「第18回ショパン国際ピアノ・コンクール」が現在開催中であることを皆さんはご存知でしょうか。
クラシックファンの方はもちろんのこと、そうでない人もニュースなどで聞いたことがあるかもしれませんね。
最も権威のある音楽コンクールで、5年に1回ショパンの出身地であるポーランドで開催されています。
第18回大会はコロナ禍のため1年延期され、現在開催されています(まるでオリンピックのようですね)。
500人ぐらいのピアニストが応募し、予備予選で大部分が落選し、1次予選から3次予選まで勝ち進んで最後に本選となります。
今年はYouTubeで生配信されていますので(そういう時代ですな)興味のある方は見られると良いと思います。
我が家では、連日妻が釘付けで見ています。
つられて私もたまに見ていますが、私にはどの演奏者もびっくりするほど上手に思えて甲乙つけがたいです。
1次予選には世界から87人が選ばれて、そのうち日本人は14人と多数選ばれています。
2次予選に残った日本人は8人でした。その中で私が特に気になったのは次の3人です。
角野隼斗さんは、東大卒で、YouTuberで、Penthouseというバンドのメンバーです。音大生でもなければクラシック一筋でもありません。何でも弾けちゃうって人です。それでショパンコンクール勝ち上がっているのですから、とてつもないことです。天才としか言いようがありません。見た目もショパンっぽい。YouTuberだけにとても人気のある有名人です。
沢田蒼梧さんは、東海中学、東海高校なので私の後輩ということになります。さらに名古屋大学医学部の学生です。これまたとんでもないことです。ピアノと医学の2刀流でどちらも最高峰のことをやっているわけです。たとえるなら大谷翔平選手みたいなもので、天才に違いありません。
牛田智大さんは、クラシックに詳しくない私でも知ってました。日本人のクラシックピアニストとして史上最年少の12歳でデビューアルバムを発表しています。今回のショパンコンクールでは有名な国際ピアノコンクールで準優勝している業績から、予備予選免除で参加しています。
そして昨日2次予選が行われ、3次予選に残った日本人は5人になりました。
それでも地元ポーランドが6人なので日本人はその次の多さで、大健闘です。
しかし沢田さんと何と、牛田さんは落ちてしまいました。特に牛田さんが落ちるのは意外中の意外で、多くの人がそう思ったことでしょう。
3次予選には、妻が絶賛していた小林愛実さん(第17回大会の唯一のファイナリストでポーランドでも大変人気があります)、進藤実優さん(まだ19才)、反田恭平さんも残ってますので期待が高まります。
みなさんも注目してみてはいかがでしょうか。
(前回のクイズの答えは3番です)
追伸:2021/10/22
昨日最終審査の結果が出ましたね。皆さんもご存じの通り、反田さんと小林さんがそれぞれ2位と4位という大変素晴らしい結果となりました! 反田さんと小林さんは幼馴染で子供のころから切磋琢磨した間柄のようですね。できればどちらかが優勝して欲しかったですが、まるでマンガのような素敵な結果となりました。誰をトップにするかは審査員の間でも評価が分かれたのではないでしょうか。しかしショパンコンクールって、こんなにエキサイティングな大会なんですね。