私は2014年に自宅用に酸素カプセル(高気圧カプセル)を購入し愛用しています。今では愛用していると言うよりも、これなしではQuality of Lifeが保てないような状況になっています。
ハイパーダイブというアメリカ製のソフトタイプの製品です。FDA(アメリカの食品や医薬品を管轄している機関)が認可している製品です。ソフトですがNASAが宇宙服に使用している素材で、鋼鉄の布とも言われており、高気圧状態になると非常に硬くなります。しかし軽くて一人で持ち運べるほどです。
最近、長年愛用していた「ハイパーダイブ・ドルフィン(全長213cm 直径79cm)」を娘夫婦に譲って、自分はその後継機種である「ドルフィン II(全長225cm、直径84cm)」を購入しました(写真の品)。サイズが一回り大きくなり、より快適に過ごせそうです。
高気圧酸素カプセルの原理は、カプセル内を空気で加圧することで(この製品は1.3気圧まで加圧する)ヘモグロビンに依存しない溶解型酸素を増やすというものです。ですからカプセル内に送り込むのは酸素ではなく加圧した空気なので安全で、維持費もかかりません。
体内に取り込むことができる酸素の量は20才をピークに減少し50才では2割ほど、60才では4割ほど減ってしまうようです。高圧カプセルでその不足分をある程度回復できるようです。
歳をとるごとに、私は航空機内での不快感が強くなっていくのを感じていました。航空機内はもちろん与圧されていますが、それでもせいぜい0.8気圧ぐらいまでですので低気圧です。足はむくむし、酸素摂取量も減少します。フルフラットにしても熟睡もできないし、一気に体調が悪くなります。高気圧に覆われた晴天の日は気分が良く、台風などの低気圧が近づいた時には逆に気分が悪くなるようになりました。そのようなことがきっかけで、私の中で高気圧待望論が高まっていたわけです。0.8気圧でそれだけ気分が悪くなるので、1.3気圧ならきっと快適だろうと。それで2014年に松坂屋の展示会で体験したところ、たった20分ほどでしたが明らかな違いを感じたというわけです。
私自身の使用方法は、最近では週に3-4回、就寝から起床まで入りますので1回6時間ぐらいです。付属品のかまぼこ型の高反発マットレスを入れていますので内部はフラットです。そこに敷き布と掛け布団を持ち込んで熟睡します。このような長時間の使用の場合、1.3気圧というそれほど高くない気圧でも十分な溶解酸素(ヘモグロビンに結合する結合型酸素ではなく、血液中に溶けて存在する溶解型酸素)が得られます。
通常の睡眠と比較して、まず寝起きの快適さが違います。爽やかな目覚めとなります。酸素不足による頭痛や、日中の眠気もありません。カプセルで4時間眠れば通常の6時間、6時間眠れば9時間ほど眠ったのと同等ではないかという印象があります。
溶解酸素は毛細血管にも行き渡りますので、視力が良くなる気がします。私はコンタクトレンズを長年使用しているので、目の酸素不足による弊害が心配されるのですが、これにも良い影響があるのではないかと思っています。老化防止、精神衛生、あるいは肝機能や血圧への良い影響もあるのではないかと思っています。
アメリカでは自閉症の治療にも使われているようで(公式にはまだ効果が認められていないようですが)、日本からアメリカに治療に行くケースもあるようです。
欠点がないわけではありません。まず1.3気圧に加圧されると内部の温度が2℃ぐらい上昇します。さらに困るのは自分の呼気に含まれる水蒸気によってかなり湿度が上がることです。冬ならばほぼ問題ないのですが、夏になるとかなり冷房した室内でないと苦しいでしょう。
また気圧の変化にはつきものの「耳抜き」が必要です。ダイビングの時や、航空機の中で行う場合と同様です。耳の疾患などの場合には難しいかもしれません(人間以外の動物の内耳はほほストレートなので痛くならないようです。そのためペットと一緒に入る人もいます)。
当院では医療モール1階にある提携先の「こうのとり鍼灸院」に(ハイパーダイブとは別の製品ですが)2017年から、東海地区初となる不妊症に対する高気圧酸素療法を導入してもらっていますhttps://www.heartheal.net/treatment/hyperbaric-oxygen/。不妊症への効果も立証されてきていますので、興味のある方は、こうのとり鍼灸院でご相談ください。





















