放浪編~『レバノン』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

いつも御訪問有難うございます。現在、韓国を3週間の予定で貧乏旅行の真っ最中です。しばらくの間『いいね』、『コメントバック』ができないこともありますのでお許しください。記事は、日本にいる間に書き溜めしてありますので、通常通りアップされます。よろしくお願い致します。

韓国のリポートは、帰国後に追々アップします。

 

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は放浪編、ビーフカツからもその他食べ物からも離れ、1970年代に海外を旅していた頃のことをテーマにします。今日は、レバノンの話です。

 

レバノンへは、3月22日(木)にお話をしたシリアから陸路で首都ベイルートへ入りました。

レバノン内戦以前のことで、地中海に面したベイルートは『地中海の真珠』と呼ばれる美しい町でした。

 

 

地中海沿いに走る道路は、南仏を彷彿させる光景でした。

 

 

レバノンを訪れた最大の目的は、『バールベック遺跡』を見ること。

ベイルートの北東約85㎞、ベカー高原の中央にある古代遺跡です

ちなみに『バールベック』とは『ベカー高原の主神』を意味しています。

 

 

本来はフェニキア系の神々の聖地だったと考えられていますが、ローマ帝国の手により最初の神殿が築かれた1世紀頃からギリシャ・ローマ系の神々とも習合し、世界でも有数のローマ神殿跡となっています。

 

 

祭神はバッカス、ジュピター、ビーナスで、遺跡はこの三神をそれぞれ祀る三つの神殿で構成されていました。

最も原型を残しているのがバッカス神殿です。

 

 

ジュピター神殿の大部分は損壊していますが、神殿跡に残る『六本大列柱』は、バールベック遺跡の象徴になっています。

 

 

ビーナス神殿は、原型を留めていません。

 

私が訪れた当時のバールベックの町には宿泊施設がなかったため、朝早くにベイルートを路線バスで出発し、夕刻に再びベイルートに戻るデイトリップでした。

 

 

レバノンからは再びシリアのダマスカスに戻り、イラクのバグダッドに向かいましたが、思わぬハプニングが。

 

バグダッドは、ダマスカスの東600㎞に位置し、両都市間には砂漠を横断する舗装道路が通っていました。

 

ダマスカスから乗ったバグダッド行きのバスは、砂漠を快走し、約1時間後に国境に到着・・・国境までは200㎞程ある筈なのにやけに早く着いたなと思いました。

 

シリア側のイミグレを問題なく通過し、隣接するイラク側のイミグレで東京で取得したビザを提示。

ここでひと悶着・・・以降会話形式で再現します。

 

役人:このビザでは入国できない。

私:何故?東京のイラク大使館で発給された正規のビザだぞ。

役人:それは分かっている。

私:では、なんで入国できない?

役人:ここはイラクではなくヨルダンだからだ。

私、無言のまま固まる。

 

バグダッドから東に進み直接イラクに入ると思っていたバスは、いったん南下し、ヨルダン領を通過した後に進路を北東に変えバグダッドに向かうものだったのです。

 

緊急ビザを発給してもらいヨルダン領に入国できたのですが、30米ドル(9000円)も取られてしまいました。

宿泊代と食費で1日1米ドルで旅していた身には30日分の出費・・・痛手でした。

 

ひねくれ者は、時を遡行して放浪編を書いています。次回はシリアに入るまでのトルコについてお話します。多分5月に。

 

放浪編~『インド・ネパール』

放浪編~『アフガニスタン』

放浪編~『イラン』

放浪編~『シリア』

 

付録

 

今日は、韓国の東海岸にあるポハン(浦項)にいます

昨日キョンジュ(慶州)で

ちょっと変わった料理を頂きました

 

海鮮チャジャン

肉ではなく

芝海老や烏賊がごろごろ入ったチャジャンミョンです

 

初めてなのでかなり期待していましたが

なんと!

奴が鎮座しています

 

 

もちろん

お掃除しました

きれいさっぱりと

 

 

奴は

不埒にも,図々しくも

こんなにいました

 

 

味は甘目で

磯の香りのする逸品でした

7000ウォン(約700円)

 

次回は、明日4月13日(金)に番外編、上海市の広東料理店『博多新記』をテーマにします。