●手ぶらできてね
ADHD +ASDの私、「手ぶらで来てね」を、
そのまま受け取ってしまう。
ホストが
手土産なくて
いいよ。気楽に遊びに
きてね。っていう言葉を
正面から受け取る。
だから、
「手ぶらで来てね」
と言われたら、
“あ、お土産を気にしなくていいように
言ってくれてるんだな”
と思う。
だから本当に、
何も持たずに行く。
むしろ、
「気を遣わせないために
言ってくれてるんだから、
ここで何か買って行く方が
逆に気を遣わせるのでは?」
とまで考える。
でも実際に行くと、
他の人は普通に
お菓子とか飲み物とか、
ちょっとした物を持ってきている。
そこで私は、
脳が一瞬止まる。
「えっ……
手ぶらで来てねって
言ってたよね?」
他のゲストにも
言っているよね?
ってなる。
そして急に、
自分だけ常識がない人みたいな
気持ちになる。
●日本の察して文化は理解できない
ホストはほんとに
手土産なくて良いよ
って言ってくれていると
思う。
問題はゲストで
そうは言っても気を
使って差し入れは買っていくのが
常識だと考えている。
ということに
わたしが
非常識人だとなってしまうと
いう現象が起きているって
思っている。
でも、
これ本当に難しい。
だって、
“言葉通りに受け取っただけ”
だから。
ADHDの私は、
こういう
「言葉の裏を読む文化」
が昔から苦手だった。
・行けたら行くね
・また今度ご飯行こう
・いつでも連絡して
・気を遣わないで
・手ぶらで来てね
・ゆっくりしていってね
これ全部、
そのまま受け取ると
ズレることがある。
●本音と建前は誰が教えてくれるの?
どこまでが本音で、
どこからが社交辞令なのか、
境界線が本当に分からない。
しかも厄介なのが、
人によってルールが違うこと。
本当に手ぶらでいい人もいる。
逆に、
「一応何か持ってくるのが普通」
と思ってる人もいる。
つまり、
正解が固定されていない。
これがADHDの私には、
かなり難易度が高い。
私は、
ルールが明確なら対応できる。
でも、
空気で変わるルール、
人によって変わる暗黙ルール、
これが本当に苦手。
だから昔、
「そんなの普通分かるでしょ」
と言われるたびに、
かなり混乱した。
いや、
普通って何?
その“普通”、
どこに説明書あるの?
って本気で思っていた。
しかも、
悪気が全くない分、
あとからじわじわ落ち込む。
「あれ失礼だったかな」
「非常識だったかな」
「変な人って思われたかな」
って、
帰宅後ひとり反省会が始まる。
◾️まとめ
こういうのって、
“常識がない”
というより、
「言葉を額面通りに
受け取りやすい脳」
なんだと思う。
裏を読むより、
まず言葉を信じる。
ある意味それは、
すごく真面目なんだと思う。
だから今の私は、
「手ぶらで来てね」
と言われたら、
完全な手ぶらではなく、
小さいお菓子だけ持っていく、
くらいにしている。
相手の言葉も尊重しつつ、
社会の“ふわっとした空気”
にも合わせるための、
自分なりの折衷案。
ADHD歴51年、
私はこうして少しずつ、
“空気の世界の攻略法”
を覚えてきた。
それでも違う時が
あるんだよね。