スカートの後ろの部分を膨らませるために用いる腰当て、バッスル・スタイルのドレスが流行したのは、1800年代の半ばから後半にかけて。
それまでスカート全体を膨らませていたクリノリン・スタイルは野暮ったいとされて、ヒップの部分だけを膨らませるシルエットが流行した時代です。
お部屋の大きさくらい広がったスカート・クリノリンスタイル
それまでは一番素敵と賞賛されていたものが、一気に野暮になる流行は、ある意味残酷なくらい変化してしまうのが時代の変化ですね。
ヒップの部分だけを高くした洗練のバッスルスタイル
クリノリンもバッスルもスカートの形を保つために、木綿のわたやクジラのヒゲや骨などを使っていました。
現代でもプラスチック製の太めのワイヤーを「ボーン」と呼ぶのは、当時の名残ですね。
花嫁は、後ろ姿も注目されることが多いので、バッスルのデザインはアクセントとして現代の花嫁にも人気です。
ヒップラインをチャーミングに、そして少しでも高い位置に見せたいという願いは、今も昔も変わらない女性の願いですね。
正面の胸元にタックのプリーツをたたんだシンプルなシルクのドレスには、いくつもの異素材のシルクを重ねポイントにはピンクのバラのコサージュをアレンジしました。
クルミボタンもクラシカルな雰囲気になるので、乙女心を刺激するアイテムです。
全体的にクラシカルにまとめているアレンジですが、パールのクラウンを傾けてつけることで、若々しさと可愛らしさを表現することが可能に!!
ウェディング小物は、◎アイテム ◎素材 ◎つけ位置 で、同じドレスでもガラッと表情を変えられます。
「みんながこうしているから」「流行っているから」「よくわからないから」という理由で、お任せしてしまうと自分らしさが薄れてしまい後々後悔してしまうことがあります。
細かなところほどこだわって、自分を一番輝かせるアレンジを探してくださいね。
この暑さも今週末には一旦落ち着くようで少しホッとしています。
クーラーが苦手な私ですが、エアコンを上手に使うことはもちろん、水分補給と塩分もとって、熱中症対策を続けたいです。ブログを呼んでくださっている方もご注意くださいね。
今日も読んでくださってありがとうございました。
ルーチェクラッシカ・光田 みどり
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