奇跡の9連休? たしかに今回の年末年始は平日勤務の会社員の方にとって、滅多にないご褒美のような長期有給休暇ですよね。いいなー、実に羨ましいおねがい

 

フリーランスで土日祝が稼働日かつ有給休暇のない私は、曜日に関係なく、たいてい12/30~1/3をお休みしています。年内は片付けや買い物でバタバタし、3が日はダラダラ過ごすことが多いです。

 

毎年、カウンセリングでは、10月ごろから帰省をどうするかが話題になります。

 

実家の居心地がいまいちな人にとって、ゴールデンウイーク、お盆、年末年始は気が重いものです。

 

不思議なことに、気が重くなるような子どもの親にかぎって、そんなことまったく疑いもせず、当然のように「帰ってくるでしょ」「帰ってくるのが当然」くらいに思っていたりします。

 

以前の私も例にもれず、そんな母の圧に負けて年末年始は実家で過ごしていました。でも、大晦日に行くのは日程的にきついので、行けるときは年が明けてから半日だけ行くようになりました。私にとってはそれくらいでちょうどいいかんじです。

 

私がカウンセリングでお勧めしているのは、気が進まないなら、できるだけ短期間、短時間の滞在をあらかじめ伝えてから訪ね、滞在中はできるだけ和やかに過ごし、さわやかに帰ってくることです。

 

言ってみれば、仕事の接待のようなイメージ。決められた時間をいい雰囲気で過ごすよう気をつかい、自宅に帰ってから「よくやった私。おつかれさま!」と大いに自分をねぎらいます。

 

大事なのは、自分をいやな気分にさせないこと。それが自分を守るということ、自分を大切にするということ、自信を育てるもとになります。

 

親にかぎらず気が進まない相手と長居は無用。長くいるとだんだん雰囲気が微妙になってくる、思い当たることがあるなら、ぜひ短時間滞在を検討してみてください。

 

理由は基本「忙しい」だけでOK。これもぜひ覚えておいていただきたいのですが、仕事でもプライベートでも、干渉されたくない相手やあまり親しくない相手に詳しい個人情報を伝える必要はありません。というか、伝えてはいけません。

 

つまり、忙しい事情を詳しく説明しなくていいということです。「仕事」とか「ちょっと」とか「いろいろあって」くらいで充分。これは仕事を休むときも同じです。

 

てことで、どうぞあなたの精神衛生を最優先に、心地よい年末年始をお過ごしくださいね。親にとっては子どもの幸せがいちばんなんですから、勇気を出してうさぎのぬいぐるみ