9月8日(金)開催するワイン入門講座と食事会の提供ワインを決めました。
1. Riesling Halbtrocken Quälitatswein 2000 Moser-Saar-Ruwer, Weingut Karlsmühle
2. Comte Lafond Sancerre 2004, Ladoucette
3. Carneros Chardonnay 2004, Buena Vista
4. Beaujolais 2004, Marcel Lapierre
5. Morey-Saint-Denis “Clos de la Bidaude” 2002, Robert Gibourg
6. Château Haut-Bages Averous, Pauillac 2003
内容的にも価格的にも絶対お得な会と自負しております。
まだ若干定員に余裕がありますので、お知り合いお誘いあわせのうえご参加申込ください。
詳細は、ワインセミナーの頁にあります。


呼称資格認定受験の方は、一次試験が終了し、ほんの一時気が抜けているところだと思います。
今回はなんだかワインに関係なさそうなタイトルの雑記ですが、ちょっとばかり関係があるのです。
私が講座を持っている同じ毎日文化センターで、このたび知人で私の妻の絵の先生をされている福尾有里子さんが「花の俳画」という題で、10月11日から新規開講することになりました。
何かワインに関係する作品を作ってもらうように頼みましたら、写真のようなぶどうの絵のコースターができました。これと同じものが、9月8日の私の入門講座に出席される全員に一枚ずつプレゼントされます。
私は好奇心旺盛なので何にでも首を突っ込みますが(今は、指圧の勉強中です)、皆様もワインを飲むだけでなくワイングラスやハンドバックなどの持ち物にぶどうの絵を描いてみる(私の妻は着物の帯やスーツケースに描いています)ことなど如何でしょう。
ご興味のある方は、私のリンクから毎日文化センターを開かれるか、
http://www.maibun.co.jp/courses/art/contents/1048.html で詳細をご覧ください。
なお、写真のタストヴァンTastevinは、先日のロワールワインコンクールの優勝の時、ロワールワイン委員会副会長でクーリーデュテイユのオーナーである、ジャック・クーリーデュテイユ氏から直接首にかけてもらったものです。

昨日8月28日行われたソムリエ協会呼称資格認定一次試験の問題が、日本ソムリエ協会のHPに掲載されています。私のリンクの頁参照。

マッサンベ会員の皆さんへ:
試験問題全問を私が急ぎ解答した速報を、会員専用の頁の掲示板に掲載しました。ご参考にして下さい。

非会員の皆さんへ:
解答速報をご希望の方は、講師宛メールしてください。メールなりファックスなりでお知らせします。

二次試験対策講座:参加ご希望の方は、急ぎ、毎日文化センターに直接申し込み下さい。ワイン準備・発送の関係で、8月2日・9日の土曜コースは一応明日30日(ぎりぎり31日午前中)を受付締め切りとします。9月5日・12日の火曜コースは、9月2日(ぎりぎり3日午前中)受付締め切りです。




今年は、残念ながらポルトガルワインが呼称資格試験範囲から外れてしまいましたが、去年までポルトガルワインを「日本ソムリエ協会教本」で勉強した人は、DOCダン(Dão)の頁 (2006年度教本では330頁)に、「1908年にはD.O.が制定され、これを記念してネラスの町におそらく現在でも世界で唯一と思われる『ソムリエの銅像』が建てられている。」という文章を覚えていらっしゃると思います。

このたび、私の講座を受講された竹原誠治さんがリスボンからポルトにレンタカーで旅行した時にわざわざネラスに寄って撮ってくれた写真を掲載します。{転載には、竹原さんの了承が必要です。}
台座の “AO ESCANCÃO POR BEM SERVIR” のポルトガル語は、「優れたサービスをするソムリエに(捧げる)」といったような意味です。

台座の裏には、ダン地区の高貴ぶどう品種の名前が白、黒に分けて幾つか彫られています。

ソムリエ協会教本のダンのワインに関する記述の一部を披露しますと、「生産量の8割が赤ワインである。冬と夏の温度差が激しく、夏の高温で果実はよく熟し糖度の高い果汁が得られ、ドライで力強く色の濃い赤ワインを生産している。白はぶどうの風味を生かしフレッシュで軽やかなものが多い。」ということです。



今回も、前回に続いて宣伝ですいません。
ソムリエ協会呼称資格一次試験を受験される方は、最後の追い込みで頑張っていらっしゃることと思います。
8月28日に一次試験が終了しますが、その後直ぐに二次試験対策に取り掛かる必要があります。ワインエキスパートとワインアドバイザーを受ける方は、9月19日、ソムリエを受ける方は10月2日が二次試験の日ですので、一次試験結果発表後(例年2週間後)からの対策では、あわただしくなります。
私の今年の二次試験対策講座は、毎日文化センターの講座に纏めました。(サービス実技の講座は含まれていません)。詳細は、毎日文化センターワイン講座の頁から、又はリンクから、毎日文化センターの広告に飛んでご覧になってください。
このたび、二次試験対策講座用の教材が完成しましたので目次をお披露目します。写真でお分りいただけると思いますが、47頁になります。この他にも参考資料を配ります。
講義内容は、口頭試問を実感してもらうことと、特にテイスティングの解答を時間内に纏める練習を、ワインのブラインドテイスティングしながら行います。
原則10人単位で参加を受付けますので、お早めに申し込みください。

今回は私の講座の宣伝をさせていただきます。
このHPのワインセミナーのページで紹介しております通り9月8日(金)18時半から心斎橋にある「リストランテ オットーナOTTONA」の奥の一室を借り切って、食事とワインを楽しみながらのセミナーです。
ワインをもっと知りたいけれど教室でワインテイスティングだけで勉強するのはいやだ、食事もしながらワインを勉強していきたいとおっしゃる人達のためのものです。
食事前に1時間ほどお話をして、その後、コースメニューの食事とセミナーで語られたワインを楽しみます。食事中にも質問をいくらでも受けますので、日ごろのワインの疑問を解決してください。
今回は、第1回なので概論的なもの; ワインの温度と味わいの関係、飲み頃温度、レストランでのワインの注文、ワインの料理との相性、ワインの保存など、ちょっと知識を持っておくと同じワインでもより美味しく味わえるようなこと、自分好みのワインを見つけること、などを解説プリントを配ってお話します。
第2回からは、フランスワインから始まり、ドイツ、イタリア、ニューワールドなどの各国別にワインの解説と食事・ワインを楽しんでいきます。
お友達もお誘いして参加をご検討ください。これからワインを知っていこうと考えていらっしゃるお知り合いにご紹介ください。人数は20人までですので、満員になりましたらお断りさせていただきます。
ワインセミナーのページにどうぞ。



8月7日大阪国際会議場で、午後に日本ワイン試飲商談会、夕方に日本ワインの夕べが開かれました。私は都合で夕方だけ出席しました。30社のワイナリーの100種類以上のワインが試飲できるというので、日本のワインの現状を知るのに良い機会と思いました。会場のあちらこちらのテーブルにワインボトルがたくさん置かれていましたが、吐器がなく、ビュフェ形式の料理が並んでいるので、試飲会のように落ち着いて試飲できませんでした。そこで甲州種に絞って飲み比べを始めました。すべてそこそこフレッシュで綺麗な造り方をしていましたが、一つ興味をひいたワインがありました。アルガ・ブランカ・クラレーザ2005といって、甲州シュール・リーですが、しっとりとした果実香で、ピノ・グリを思わす厚さとバランスのいい辛口でした。生産者の勝沼醸造常務、有賀弘和さんに初対面でしたが話を聞いてみました。ステンレスタンクで醗酵、シュール・リー5ヶ月、樽は使っていないとのこと。これでこのヴォリューム感はどうやって出しているのか。いろいろな手法があるようです。日本料理には抜群に相性が良いと思いました。1,680円とは手ごろな価格です。是非一度ワイナリー見学に行きたいと思いました。
このような会では、日本ワインの生産者の人達と直接話し合えるので、栽培・醸造の苦労話を聞くことができ、大変勉強になります。午後の試飲商談会でしたらもっと突っ込んだ話ができたのに、今回は少し消化不良でした。
ワイン愛好家の人達に日本ワインを知ってもらう努力を地道にしている主催者の「日本ワインを愛する会」をご紹介します。http://www.jp-wine.com



日本ソムリエ協会の今年の教本で、「ワイン概論」の章が「酒類飲料概論」と変わり、日本酒、焼酎、ウイスキー、ビール、ミネラルウォーターが加わりましたね。この程度の知識は持っておくほうが良いと思います。
いろいろなワイン講座のwebsiteを閲覧しておりましたら、「水割りを外国でやると恥をかく!― 水割りはウン10年前にサ○トリーという会社が編み出した飲み方で、ウイスキーを水で割るのはウイスキーへの冒涜である。云々」というのがありびっくりしました。
私は1960年代5年間ロンドンで暮らしましたが、当時は日本人が少なく、主にイギリス人との会食で(公私とも)食前酒に、彼らと同じように、Scotch and water (又は、Scotch with water)とかGin and tonicなどを飲んでいました。その前の(1958年~)ドイツ住まい(デュッセルドルフ)の時もスコッチの水割りをバーで飲んでいました。ただ、イギリスでは、個人の家に招待された時などは、とっておきのシングルモルトをだされて、「これはとても上等だから水で割らないで、氷割りで飲んでくれ」と言われたことはあります。
お酒の好きな50歳過ぎのイギリス人に聞いてみたところ、「まず、Scotch and Waterでも、Scotch with Waterでもどっちの言い方でもいい。 イギリスでは、1960年代にはScotchの氷割り(ロック)か水割り、又はウイスキーのジンジャーエール割り、そしてジントニックの3種類が食前酒として人気があった。当時の女性の間でもウイスキーのレモネード割りのカクテルみたいな飲み方も非常に流行っていた。しかし、これらはすべて徐々に人気がなくなってしまった。
日本の水割りは、水の量が多すぎる。イギリスでウイスキーと水を混ぜて飲む人はhalf mixといって50:50の割合で飲むのが普通であった。しかし、本場のスコットランドでは、Scotchに水を混ぜるのは論外で、そんなことをしたら白い目で見られる。スコットランドの典型的な飲み方は、氷入りのScotchのグラスと別にビールを一緒(ロックとビール)に飲むそうだ。(これは今まで私は聞いたことがありませんでした)
ウイスキーのグラスと別に水のグラスで飲むのはWhisky with water backといって、主にニューヨークからきた飲み方である。」
現在10年以上ロンドンに住んでいる日本人に現在の様子をきいてみたところ「食前酒としては、カンパリソーダ、ジントニック、ブラディメリーなどが主で、ウイスキーを飲んでいる人は殆ど見かけない」そうです。お酒の嗜好は、日本もそうだけど、イギリスでも変わってきているのですね。ニューヨークで1979年発刊のカクテルブックにも、Scotch Water or Sodaというのが載っていました。ドイツ在住の人に聞くと、現在ドイツ人はあまりウイスキーを飲んでいないそうです。
これだけでも、まだウイスキーの飲み方の一面だけのことかもしれませんが、一般論としては通用する話ではないかと思います。
私の講師の雑記も、気をつけないと一面を見ただけの大変おかしな話を書くということになりかねないと気を引き締めています。




ワインボトルのラベルの絵に気になるものが幾つもあります。生産者のそれぞれの思いを込めてデザインされたものに違いありません。

その中で一つ、ラ・スピネッタ(La Spinetta)社バルバレスコの大きな犀の絵のラベル、何故犀なのか興味を持ちました。 
ラ・スピネッタ社のwebsiteを見ると、この手の質問が多いらしく、詳しい説明がありました。 ということは、既にご存知の方が多いと思いますが、一応要約します。

「ラ・スピネッタ社とこの犀とは直接の関係は無い。 この犀の絵は、ドイツのアルブレヒト・デューラ(Albrecht Dürer)の有名な版画で、スピネッタ社の3兄弟の一人ジョルジョ・リヴェッティ(Giorgio Rivetti)がいつもこの絵を賞賛していたという単純なことである。 1515年に、生きている犀がポルトガルインド総督からポルトガル王に贈られた。 この犀が象と争って勝ったといういわくつきである。 この種の動物は、ヨーロッパで初めて見られるものであった。 この犀の記述がスケッチと共に、ドイツにも直ぐ届き、デューラーが、実際に犀を見ないで版画にしたものである。
その後、300年にもわたり、生きている犀を実際に見ることができるようになっても、このデューラーの作品を画家達は模写していた。 
同じスピネッタ社のバローロ・カンペ(Barolo Campé)のラベルのライオンの絵もデューラーの鉛筆画で、バローロはイタリア赤ワインの王様として知られているので、動物の王ライオンがラベルとしてふさわしいと思った。」

さて、これをきっかけに、いろいろ調べてみました。 
(1) 犀ってインドにいるのかな?。 いました、いました。 世界にはインド犀以外にも、ジャワ犀、アフリカのクロ犀、シロ犀、スマトラ犀など絶滅の危機に瀕していますが4属5種いるそうです。

(2) ポルトガルのインド: ポルトガル王マノエル1世大王(1495~1521)がポルトガルの黄金時代で、初代インド総督アルメイダ(在任1505~1509)、2代目総督アルブケルケ(在任1509~1515)でした。この頃のポルトガルのインド洋制海やアジア交易の話もほんのかじっただけでしたが面白いものでした。 ワイン教本に出てくるエンリケ航海王(1394~1460ジョアン1世国王の王子)時代のマデイラ島発見が1419年、ポルトガル人の種子島漂着が1543年、フランシスコ・ザビエル種子島入港、薩摩藩島津貴久にチンタ(Tinta、珍陀酒)献上が1549年といえば、その時代がもう少し理解できそうです。

(3) アルブレヒト・デューラー:(1471~1528) ニュールンベルク出身の、ドイツ・ルネッサンス期に活躍したドイツ美術史上最大の画家。 動物だけでなく宗教画など繊細なタッチで描かれていて、絵画オンチの私にもその偉大さが感じられました。

(4) この犀の話は、デューラーの紹介記事によく出ています。 デューラーの絵では、奇妙なことに実物の犀には無い身体の班点や背中の一本の角が描かれています。 (この雑記のラベル写真の上でクリックして写真を大きくすると判別できます) デューラーが実物の犀を見ないでポルトガルからのスケッチをもとに描いたためで、この犀がインドから10ヶ月もの船底での長旅の間にできた皮膚病の跡が班点になっていたとか、角状の腫れ物が背中にあったとか説明されています。 以後このデューラーの絵が他の画家に模写され続けたために、この間違いが伝播してしまったとのこと。 この犀の末期は悲しい話です。 犀の名前は‘ガンダ’。マヌエル大王がローマ法王に献上しようとローマに船で送る途中、船が難破してジェノヴァ沖で水死してしまったそうです。

ということで、一つのワインのラベルから、歴史、美術まで話が広がっていきました。 ワイン文化は本当に面白いですね。

関西に在住の方へ、身近な関西支部のホームページは大変面白い企画が一杯の充実したページです。是非http://www.sommelier.jp/kansai/ をご覧下さい。近々リンクを貼ります。ソムリエ呼称資格取得の二次試験のワインサービスに臨む方は、デカンタージュの動画が参考になりますよ。 実は、今回のロワールワインコンクールの記事も出ているのでお読みになっていただきたいのです。