『大和の心で読み解くルノルマンカード』(河出書房新社)
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36枚で構成されたプチルノルマンカードを、文明開化時代のイメージで表現した和のルノルマンカードの枚数は全部で38枚
2枚多くなっているのは、紳士と淑女のカードが2枚ずつ入っているからです。
紳士は本書P62~、淑女は本書P64~に掲載
象徴カードと呼ばれる「紳士」と「淑女」は、自分や相手を表すカードで、プチルノルマンカードでは、ほかのカードとは異なる扱いをします。
2枚のカードの距離が近いか遠いか、2枚のカードの間にどんなカードがあるかなどから、相性や距離感を読み解くからです。
和のルノルマンカードでは、男女を意味するカードが2枚ずつあるので、男女のペアにもなりますし
同性同士のペアにもなり、あらゆる恋愛タイプに対応し、どんな組み合わせの人間模様にも応用しやすい仕様になっています。
また、本書では、紳士と淑女の象徴カードの正逆を採用し、お互いの顔の向きを使って、一方通行の思いなのか、同じ思いで向き合えているのかを判断しています。
タロットでも、人物の顔の向きから、相手との気持ちのすれ違いなどが見て取れることがあるように、正逆を交えた顔の向きを使うと便利に占えます。
正逆を読まないといわれるルノルマンカードですが、実際に占ってリーディングしてみると、面白い人間模様が浮き彫りになりました。
たとえば、向き合えるカードの組み合わせの男女のペアで占ったとします。
全部を正位置だけで見ると・・・
このようにそっぽを向くか、向き合えるかの答えだけが出ます。
逆に、同じ方向しか向けない上のようなペアで占うと・・・
何度試してもこんな風に向き合ってしまう一方で
向き合えるペアで占ったのに
こんな風に一方通行の思いがにじみ出たりすることがわかりました。
(なんか、写真がぼけていますが・・・)
つまり、遠く離れていたりしても、どこかで思い合う心や通じるものがある2人は見つめ合おうとするし、反対に、こんなに近くにいて、向き合える状態にあるにも関わらず、背中を向け合ったり、お互いの目を逸らそうとすることが読み取れるのです。
ということで、人物カードの紳士と淑女の正逆を採用しています。
また、4枚の人物カード全部を使って、グループや家族の人間模様を読み解くのも面白いです。
ぜひ、お試しくださいね
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