国技大相撲秋場所、大の里の優勝で終わった。優勝インタビューで「石川が大変な時、自分の優勝が少しでも力になれば」という趣旨の挨拶をされていた。

 元旦の地震、今回の豪雨で被災された皆さんに、何よりの勇気や励みになったことだろう。

 本来「言葉」が政治家にとっての命であるが、特にスポーツマンの発する一言が極めて重要な意味を持つことがある。大の里関の人間味に触れながら、更なる高みを目指してほしい。

 ゼレンスキー大統領がアメリカにロシアを攻撃する長射程兵器の使用許可を求め、26日バイデン米大統領との首脳会談に臨むと報道されている。

 他国からの武器、資金援助に頼り、自前で戦えないウクライナである。ロシアは自制配慮しながらの戦いで圧倒的な力の差がある。

 79年前、日本は一部軍部の跳ね上がった認識で「一兵卒になるまで戦う。女、子供に竹槍(たけやり)を持たせ、米軍を討つ」と(あお)った。

 結果はどうなったか。米国は使ってはいけない核を使用した。日本の二の舞を感じる今のウクライナ大統領の感覚ではないか。

 戦争で犠牲になるのは子供、女性、お年寄りである。それぞれ世界でたった一つの命を守るためにも停戦、和平をなぜ考えないのか不思議である。

 「国家・国民を守るため、降伏することは恥ずかしいことではない。勇気ある撤退も時には必要だ」と述べたローマ教皇の言葉を噛みしめてほしいものである。

 

22日のコメント

 ひでおさん、アイヌ人は言葉による伝承文化、言い伝えです。そこに奥深さを感じます。時代に合ったインフラは必要です。自民党総裁選でやはりキャリアの差が出てきています。

 ポンキー美術館さん、インフラ整備が国民生活を守ります。大の里関の優勝は石川県能登に大きな夢を与えたと思います。

 谷口ダイゴさん、二宮清純さんは知り合いです。

 さださん、日本の国技、伝統ある大相撲を発展させなくてはなりません。

 松村訓明さん、アイヌ文化に学ぶことがあります。ウクライナが自前で戦えない以上、止めることが一番の道だと何故考えないか不思議です。アメリカ、イギリス、NATOも武器、資金を送らないことです。