子宮ポリープ状異型腺筋腫・APAMは、
上皮性・間葉性混合腫瘍の良性病変とされ
(2013年竹中慎先生による)
病理学的には異型を伴う子宮内膜腺と異型のない平滑筋成分からなる間質が特徴である。
(関東連合産科婦人科学会誌第52巻(4)による)
↑全然わからないアルよ。
上皮細胞
…からだ(皮膚)や内臓の表面を構成する細胞
間葉細胞
…骨・筋肉・血液を構成する細胞
良性上皮性
百科事典マイペディアより
・腺腫…腺細胞の腫瘍性増殖性病変(良性腫瘍)である。 正常な腺上皮細胞に変異が生じて腫瘍化し、腺腫細胞が発生部位に限局してモノクローナルに増殖し、規則的な配列や増殖パターンを形成したもののことである。
Wikipediaより
悪性上皮性…癌腫
良性非上皮性
・線維種・筋腫・脂肪腫
血管腫・骨腫・軟骨腫
悪性非上皮性…肉腫
間葉性…皮膚の結合組織,脂肪組織,. 筋組織,軟骨・骨,血液・リンパに分化した状態
腫瘍…組織・細胞が生体内の制御に反して自律的に過剰に増殖することによってできる組織塊のこと
※混合腫瘍…1つの腫瘍の中に2つ以上の異なる腫瘍組織が存在するもの
平滑筋…横紋筋とは違いサルコメア(筋節)のない筋肉のことである(アクチン・ミオシンは少量存在する)。血管、膀胱、子宮など、管状あるいは袋状器官では「壁」にみられる。また、消化管(胃・小腸・大腸など)では消化物を筋収縮により運ぶ役割を持つ。
Wikipediaより
どーゆーこと?
良性?
この子宮ポリープ状異型腺筋腫・APAMの恐ろしいところは
子宮内膜増殖症、
特に複雑型子宮内膜異型増殖症(増殖症の中で最も癌化率が高い)と高分化型類内膜腺癌は似ているため識別が難しい様である。
※類内膜腺癌は子宮体癌(子宮内膜癌)の大部分を占め、9割の症例が閉経後の女性に見られる。
※充実性増殖…固まって出来る増殖
つまり、子宮ポリープ状異型腺筋腫と複雑型子宮内膜異型増殖症を併発していた場合、高分型類内膜腺癌と細胞変異が似ている為鑑別が難しいとの事。
↓月経前の通常の増殖
素人目でも確かにAPAMと複雑型と似ている。
そして複雑型と類内膜腺癌も似ている。
通常と比べると普通じゃないのは確かですね。
良性に浮かれることなかれ。
ほぼ安心できるのは
内膜組織に
異型や悪性が
認められない場合
である。
なので先生は
『んー。でも…まあ一応癌になるかな』
なんでしょうね。
※子宮ポリープ状異型腺筋腫(APAM)は癌ではありません
あんた、APAM。だから癌ちゃいますよー
って言って、実は類膜腺癌でしたー!
なんつー事になったら大変ですもんね。
識別が難しいんですから。
極稀と言われる悪性だか異型だか顔つきの悪いポリープだったんですもの。
増殖があろうがなかろうが、
先生は念には念を、と判断し治療して下さったんですね。←ポジティブ
増殖が認められなくともポリープに悪性だか異型だか顔つきの悪いのがでたもんだから
ざっくり子宮体癌て名付けられたのでしょう。
※勝手な想像です
と、いつまでも無駄にポジティブな鶴子であります。
でもさ、ガンてネーミングかなり破壊力あるよ。
何か他になかったの?
ねえ。先生…。
いつまでも悪あがき。