人生で初めて、自転車のチェーンが切れたので交換を実施した。
これまで乗ってきた自転車の品質が良かったのか、単に距離を走っていなかっただけなのか、チェーンが切れた自転車がホームセンターの安物だったためなのか。
今回は多分、一番最後が該当すると思われる。
もっとも、安物の上に貰い物で、それが実際に走れる様にするために500円もかけていないとあれば、文句を言うものでもないだろう。
前乗っていた自転車から泥除けとサドルを移植するくらいで、さほど手をかけずとも2年半は問題なく走ってくれたので。
ということで、チェーン切れは突然やってきた。
幸い、交通量が多いところではなかったので、切れた以外に特に被害はなし。
その時向かっていた買い物を諦めて、ケンケンで家までなんとか帰った位。
チェーン交換を頼んだら、4000〜5000円はかかりそうだなと思いつつ、ホームセンターでチェーン本体の値段を見てみると、それだけで約2600円。
これに工賃が加わればほぼ予想通りの金額になりそう。
しかも、交換を頼む場合には、この熱中症警戒アラートが出ている季節に店まで自転車を持ち込む必要がある。
それはちょっと気乗りしない。
チェーンが切れただけで自転車本体に問題が発生している訳でもなく、その交換自体はさほど難しくはなさそうなので検索。
その結果、自分の自転車(前3段、後6段変速)に該当するチェーンを、1150円で発見。
チェーンの長さは元のものに合わせれば良いので、後はチェーンを切ったり繋げたりする道具をどうするか。
釘とハンマーと適当な台があればなんとかなりそうではあるが、結構な時間と手間と集中力を必要としそう。
結局、チェーンカッターは人から借りて実行。
専用工具を使ったほうが、早いし確実。
それは無骨そのもので高そうなものではなかったけれど、性能は全く問題なし。
ということで、元のチェーンとコマ数を合わせて新しく入手したチェーンを切断。
その残骸。

ピンが2箇所ほど出ているのは、本番前に1回練習を行ったため。
購入したチェーンは、6〜8速共用で、方向性無しのクイックリンク接続方式。
ギアの前段が何段であろうと後段の段数でチェーンの種類が決まってくるそうで、入手したチェーンは8速用の表示だったけれど問題なく装着できた。
クイックリンク接続方式はかなり簡単。
チェーンを下側で仮接続した後、少し送って前ギアの少し後ろの所で止め、ブレーキをかけた状態で力を加減しながらペダルを踏み込むと簡単に接続出来る。
専用工具があれば更に簡単なのだが、次は数年後にしか使わないだろうということを考えると入手したとしても、、、、チェーンを手で引っ張っても嵌り難い。
もちろん、足で踏み込む前に確実に接続状態にズレが無いことを確認する必要がある。
ただ、チェーンカッターが準備できるのであれば、クイックリンク方式にこだわる必要は無いなと思った。
それなりにコツはいるけれど、チェーンカッターが必要なアンプルピン方式のチェーンであれば880円で入手することも出来たので。
安さのみに目を向けると、チェーンが切れた直後には、使用できなくなる段も出てくるけれどチェーンのコマ詰めで対応しようかとも思っていた。
それでも実際に新しいチェーンに交換をしてみると、動きが軽い!
この快適さはチェーンを交換しないと味わえない。
更には、チェーン切れの原因はチェーンの劣化。
その状態を継続させていると、他の所が再び切れる危険性もあるし、切れなくてもいずれギアの歯が削れてチェーン交換どころの出費ではなくなってしまう。
実際、以前乗っていた自転車はチェーン切れを起こさず10年以上乗ってはいたが、手放す直前にはギアの歯がかなり無残な状態になっていた。
ホームセンターのお粗末な品質の自転車ではあるが、その劣化を加速させないために定期的な注油とチェックを欠かさないようにしようと思う。
今回、最初のボロチェーンを交換したので、次回はもう少し持ってくれるだろう。