この一帯には、
道が2種存在している。
ひとつは今回私が利用している
トレッキングコース。
そしてもうひとつは、
舗装され車が通ることの出来る林道。
しかしアスファルトの林道には
通行規制があります。
「低公害バス」と呼ばれる
公共交通機関、許可された車のみが
通行可。他は通れないのです。
ここは、規制によって守られた
美しき自然の地なのです。

〈通行規制のある林道〉
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小田代ヶ原を後にした私は、
しばらく舗装された道路を
歩きました。
そしてトレッキングコースと交わる
分岐点を探す。
20分ほど歩いたところで
そこは見つかり、
再び草深き道へと
コースを替えました。
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〈コース沿いに流れる沢〉

〈山は清流の音のみ響く〉
今までは平坦だった
トレッキング・コースも、
ここからは山歩き同然となる。
勾配と、高低差のある
山道へと変わって行きました。
山を越え、谷を越え。
道は余り人が通らないのか
整ってはおらず、
時折欠けていたりもした。
注意深く歩いていないと、
山肌を滑り落ちそうになる…
思った以上に
難度は高かったのです。
しかし、そうであればあるほど
景色は美しくなり、
日常からの離脱も出来るの
ですけどね。
それこそが山歩きの醍醐味なのだ。
ふと、そんなことを思い出したり。

〈山肌から湧き出る水〉

〈それは下って川となる〉
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高低差のある山道を
2時間ほど歩いただろうか。
そこを抜けると
再びフラットなコースへ。
光の射す林の中を歩く。
そして、平坦な林を暫く歩くと、
コースは「西ノ湖」を指す
分岐点に至った。
その指示に従い、私は歩いて行く。
すると、
川を渡す吊橋に出くわしたのだった。
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〈西ノ湖方面へ渡す吊橋〉

〈一歩進むごとに木の軋む音が〉

〈吊橋の下に川〉
赤い鉄柱と木道の吊橋。
それを渡り、西ノ湖へと向かう。
吊橋の下には大きな川が流れていた。
山間では小さな沢であっても、
それがいくつも合わされば
水かさは増し、
こんなにも大きな清流になる。
自然の豊かさを感じますね。
この水は中禅寺湖へと
流れ行きます。
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吊橋を渡り、20分程度歩くと
「西ノ湖」へ到着。
ようやく着いた目的地。
そこは、思いのほか
清澄な景色を見せてくれる
場所でした。
澄んだ水を湛えた、
美しい湖だったのです。
(続く)
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奥日光散策 小田代ヶ原~西ノ湖~千手ヶ浜 ③