そういえば先日、シャープの全自動洗濯乾燥機が壊れたので、修理してもらいました。

依頼したのが金曜日の昼間で、最短が土曜日。

最初は出張費2500円と部品代がかかるということだったのに。

修理内容が無料対応範囲ということで、お金かかりませんでした。

実はこの洗濯乾燥機、何度も修理してもらってるんですけど、いつもこのパターン。

一度基盤を入れ替えたときだけ部品代は払ったような気もするけど、とりあえず作業自体に課金されたことはないです。

こういうところがすごいと思うのね。



中韓台のメーカーの製品って買ったことないんだけど、アフターケアってどうなってるのかな?

これからはメーカーじゃなく、販売店がケアしていく時代なんだろうか?

それはそれでいいんだけど・・・




でもやっぱり、家電っていつか壊れるものだし、不具合も想定されているわけだし、自社系列で修理の人たちを雇っていてすぐ派遣してくれるメーカーの方が信用できるかなあ・・・って思います。

海外でのケアをどうしてるかはわからないけど、もし許されるなら、海外ではなるべく壊れにくいシンプルなものを売りさばいて、その利益で国内の贅沢な消費者の細かい需要にこたえるモデルを生んで、修理のネットワークも維持してくれたらなって思っちゃう。

ま、それが無理だから民族家電業界は青息吐息を通り越して死に体なんだろうけど。

就職して、年配の人から技術を学んで、またそれを次の世代の技術者に伝えていく。
そういう職人の世界を大切にしてほしいなって思うなあ・・・

家電の値段にはそういうのが乗ってきてる訳で、量販店で一万二万の差で選ばせるんじゃなくて、その企業の社会とのかかわりとか、消費者との関係をどう考えているか、ってところまで考えて選ぶべきじゃないのかなあって思います・・・

家電に限らないけど、なんでも、もっと、プロを大切にするべきじゃないのって。

私の小さい頃って、収納は買うものじゃなくて、職人さんをおうちに呼んで、作りつけてもらうものだったような気がするのね。

それがいまや、サイズの合う家具を買ってくるだけのものに。

うーん。

それで要らなくなればポイでしょう。

エコじゃないなあ・・・

だいたい、そんなに収納が必要なほど何を持つのかって話。

モノが多すぎるんだよね。外にも中にも。

シンプルに生きたいなあ・・・



私ってホント目線が腐ってると思うんだけど、メーカーのグループ会社の修理マンで一生を終えるのも、堅実ですごくいいような気がするんだけど、夫にしたらつまらんだろうな、給料も安いだろうなって思っちゃったんだよね。死んだ方がいいね。

でも、ふるきよき日本人の面影がある数少ない職業かなと思います。

確かに消費社会を支えてもいるんだけど、そこに染まりきっていないというか。

彼らの生活を支えてるわけだから、日本の家電業界にはがんばって頂きたいなと思うわけです。

親会社が完全に白物から撤退しちゃったら、彼らの未来ってどうなっちゃうんだろう?

他人事ながら心配です。

これまで至れりつくせりだった国内消費者へのアフターケアーが今後削られていってしまわないことを切に祈ります。