世界的な大ヒットとなった1965年のアメリカ映画「サウンド・オブ・ミュージック」

 

ジュリー・アンドリュース扮する「修道女見習いの主人公・マリア」の結婚式でのシーン。

 

いつもはドジキャラでお転婆なマリアが、見違えるような美しさを放っていて印象に残った結婚式のシーン。

 

 

映画の中で着ているワンピースやドレスは、どれもシルエットが美しく、素敵なものでしたが、ウェディングドレスは、現代にも通じるシックなデザイン。

 

バストの高さとウエストの細さと女性らしいくびれを美しく描いています。

 

パールのような輝きのシルク素材で、Aラインのシルエットですが、一般的なウエストラインからまっすぐに裾に向かうAラインではなくて、正面から見たラインは腰にわずかに丸みを持たせヒップラインにも曲線を入れているのが特徴のシルエット。

 

シンブルなデザインなだけに、女性の曲線美が映えるように強く意識したデザインだと思います。

 

そして何よりも美しいのは高いスタンドカラーの襟。

 

後ろの襟腰(高さ)は、高貴さを表すためかなり高めに設定しているのですが、前がVのラインで首の付け根あたりまで見せていることで、お顔のラインを引き締める効果があり、より一層エレガントな印象の襟ぐりになっています。

 

 

手首までしっかりある長袖がクラシカルで気品を漂わせます。

 

 

たっぷりとした布使いは、動いた時や座った時の表情が素敵。

 

 

マリアと子供達のシーンは、いつまでも忘れられないくらい幸せなものばかり。

 

マリア役のジュリー・アンドリュースは、見た目の美しさだけでなく、内側の人間性をも大好きになってしまう、そんな魅力のある女優さんですが、なんと84才の現在も現役でいらっしゃるとのこと。

 

芯のある女性は、年齢を重ねながらもいつまでも輝き続けるのだと確信しました。

 

 

ところで私たちのアトリエでも、サウンド・オブ・ミュージックのドレスに憧れてデザインしたものがあります。

 

 

日本製のシルクとコットンを重ねた素材で、クラシカルなハイネックに小さなフリルのついたデザイン。

 

 

マリアのように明るく魅力あふれる女性が、結婚式には思いっきり清楚なウェディングドレスを身につける...そんな意外性で周囲の方を驚かせるのも素敵ですね。

 

 

朝晩の気温が下がって過ごしやすくなりました。

気温の上がり下がりが激しい時期は体調も乱れやすいので、休息を十分にとって季節の変わり目を過ごしてくださいね。

 

今日もブログを読んでくださってありがとうございました。

ルーチェクラッシカ・光田みどり

 

 

 

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