諸々の昼休み

諸々の昼休み

日々の諸々

Amebaでブログを始めよう!

眼の玉ばかりで
物を見ることはできない。
耳ばかりで音は聞こえない。
その背後(うしろ)には必ずや、
全身の細胞の
判断感覚がなければならぬ。

(夢野久作著、
「ドグラ・マグラ」より)


忘れないようにメモ。

――――――――――――――――

余談。
(以降、小説のネタバレ有り)


夢野久作の著作は
思いのほか音楽的だ。

文体にビート感があるし、
音楽自体への造詣も深い。

「ドグラ・マグラ」も相当に
音楽的な小説だが、
短編「あやかしの鼓」での
「能楽」に関する知識の深さが
また素晴らしかったりする。

鼓の呪いを浄化する下りで、
曲に「翁」を選ぶあたりが
実に秀逸なのだ。

「翁」は能楽に於いても
特殊な演目で、
演者は「神格」を纏う。

そして、
老境をむかえた者だけが
呪縛を解くことが出来るという終幕。

そんな滋味が、
「あやかしの鼓」には
あるのです。

実に素敵な小品。

私は一番好きですね。
昨夜、「カメラ=万年筆」の
ライヴを観に行きました。

対バンは
「森は生きている」と
「ザ・なつやすみバンド」。

「カメ万」と「森」は馴染みが
あったけど、
「ザ・なつやすみバンド」は
初見でした。

その音の印象は、
「つじあやの meets クラムボン」
といった感じ。

…例えが雑ですね、スミマセン。

でも、すごく楽しいバンドでしたよ。

テクニシャン揃いで
演奏に捻りがあるし、
曲は極上のシティ・ポップスだし、
歌もコーラスも可愛らしいし。

すごく気に入ったので、
ライヴ終わりにCDを買って
帰りました。

2ndアルバム「パラード」。

この日に発売となった
「カメ万」のEPとともに、
既に愛聴盤となっております。

昨日のライヴを反芻しながら
リピート中です。

ザ・なつやすみバンド02

上記画像の中央に見えるのは、
昨日物販でCDを買った時に
いただいた謎プリクラ。

全くもって謎です!w



…この日のイヴェントの
詳細については、
後ほど語ろうと思います。
早川宍戸ヤマジ01

2015年9月4日、
渋谷「Last Waltz」にて
「僕ときみ、そして音楽」と
冠されたイヴェントが
開催されました。

出演者は、
早川義夫、宍戸幸司、
ヤマジカズヒデの三氏。

今回は早川・宍戸両氏が
それぞれに弾き語りを披露し、
そこにヤマジ氏がギターで
ゲスト参加するというスタイル。
又、三者によるセッションも
披露されました。

――――――――――――――――

まず最初は、宍戸幸司氏のソロから。

ステージ上手側の袖より
現れる宍戸氏。
そして中央に据えられた椅子に
腰を掛け、演奏は始まる。

たゆたうスロウなギター、
そして歌が聴こえてくる。

宍戸氏が繰り出す音は、
この日も不変でした。

「割礼」のようなバンドでも、
今回のようなソロの
弾き語りであっても、
氏のスタイルは変わらない。

サイケデリックでストレンジな
音の風景。
そして、ゆるやかに脈打つビート。

それはいつでも同じ。

これは、強靭な意志を持ってしか
成り立ち得ないことでしょう。

しかし、宍戸氏の佇まいは
そんなことを一切感じさせません。

あくまでも自然に、
己がスタイルを淡々と披露する。

そこが宍戸氏の粋なところ。

――――――――――――――――

宍戸氏のステージ終盤より、
ヤマジカズヒデ氏がギターで参加。
「メタモル」
「ゆれつづける」
「ゲーペーウー」
以上3曲が二人で演奏されました。

ギターは共にファズを利かせ、
リードとサイドを交互に替えて行く。
2つの個性は際立つものの、
コンビネーションは抜群でした。

やはり長年の付き合いに
よるものでしょうかね。
ここは阿吽の呼吸でした。

そしてdipでもカヴァーしている
「ゲーペーウー」。
この曲は、特に盛り上がりを
みせましたよ。

私の体も揺れる、揺れる♪

――――――――――――――――

そんな宍戸氏のステージが終わり、
客席に明かりが灯る。

ここで一旦休憩。

次なる早川義夫氏の登場を
待つこととなりました。

――――――――――――――――

幕間が終わり、
再びステージに照明が灯る。
そして早川氏が登壇する。

舞台の下手側には
グランドピアノがあり、
氏はそちらに向かった。

ここより、早川義夫氏の
弾き語りが始まりました。

――――――――――――――――

早川氏は序盤、
愛の歌だけを唄いました。

老いらくの恋を描いた「パパ」。
亡き父への思いを綴った
「父さんへの手紙」等を。

情愛、性愛、家族愛。

愛にはそれぞれ違う貌がありますが、
その様々な側面を、
歌とピアノは描いて行きました。

それは、時に雄雄しく、
時に慈愛に満ちて。

早川氏の歌には、思った以上に
「男性性」が溢れていました。

老境を迎えても尚、こんなに
力強い歌が唄える。

そのことに驚きを感じ、
又、感銘を受けました。

――――――――――――――――

今回、早川氏単独では
ソロの楽曲を披露。
そして、ジャックス時代の曲は、
終盤のセッションで披露されました。

そんな終盤の前に、ちょっとした
出来事がありました。

――――――――――――――――

早川氏が一人のステージを終え、
宍戸幸司、ヤマジカズヒデ両氏を
呼び込む。

ヤマジ氏はすぐさまステージ袖から
現れたが、宍戸氏はなかなか
出て来ない。

そんな様子に早川氏、
「宍戸さんは音楽もゆっくりだけど、
 他もそうなのかな?」
みたいな事をにこやかに仰る。

客席からも笑いが漏れ、
ステージ上の二人も笑顔。

そして宍戸氏がようやく登場。

すると早川氏が宍戸氏に質問を
投げかける。
「音楽以外もゆっくりなの?」
すると宍戸氏は
「普段そうではない分、
 音楽はゆっくりやろうかなと…」
といった返答をし、
再び会場は笑いに包まれました。

そんな和やかな雰囲気もあったのです、
この日には。

――――――――――――――――

終盤はセッションとなりました。

まずはジャックスの曲、
「からっぽの世界」を
早川氏と宍戸氏で演奏。

今回のメンツを考えた時、
やっぱりこの曲は演るだろうなとは
思っていましたが、
私が想定していたのは
ギターがヤマジカズヒデ。
しかし、これは宍戸氏に
取られてしまいましたね。

…かつてこの曲は、一部の歌詞が
差別的として「放送禁止」の
憂き目にあっていました。
更に早川義夫氏が音楽活動を
休止していたこともあり、
長らく聴く機会に恵まれず。

そんな経緯がありましたが、
今はこうやって聴くことが
出来る。
やっぱりこれは幸せなことだと
思いますね。

早川氏と宍戸氏が奏でる
水面下の囁き。

この夜も、
「からっぽの世界」は
物憂げに響き渡りました。

――――――――――――――――

その後は早川・ヤマジ両氏の
セッション。
「君でなくちゃだめさ」
「花が咲いて」
の2曲が披露される。

「君でなくちゃだめさ」での
ヤマジ氏のギターは、
只々格好良かったです。
それはブルーズ・ロック!
ファンキーなリフが
繰り出されました。

続いての「花が咲いて」。
こちらは一転してのバラード。
ヤマジ氏はファズ・ギターを奏でる。
それは早川氏の歌に、
そっと寄り添いました。

荒野を吹き抜ける風。

そんな印象を抱かせるギターの音。

昔、ヤマジ氏が作った楽曲で
「to here never come」という
ナンバーがありますが、
そこで聴けるギターの音色に
近しい感じだったかな。

早川氏の歌とピアノ、
そしてヤマジ氏のギター。
ここでは寂寞感を湛えつつも、
力強さを感じさせました。

2曲はそれぞれに違った「貌」を
覗かせましたが、どちらに於いても
早川・ヤマジ両氏の
コンビネーションは最高でしたね。
素晴らしかった。

そして、この後は三人全員で
「埋葬」が奏でられた。

全ての音は夜の闇に溶けて行く。

――――――――――――――――

ライヴ本編はこれにて終了。
演者もステージから
立ち去りました。

しかし、
客席からは拍手が鳴り止まない。

もうここで
終わる予定だったのですが、
そんな拍手に応える形で
予定にはなかったアンコールが
始まったのです。

やったぜ~♪

――――――――――――――――

そんな嬉しいアンコールの始まりは、
ヤマジ・宍戸コンビから。

ステージに現れた二人。
急遽打ち合わせを行い、
宍戸氏がたった一言だけ発する。

「セントルイス・ブルーズ」と。

二つのギターは絡み合い、
そんなオールディーズを
奏でました。

さて、その後は早川氏も登場。

早川氏は登壇の際に、
先にステージに居た両氏に
一枚の紙を手渡す。
そこには次なる曲の
コード進行が書かれていました。

という訳で、この後は
ほぼ即興に近いような形。
三者は自由な発想で
音を描いて行きました。

奏でられた楽曲は、
「堕天使ロック」

曲は定型を崩し、さながら
フリー・ジャズのような面持ち。

特に、宍戸・ヤマジ両氏は
伸び伸びとギターによる轟音を
繰り出していました。

そんな二人を
早川氏はにこやかに見守る。
雄雄しき歌とピアノを奏でながら。

荒ぶる音とは裏腹に、
それは微笑ましい光景でした。

――――――――――――――――

さて、以上をもって
この日のライヴは終了。

とても濃密な夜でした。

今回、早川義夫氏と
ヤマジカズヒデ氏は
初共演だったのですが、
とてもそうとは思えない
相性の良さと、
リラックスしたムードが
ありました。

これは早川氏の人徳ゆえと
思われますが、
他にも宍戸幸司氏の存在が
大きく作用していたのでは
ないかな?

例えば、
早川・ヤマジ共演時の選曲は、
宍戸氏がされたそうです。
そして、それは見事に
嵌っていました。

宍戸氏、慧眼です。

その鋭い洞察でもって、
早川氏の楽曲と
ヤマジ氏のギターを
深く理解されているからでしょうね。

この日、この場を
コントロールしていたのは、
宍戸幸司氏だったのかもしれない。

そんな絶妙なバランス感覚が
見て取れるイヴェントでした。

今回の組み合わせ、一度きりで
終わるのは勿体ない。

又の再会を期待しています。
是非ともこの三人で!



早川宍戸ヤマジ02
只今、2015年9月4日 3:30AM

今夜、渋谷「Last Waltz」にて
ヤマジカズヒデ氏出演の
ライヴがあります。

今回は3名による共演。
「ジャックス」の早川義夫氏、
「割礼」の宍戸幸司氏と
同じステージに立ちます。

何だかいつになく緊張しますね、
早川氏と共演という事態に。

私が早川義夫氏の存在を
知った/識ったのは、
1990年代初頭だったでしょうか。
'94年前後に、NHKの番組で
電撃的に歌手活動を再開された
辺りのこと。
たまたま私はそれを観ていました。

その番組のスタジオには
ムーンライダーズの鈴木慶一氏も
馳せ参じており、袖でその様子を
一人見守っていました。
大変に緊張した面持ちで。
その様子をみて、
「これはただ事じゃないな」と
思った次第。

(記憶が曖昧なのですが、
この早川氏復帰の番組を、
鈴木慶一氏が事前アナウンス
していたかもしれないです。
だから私は観る事が出来たのかも)

私は丁度同じ頃、
漫画雑誌「ガロ」に嵌っており、
1970年頃のバックナンバーを
蒐集していました。
そんなこともあって、
漫画家・林静一氏経由で
「早川義夫」の名を目にしていた
かもしれない。
林静一氏は早川氏の著作、
「ラブ・ゼネレーション」の
表紙絵を描かれていたのでね。

早川義夫と林静一。
共に「あの時代」を代表する
人物なのです。

そんな「時代」と交錯する
ヤマジカズヒデ氏。
彼は一体どんなギターを
聴かせてくれるのでしょうか。

そして、早川氏の「歌」も
聴けるなんてね。

今夜が楽しみで仕方ありません。

(もちろん「割礼」宍戸氏にも
期待大です!)
どん兵衛

どん兵衛のかきあげ、
お湯入れと同時に器に開けてしまった。

先のせフニャフニャ~。

たったこれだけのことで、
味が激変しますね…。

「もう次はやらない!」と
誓う私でありました。
東京都下、
JR西国分寺駅にて電車を降りる。

この日の空模様は曇天。
散歩にはうってつけだった。

この日、
ふいに与えられた休暇。
やることもなく
涼しげな陽気だったので、
散策に出た。

目指すは
国分寺市の「お鷹の道」。

――――――――――――――――

江戸時代、ここいら近辺は
尾張徳川家の「御鷹場」だった。
(=鷹狩りの狩猟場)

小高い丘、その崖の麓。
湧水の流れる小川沿いの道は、
そんな由縁からか
「お鷹の道」と呼ばれるように
なった。

そんな小径の入り口は、
寺院のそばにあるという。

その名は「国分寺」。

まずはそこを目指した。

――――――――――――――――

西国分寺駅を出て、
まっすぐに道を南下。
幹線道路沿いの歩道を歩く。

30分ほど歩いた所で
東の小路に折れ、住宅街と
家庭菜園の中を進む。

お鷹の道13
〈道沿いのトウモロコシ畑〉

長閑な風景の中をどんどん進む。

すると、
その先に開けた草原が
見えてきた。

そこには看板があり、
「武蔵国分寺跡」と書かれていた。

武蔵国分寺01
〈武蔵国分寺跡〉

武蔵国分寺02
〈史蹟の碑〉

こちらは歴史的な遺構。

「お鷹の道」の入り口となる
「国分寺」とは、また別のものだ。

「武蔵国分寺跡」は奈良時代、
聖武天皇の命により建立された
広大な寺院の跡地。

武蔵国分寺04
〈武蔵国分寺復元図 - 看板より〉

武蔵国分寺05
〈看板〉

道を挟んで、この向かいに
現在の「国分寺」がある。

そちらは江戸時代の建立で、
米津出羽守の菩提寺であった。

国分寺楼門
〈国分寺楼門〉

国分寺楼門看板
〈楼門の解説〉

国分寺楼門02
〈楼門の先には国分寺〉

上記の画像の右手に、
目指す「お鷹の道」の入り口がある。

小川のせせらぎも
微かに聴こえて来た。

お鷹の道01
〈お鷹の道 入り口〉

お鷹の道02
〈入ってすぐに案内板〉

お鷹の道04

案内板のすぐ横、
直角に曲がる道がある。
そして、小川がそばを流れている。

ここは、
住宅に隣接していることもあり、
生垣や塀に囲まれている。

その様は、
萩の「鍵曲 (かいまがり)にも
似ているか。

お鷹の道05
〈左に見えるは武蔵国分寺跡資料館〉

角を曲がり、先へと進む。

道沿いに流れる小川。
こちらの湧水の流れには、
ホタルも棲むという。

今の季節、夜になったら
光るホタルも見られるのだろうか。

お鷹の道06
〈住宅に隣接した通り〉

木々の生い茂る道は、一旦開ける。
住宅に隣接した地帯へ。

しばらく歩くと、
ある案内が目に付いた。

お鷹の道07
〈※進行方向とは逆向きから撮影〉

東西に奔る「お鷹の道」から北へ。
その分岐する先には
「真姿 (ますがた) の池」がある。

案内に従い、湧水群へ。

真姿の池01
〈湧水群へ続く道〉

清流の源がこの先にある。

歩を進めると、
左手に鳥居が現れる。

魔姿の池02
〈真姿の池〉

鳥居の奥には祠があり、
その周りを池が囲っている。

ここが「真姿の池」。

「お鷹の道」に沿う小川の、
水源のひとつだ。

真姿の池03
〈清き水を湛える真姿の池〉

水面には大きなアメンボがいた。
そして池の中を大きな鯉も
泳いでいた。

真姿の池04
〈真姿の池付近の湧水〉

「真姿の池」の赤い鳥居。
その前の道を挟んで、
向かい側にも湧水がある。

上記の画像をみて分かるように、
湧水は崖の下より流れ出ている。

真姿の池05
〈湧水は川の流れへと〉

ここで「真姿の池」を後にした。
再び「お鷹の道」へ。

住宅地との境界の道を
更に先へと進んで行く。


お鷹の道08
〈生活道路の様相を呈するお鷹の道〉

お鷹の道09
〈桃色の花が見えてきた〉

お鷹の道10
〈これは何という名の草木か〉

桃色の花の木の横を通り過ぎ
しばらくすると、
いきなり道は終点となった。

「お鷹の道」の本道は、
思ったよりも短かった。
その距離、
2~3km程度だろうか?

お鷹の道11
〈お鷹の道の終点、もしくは始点〉

道は終わりとなり、私は立ち止まる。
そして、ふと川の中を覗いてみた。

すると、水中から伸びた草の葉の上に
トンボが一匹とまっていた。

その翅の色は漆黒だった。

お鷹の道12
〈名をハグロトンボという〉

トンボはしばらく
葉の上にとまっていたが、
ゆっくりと羽ばたきながら
空へと飛んでいった。

それは、まるで蝶のような羽ばたき。

軽やかなその姿は、
秋の訪れを告げているようでもあった。

これにて散策は終了。

ゆるやかな流れの一時であった。
鈴木慶一45周年

鈴木慶一氏、
今年で音楽家としての活動が
45周年だとのこと。

それを記念して、
年末の12月20日に
芝メルパルクホールにて
ライヴが開催されるとか。

こちら、
席の種類が色々あります。

「プレミアムシート」は、
アナログ盤やグッズ付きで
12.000円。
お高いですね。

しかし、それとは逆に
「学生」と銘打たれたシートは、
なんと「45円」!

なんじゃ、こりゃw

随分と思い切ったものですねw

――――――――――――――――

ムーンライダーズ活動休止後も
精力的な鈴木慶一氏。

現在、2015年8月末日ですが、
近いうちにも
色々とリリース予定あり。

ケラとのユニット、
No Lie-Sense のライヴ盤、
Controversial Spark の1stの
アナログ盤&ミニアルバムが
近日発売。

そして、
年末の45周年記念ライヴに合わせ、
ソロアルバムもリリース予定。

全く休む間もなく走り続ける
鈴木慶一氏なのです。

――――――――――――――――

件のライヴでは、
ダスティン・ウォングや
トクマルシューゴを交えた
バンドも登場するとか。

「はちみつぱい」から
「現在」にかけて、
総括した内容になる模様。

勿論、TVゲーム「MOTHER」も
含めてね♪

非常に楽しみなライヴなので
あります。

――――――――――――――――

個人的には、
ダスティン・ウォングとの
共演に注目。

実は慶一氏とウォング氏、
ライヴのスタイルが
結構似ているのです。

「生演奏」という概念に
縛られていない所が。


〈参照〉
D・ウォング氏に関しては、以前
記事を書かせていただきました。
以下はそのリンク。

(→Link)「LOOPER」
最近、ふとしたきっかけで
「夢野久作」の著作を
立て続けに読んでいる。

氏の作品としては
「ドグラ・マグラ」が
つとに有名だが、
私の個人的な好みでいうと、
北九州の炭鉱が舞台の少年冒険譚
「犬神博士」や、
日本の大正期にロシアを舞台とし、
ロマノフ朝を絡めた
「死後の恋」などがお薦め。

特に「死後の恋」は、
「無惨絵」の如き
美しさに満ちた作品。
私はこれを読んだ直後、
綺麗で残酷な夢ばかり
みるようになりましたよw
単純ですね。
まあ、それくらいインパクトの
ある作品なのです。

夢野久作
「瓶詰の地獄」と「犬神博士」
(共に角川文庫)

※「死後の恋」は「瓶詰の地獄」に
 収録された短編です。
 「青空文庫」でも読めますよ。
――――――――――――――――

話は一転しますが、
昨晩みた夢の話を人にするのは、
なかなかに危険ですよね。

他人にとっては退屈この上ない。

夢は脈絡がなく、
非常にパーソナルなもので
ありますから。

逆にいうと、
昨日みた夢の話をした時に
食いついてくる人は、
自分に対してかなり興味を
持ってくれているということ
ですよね。

もしそれが好みの方なら、
アプローチしてみても良いかと
思われますw

…てな内容の話を、
コラムニストの小田嶋隆氏が
昔されていたな。

あと、ついでにいうけど、
「夢の中に貴方が出てきたの」
なんて発言は、
「貴方に恋してるの」と
同義ですからね~。

――――――――――――――――

今回の記事タイトルは、
丸尾末広氏の著作名、
「夢のQ-SAKU」を
EXTRUDERS風に表現。

そして今回、あまりにも
内容に脈絡がないのは、
深夜に寝惚けた頭で
書き込んだから。

そう、半分夢の中なのです。
山を越え、谷を越え、
ようやく「西ノ湖 (さいのこ)」に
到着した私。

ちなみに、吊橋を渡ってから
ここに来るまでの道すがら、
すれ違ったのは
一組のカップルのみでした。

つまり、この日この時、
西ノ湖に居た人間は私一人だけ。

美しき風景を独り占めという、
贅沢な時間を過ごさせて
いただきましたよ。

――――――――――――――――





「西ノ湖」とは、大雑把に言うと
「大きな水たまり」です。

山からこの湖に
流れ込む沢が1箇所ありますが、
そこはほぼ涸れた状態です。
そして、ここから流れ出る川もない。
つまりは魚も生息していない。

普段でこそ澄んだ美しい水を
湛えていますが、大雨や嵐に遭えば
湖水は濁ってしまう。
そんな「水たまり」なのです。

実は私、
昨秋ここを訪れましたが、
その時は丁度台風一過。
水は濁りきり、
まるで泥水の様でした。

しかし、
この日訪れた西ノ湖は、
本来の平穏な姿でした。

澄んだ水をなみなみと
湛えていたのです。

――――――――――――――――



湖水は水かさを増しており、
湖岸を覆いつくしていました。
前日までの雨が、
そうさせたのでしょう。

しかし、その雨は穏やかで、
湖底を混ぜ返すほどでは
なかったようです。

水は透き通り、
湖面はキラキラと輝いていました。

それは天然の美しさに満ちており、
私はその風景に
見とれるばかりでした。


〈岸辺をひたす湖水〉

岸は水に浸され、
林まで届こうとしている。

こうなってしまうと、
湖の周囲を散策することも
出来ません。

私は丸太の杭に腰を掛け、
ただ風景を眺めていました。

飽きもせずにずっと。

この日、鳥の啼き声は
殆ど聞こえませんでした。

ただ風の音と、それにより
木の葉がさんざめくのみ。

大自然の中であるのに、
極端に「生」の気配が
希薄な空間。

まるで夢の中にでもいるような
錯覚に陥りました。

完全に日常とは乖離した世界が、
この日、この場所には
ありました。

時の流れさえ、ゆるやかに。



しかし、そんな夢心地に
いつまでも浸る訳には行かない。

時計を見ると、丁度昼時。
軽く食事を済ませる。

そして、次の目的地へと
向かいました。

――――――――――――――――

次なるは最終目的地。

そこへは明るい林を抜けて行く。
なだらかな地を、ゆるやかに
段々と下りる。

すると、
かすかだが波音が聞こえてきた。

更に進むと、視界が開け、
波の打ち寄せる砂浜が現れた。

そこは中禅寺湖畔、
「千手ヶ浜」だった。

――――――――――――――――

〈中禅寺湖〉


〈千手ヶ浜〉

寄せては返す波。

大いなる湖は、まるで海のように
浜辺に波を打ち寄せる。




北に向かって浜辺を歩く。
その先には何があるのだろうか。






浜辺は、
中禅寺湖に流れ込む川により、
一旦途切れた。

川には橋が渡され、
浜辺の道行きを繋ぐ。

さらに北の方へと進んで行く。






千手ヶ浜の北の果て。
そこにあったのはフェリーの
船着場でした。

この時は7月の下旬だったのですが、
既に千手ヶ浜着の
フェリーの運航期間は
終了していました。


〈もう人の来ない船着場〉

――――――――――――――――

さて、
ここで今回の行程は終わり。

徒歩での行動は終了となりました。

こちら「千手ヶ浜」は、
公共バスの終着点であり、
折り返し地点。

バス停留所はここから200m程の
所にあります。

そこで「低公害バス」なるものを
待ちました。

バスは
時刻表から遅れることなく到着し、
私は「赤沼駐車場」へと
戻って行きました。

(ちなみにバス賃300円也)

――――――――――――――――

「奥日光散策」

この時は、
思ったよりも体が動かなかった。

でも、ここで体を慣らした
お陰で、FUJI ROCK は随分と
楽に過ごせました。

というより、ここをきっかけに
体調の回復が目覚しくなりました。

やはり自然は偉大ですね。

ストレスを解消してくれる、
一番のクスリなのです。

――――――――――――――――

やっぱり山は楽しい。
そして魅力的な所です。

もう少し体を鍛えてから
再び挑戦して行きたいですね。

そんなささやかな希望を持って、
日々を暮らし行く。

なんてね。


(終わり)



小田代ヶ原~西ノ湖~千手ヶ浜

この一帯には、
道が2種存在している。

ひとつは今回私が利用している
トレッキングコース。

そしてもうひとつは、
舗装され車が通ることの出来る林道。

しかしアスファルトの林道には
通行規制があります。

「低公害バス」と呼ばれる
公共交通機関、許可された車のみが
通行可。他は通れないのです。

ここは、規制によって守られた
美しき自然の地なのです。


〈通行規制のある林道〉

――――――――――――――――

小田代ヶ原を後にした私は、
しばらく舗装された道路を
歩きました。
そしてトレッキングコースと交わる
分岐点を探す。

20分ほど歩いたところで
そこは見つかり、
再び草深き道へと
コースを替えました。

――――――――――――――――


〈コース沿いに流れる沢〉


〈山は清流の音のみ響く〉

今までは平坦だった
トレッキング・コースも、
ここからは山歩き同然となる。
勾配と、高低差のある
山道へと変わって行きました。

山を越え、谷を越え。

道は余り人が通らないのか
整ってはおらず、
時折欠けていたりもした。

注意深く歩いていないと、
山肌を滑り落ちそうになる…

思った以上に
難度は高かったのです。

しかし、そうであればあるほど
景色は美しくなり、
日常からの離脱も出来るの
ですけどね。

それこそが山歩きの醍醐味なのだ。

ふと、そんなことを思い出したり。


〈山肌から湧き出る水〉


〈それは下って川となる〉

――――――――――――――――

高低差のある山道を
2時間ほど歩いただろうか。
そこを抜けると
再びフラットなコースへ。

光の射す林の中を歩く。

そして、平坦な林を暫く歩くと、
コースは「西ノ湖」を指す
分岐点に至った。

その指示に従い、私は歩いて行く。

すると、
川を渡す吊橋に出くわしたのだった。

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〈西ノ湖方面へ渡す吊橋〉


〈一歩進むごとに木の軋む音が〉


〈吊橋の下に川〉

赤い鉄柱と木道の吊橋。
それを渡り、西ノ湖へと向かう。

吊橋の下には大きな川が流れていた。

山間では小さな沢であっても、
それがいくつも合わされば
水かさは増し、
こんなにも大きな清流になる。

自然の豊かさを感じますね。

この水は中禅寺湖へと
流れ行きます。

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吊橋を渡り、20分程度歩くと
「西ノ湖」へ到着。

ようやく着いた目的地。
そこは、思いのほか
清澄な景色を見せてくれる
場所でした。

澄んだ水を湛えた、
美しい湖だったのです。


(続く)

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奥日光散策 小田代ヶ原~西ノ湖~千手ヶ浜 ③