先日、恒例のG研婦人科の会が開かれました。

今年は参加人数、例年に比べるとすごく少なかったですね。

時期がいつもの年とズレていたこととか
たまたまこの日はロビーで別のイベントもやっていて
そちらにいらっしゃっている方も多かったのかもしれません。

先生方の参加も心なしか少ないなぁって感じでしたね。
っていうかG研の先生自体、今とっても少ないそうなんです^^;

来年度はちゃんと定員いっぱいになる予定ですのでって
部長先生、お話されていました。

で、最初は毎年恒例の
女性の為の健康講座っていうタイトルで
先生方の講演があるんですけど、今年は

子宮頸がんの最近の動向
婦人科における家族性腫瘍っていうお話でした。

それで、頸がんについてのお話、
ほとんどが概論についてだったのですが
最新の情報として、分子標的薬のお話がありました。

ずっと臨床研究として行われていたのですが
その結果が出たそうで

再発してしまった子宮頸がんに対して
アバスチンを併用したグループは
全生存期間が約4か月長くなり
無増悪生存期間も2ヶ月伸びたっていう
結果が出たそうなんです。

アバスチン、子宮頸がんで検索してもらうと
詳しい記事が色々とヒットします。
興味のある方はご覧になって見て下さい。

アバスチンは全身の細胞を攻撃するのではなく
ピンポイントで攻撃する、いわゆる
分子標的薬と言われるものです。

子宮頸がんで分子標的薬の効果が認められたのは
初めての事。
確実に研究は進んでいます。

ただ、残念な事に、日本ではまだこの薬を
子宮頸がんの治療に使っていいという認可は
降りていないそうなんです。

最近やっと卵巣がんで認められたばかりなんだそう。

アメリカでつい最近、今年の8月に
子宮頸がん患者の1部に対して
アバスチンを使う事を認めたそうです。
アメリカで認可されたばかりなんです。

ここでもまたドラッグラグの問題が出てきているんですね。

早くこの薬が日本でも認可されて
つかえるようになりますように。