『大和の心で読み解くルノルマンカード』(河出書房新社)
ご好評いただき、ありがとうございます
基本として、カードの向きの正逆を判断しないのがルノルマンカードです。
しかし、一部のカードで正逆を採用する書籍もあります。
本書で正逆を読み分けているのは、以下の4枚です。
意味を読み分けやすいことと、読みが深まること、面白い発見が多いことから採用しました。
本書P32からにも掲載していますね。
また、個人的には、すべてのカードの正逆を見て、ニュアンスを読み解いています。
たとえば、正位置なら確定的で、逆位置なら、まだ不確定要素があると解釈します。
意味が変わるというほどの読み分けではありません。
人の気持ちとして出たときは、とてもわかりやすいでしょう。
愛情を表す「ハート」が出たとしても、逆位置であれば、まだ気持ちは揺れているととれますね。
という感じにニュアンスを添えてリーディングしています。
とはいえ、タロットもそうですが、正逆を読み分けると混乱してしまったり、そもそも逆位置なんてナンセンスであると思うなら、すべてを正位置として解釈すればいいでしょう。
自分のスタイルを決めたら、それで読み切れば問題ありません。
その人が占うスタイルに依存する正逆の判断になるのです。
自由に読み解ける占いですが、1つだけ重要なことがあります。
はじめにルールを決めたら、それに則って占うことです。
たとえば、逆位置は採用しないと決めたはずなのに、芳しくないカードが出たときは、逆位置として受け止め、まだ不確定だから可能性があると、結果を都合よくねじ曲げて解釈してしまう・・・
それでは、嬉しいカードが出るまで、カードを引き続けることと変わらないものになるでしょう。
また、逆位置を採用すると決めていたのに、逆位置が読めなくて、正位置だけで解釈することもオススメできませんね。
正逆の採用不採用は、カードを引く前に決めておいてください
以上のことから、逆位置解釈をしている人の横から口をはさみ、そんなの必要ないですよと言ったり、正位置解釈だけと決めている人に、逆位置は読まないんですかと、水を差すのもやめましょう。
異論があるなら自分でカードを展開し、自らの言葉で占うのがスマートです。
カードの正逆については、こちらのタロットの記事もご参考に
<タロットの正逆>
【タロット】の正逆をとるかどうかはスタイルの問題
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