それに朝夕のパンも劇マズです。


2) 医師の診察/説明

日本のように、午前中に回診に来るんですが、来るのは小児科医なんですが、とても若い医師で、検査結果や治療方針など、ちゃんとにこちらから聞かないとわからない。治療方針なんて、看護師に聞いたってチンプンカンプンだから、その1日一回の回診時に聞かないとならない。


まぁ、うちの旦那さんが使えないので、「いつ退院できるんだ?」しか聞かないから、全くわからない。


仕方ないので、2日目からは回診の時間に合わせて病院に行く羽目に…


治療方針くらい、看護師でわからないものなのだろうか… 日本はわかるよね…。


因みにこの病院は上級医が各病棟の責任者になっており、1週間に1回巡回に来ますが、まさに『白い巨塔』!?って感じで、一般医、理学療法士、看護師数名、ズラズラ連れてやってきます。


因みに、この上級医についてもらいたい場合は、プライベートの保険で、入院時の上級医診療をオプションでつければ、毎日診察を受けれます。


我が家はもちろん法定保険診療でございます。


3) 検査


検査は、レントゲンと血液検査、血中酸素濃度。


結果はウイルス性気管支炎/肺炎。


でも日本のようにウイルス確定検査はしません。まぁ、結局対処療法だから、どのウイルスでも関係ないから、意味ない検査で医療費使わないって感じなのでしょう。



4)看護師の質が悪い


看護師でまともなのはごく数人でした。


私「娘は肺炎って事ですが、原因はなんですか?」

看護師A「ウイルスか細菌かですね。」

私「抗生物質摂取してないのに細菌なんですか?」

看護師A「抗生物質の投与がないならウイルスですね」


おいおい…しっかりしてくれよえーん





おねがい良かった事


1) むやみやたらに抗生物質を使わない


血液検査の結果、白血球の増加が見られない…という事で、ウイルス感染という診断です。


最近のコロナ騒ぎでご存知の方も多いかと思いますが、


ウイルス感染=抗生物質は効き目なし


インフルエンザの時のような抗ウイルス剤か、ワクチン。でも、肺炎系は対処療法が基本。抗生物質は必要ないんです。


肺炎は、原因によって治療がかわります

ウイルス=対処療法

細菌=抗生物質

真菌=抗菌剤

など…


細菌感染予防と称して、ウイルス感染なのに抗生物質を予防的に投与する医者もいますが、子供なので余計な薬を使わない所は、ありがたかったです。抗生物質・抗菌剤を使い過ぎると、私のように、薬アレルギーになったり、効かなくなったりしますからね。


※風邪の80%はウイルス感染です。風邪で検査もせず、安易に抗生物質を処方する医者はヤブ注意報です。


2) 小児科専門の理学療法士

全ての理学療法士がというわけではなかったですが、小児科専門の理学療法士がいます。


娘にも理学療法が処方されており、1日1回、平日は理学療法士がやってきて、肺を刺激して肺から痰を出したり、深呼吸したりするリハビリをしてくれます。


教えてくれるので、日中何回か、娘とリハビリ。小児科専門の理学療法士が来た時は、リハ開始1分弱で、強く咳き込んで咳を出したら、娘ちゃん、すっきりしたのか爆睡し出しました。


3) ステロイドの使用


ステロイドの使用も、初めからではなく、気管拡張剤で酸素濃度がなかなか安定せず、回復が遅いからという理由で投与になりました。強い薬なので、しょっぱなから使われるよりは、使わないで用紙見てくれたのは好印象。アメリカの真逆。


『残念なカーニバル』は次でおしまいです。


もう少々お付き合いください