DVD「かぞくのひけつ」 レビュー
小林聖太郎監督。
2006年公開。
大阪の高校に通う賢治(久野雅弘)は空気感染?で性病にかかったと勘違い。
そのせいで彼女にあらぬ誤解と不安を与えてしまう。
また、父親は不倫をし、その愛人がバイトとして家にやってきた。
問題山積みの賢治は葛藤し、話はあらぬ方向へ。
何も考えずに笑って、スカッとした気分になれます。
「ごめん 」で好演した久野くんが今回もぴったりの優男。
彼の演技は世の男の子に勇気を与えてるじゃないかな。
好色な父をもち、不倫をしては母に怒られる父の姿を見てきた賢治はいつも思っていた。
男と女は何で一緒になりたがるんだろう?
これがテーマとして与えられるんだけど、ちゃんとした解決は提示されず、分からないけどやっぱり好きになっちゃう!という終わり方で、どちらかと言えばそれに至るドタバタ劇を楽しむ作品です。
みんな嘘くさくなく、自分の本能に従って生きてる様は好感がもてます。
また、ある程度フィルターがかかっていて、ドロドロしたものは感じません。
そのおかげで終始、爽やかな気分で見ることができました。
こういった軽快で、大笑いできる作品は大好き。
オススメ。
2006年公開。
- かぞくのひけつ デラックス版 [DVD]/久野雅弘,秋野暢子,桂雀々
スコア選択: ★★★★
大阪の高校に通う賢治(久野雅弘)は空気感染?で性病にかかったと勘違い。
そのせいで彼女にあらぬ誤解と不安を与えてしまう。
また、父親は不倫をし、その愛人がバイトとして家にやってきた。
問題山積みの賢治は葛藤し、話はあらぬ方向へ。
何も考えずに笑って、スカッとした気分になれます。
「ごめん 」で好演した久野くんが今回もぴったりの優男。
彼の演技は世の男の子に勇気を与えてるじゃないかな。
好色な父をもち、不倫をしては母に怒られる父の姿を見てきた賢治はいつも思っていた。
男と女は何で一緒になりたがるんだろう?
これがテーマとして与えられるんだけど、ちゃんとした解決は提示されず、分からないけどやっぱり好きになっちゃう!という終わり方で、どちらかと言えばそれに至るドタバタ劇を楽しむ作品です。
みんな嘘くさくなく、自分の本能に従って生きてる様は好感がもてます。
また、ある程度フィルターがかかっていて、ドロドロしたものは感じません。
そのおかげで終始、爽やかな気分で見ることができました。
こういった軽快で、大笑いできる作品は大好き。
オススメ。
小説「暗闇の教室 Ⅰ百物語の夜」 折原一
教室シリーズ第2作目。
前作は「沈黙の教室 」です。
二年前、ダム付近に墜落したセスナ機を見に、少年たち4人は集まった。
計画の発案者である秀才は、その目的とは別に廃校で泊まる計画を立てていた。
一方、教師の高倉千春と生徒2人は結核で入院した友達のお見舞いに行く途中、この少年たちと車ですれ違う。
同じ方向に向かう二つのグループが出会うとき恐ろしいことが…
この本はⅠとⅡでセットになってます。
Ⅰは謎を提示する巻、Ⅱはその謎が解明される巻。
折原作品は真相を与えてくれないものが多いので、作者自身が示してくれるのは有難い。
とはいえ、まだⅡは読んでないので、本当に書かれてるかどうかは分かりませんが…
なので、Ⅰだけでは謎は分かりません。
が、実はこの一冊だけでも叙述トリックは成り立っています。
一見見逃してしまいそうですが、なるほど騙されました。
しかし、途中いろんな要素を詰め込みすぎて、散漫な印象を受けます。
このトリックを中心にして、他のものをバッサリ切り捨てれば驚きも大きかったかもしれません。
ここまで読んだ上での最大の謎は人数が増えているということ。
これがⅡではしっかり解決していることを望みます。
前作は「沈黙の教室 」です。
- 暗闇の教室〈1〉百物語の夜 (ハヤカワ文庫JA)/折原 一
スコア選択: ★★★
二年前、ダム付近に墜落したセスナ機を見に、少年たち4人は集まった。
計画の発案者である秀才は、その目的とは別に廃校で泊まる計画を立てていた。
一方、教師の高倉千春と生徒2人は結核で入院した友達のお見舞いに行く途中、この少年たちと車ですれ違う。
同じ方向に向かう二つのグループが出会うとき恐ろしいことが…
この本はⅠとⅡでセットになってます。
Ⅰは謎を提示する巻、Ⅱはその謎が解明される巻。
折原作品は真相を与えてくれないものが多いので、作者自身が示してくれるのは有難い。
とはいえ、まだⅡは読んでないので、本当に書かれてるかどうかは分かりませんが…
なので、Ⅰだけでは謎は分かりません。
が、実はこの一冊だけでも叙述トリックは成り立っています。
一見見逃してしまいそうですが、なるほど騙されました。
しかし、途中いろんな要素を詰め込みすぎて、散漫な印象を受けます。
このトリックを中心にして、他のものをバッサリ切り捨てれば驚きも大きかったかもしれません。
ここまで読んだ上での最大の謎は人数が増えているということ。
これがⅡではしっかり解決していることを望みます。
DVD「KAMACHOP カマチョップ」 レビュー
松本庵路監督。
草野球の試合中に落雷で死んだカマチとチョップ。
行き先は天国か地獄か、判決が下るまで下界(地球)にいることに。
そこではポイント制になっていて、10ポイント貯まると強制的に地獄へGO。
他人に無関心でいること、他人に触れてはいけない.etc 守らなければいけないことは沢山。
あるとき、死神の恵比寿(大森南朋)からある依頼をされる…
低予算+スタイリッシュな構成で「運命じゃない人 」を彷彿とさせる映画でした。
勘違いしないでほしいのは、「運命じゃない人」とは構造がまるで違うということ。
残念ながら時系列絡みの脚本ではありません。
序盤から登場人物が次々と意味深に紹介され、先の展開にワクワクさせられます。
その期待に応えてくれたかというと、まあ及第点かな。
思ったより主役二人以外はあっさりしている印象でした。
もう少し練って一人一人の行動に重要な意味を持たせると、文句ない作品になってたと思います。
惹きつける撮り方が上手いので、余計に期待してしまうわけですが。
ストーリーは好きです。
普段、他人(街行く人)に関心はないけど、ある一線を越えたら感情が移ってしまう。
まるで、現代人のよう。
助けたい、でも地獄に行くのは嫌だ、という葛藤がしっかり描けています。
そして、強気なカマちゃんとお気楽なチョップ、この二人のキャラも立っていて存在感ありました。
悪役の恵比寿と好感的な二人のコントラストは良い塩梅。
下地がいいので、このキャスト・設定でシリーズ化してほしいくらい。
次はもっとハッピーになれる話で。
- KAMACHOP カマチョップ [DVD]/鎌池広行
スコア選択: ★★★
草野球の試合中に落雷で死んだカマチとチョップ。
行き先は天国か地獄か、判決が下るまで下界(地球)にいることに。
そこではポイント制になっていて、10ポイント貯まると強制的に地獄へGO。
他人に無関心でいること、他人に触れてはいけない.etc 守らなければいけないことは沢山。
あるとき、死神の恵比寿(大森南朋)からある依頼をされる…
低予算+スタイリッシュな構成で「運命じゃない人 」を彷彿とさせる映画でした。
勘違いしないでほしいのは、「運命じゃない人」とは構造がまるで違うということ。
残念ながら時系列絡みの脚本ではありません。
序盤から登場人物が次々と意味深に紹介され、先の展開にワクワクさせられます。
その期待に応えてくれたかというと、まあ及第点かな。
思ったより主役二人以外はあっさりしている印象でした。
もう少し練って一人一人の行動に重要な意味を持たせると、文句ない作品になってたと思います。
惹きつける撮り方が上手いので、余計に期待してしまうわけですが。
ストーリーは好きです。
普段、他人(街行く人)に関心はないけど、ある一線を越えたら感情が移ってしまう。
まるで、現代人のよう。
助けたい、でも地獄に行くのは嫌だ、という葛藤がしっかり描けています。
そして、強気なカマちゃんとお気楽なチョップ、この二人のキャラも立っていて存在感ありました。
悪役の恵比寿と好感的な二人のコントラストは良い塩梅。
下地がいいので、このキャスト・設定でシリーズ化してほしいくらい。
次はもっとハッピーになれる話で。
小説「鬼頭家の惨劇 忌まわしき森へ」 折原一
「樹海伝説」の続編。
前作で手記に出てきた鬼頭一家にまつわる話。
人里離れた森で暮らす一家の主が、家族を斧で惨殺し失踪した。
その真相が明らかに…
優しかった夫が隔離された異様な土地で徐々に狂っていく。
双子の娘、侵入者、この設定はキューブリックの「シャイニング」を彷彿とさせます。
とりあえず、雰囲気や状況は似てます。
が、肝心の怖さがあまり感じられません。
それは結末が提示されてるからなのか、慣れてしまったのか…
一家+記憶喪失の謎の男という2軸で話は進みます。
この男が誰なのか?どう行動するのか?という部分が見どころで、ラストは前作に引き続きのパターン。
残念だったのは、謎が謎のまま、解明されずうやむやになってしまったこと。
この終わり方(寓話)なら真相は謎のままという解釈でいけますが、個人的に納得いかない。
※ネタバレ(反転させてます)
トリックは東野圭吾の「仮面山荘殺人事件」と一緒で、東野作品の方が出来は数段上です。
そちらを先に読みましょう。
前作で手記に出てきた鬼頭一家にまつわる話。
- 鬼頭家の惨劇―忌まわしき森へ (祥伝社文庫)/折原 一
スコア選択: ★★
人里離れた森で暮らす一家の主が、家族を斧で惨殺し失踪した。
その真相が明らかに…
優しかった夫が隔離された異様な土地で徐々に狂っていく。
双子の娘、侵入者、この設定はキューブリックの「シャイニング」を彷彿とさせます。
とりあえず、雰囲気や状況は似てます。
が、肝心の怖さがあまり感じられません。
それは結末が提示されてるからなのか、慣れてしまったのか…
一家+記憶喪失の謎の男という2軸で話は進みます。
この男が誰なのか?どう行動するのか?という部分が見どころで、ラストは前作に引き続きのパターン。
残念だったのは、謎が謎のまま、解明されずうやむやになってしまったこと。
この終わり方(寓話)なら真相は謎のままという解釈でいけますが、個人的に納得いかない。
※ネタバレ(反転させてます)
トリックは東野圭吾の「仮面山荘殺人事件」と一緒で、東野作品の方が出来は数段上です。
そちらを先に読みましょう。
DVD「WALL・E ウォーリー」 レビュー
アンドリュー・スタントン監督。
ピクサー+ディズニーが共同で製作。
スコア選択: ★★★★
毎日毎日ウォーリーは地球にたまったゴミを集めて圧縮して、それを積み上げていた。
ある日、人のいなくなった地球に巨大な宇宙船が着陸し、その中からイヴが降りてきた。
初めて見るロボットにウォーリーは興味津々、仲良くなろうとアピールする。
登場キャラがとにかく可愛い。
しょんぼりしたり、ため息ついたりと一つ一つの挙動が人間ぽく、序盤から掴みはOK。
私的にお気に入りのキャラは汚れを探して綺麗にするロボット。
端役だけど、最後の方でいい仕事してくれます。
今回、一番感心したのは感情を体で表現する描き方がとても上手なこと。
セリフが少ないので、単純な動きで状況や心情を見てる人に分かってもらわないといけない。
その場面にあった最適な動作を見つけるのは難しかっただろうと思います。
見てるときはそんな事考えず、まるで子供のように、感情移入してしたわけですが。
また、映像が綺麗です。
イヴのテロテロの体から反射する光の加減など、そこにあるみたい。
人の描写は相変わらで、昔から一貫したアニメとしての見せ方に好感もてますね。
ストーリーは単純ですが、程よい驚きと感動を与えてくれます。
1時間半という尺は丁度良く、これ以上長かったら確実にダレてました。
改めてピクサーアニメの面白さを実感する内容でした。
これは誰にでもオススメできる作品。
ピクサー+ディズニーが共同で製作。
スコア選択: ★★★★
毎日毎日ウォーリーは地球にたまったゴミを集めて圧縮して、それを積み上げていた。
ある日、人のいなくなった地球に巨大な宇宙船が着陸し、その中からイヴが降りてきた。
初めて見るロボットにウォーリーは興味津々、仲良くなろうとアピールする。
登場キャラがとにかく可愛い。
しょんぼりしたり、ため息ついたりと一つ一つの挙動が人間ぽく、序盤から掴みはOK。
私的にお気に入りのキャラは汚れを探して綺麗にするロボット。
端役だけど、最後の方でいい仕事してくれます。
今回、一番感心したのは感情を体で表現する描き方がとても上手なこと。
セリフが少ないので、単純な動きで状況や心情を見てる人に分かってもらわないといけない。
その場面にあった最適な動作を見つけるのは難しかっただろうと思います。
見てるときはそんな事考えず、まるで子供のように、感情移入してしたわけですが。
また、映像が綺麗です。
イヴのテロテロの体から反射する光の加減など、そこにあるみたい。
人の描写は相変わらで、昔から一貫したアニメとしての見せ方に好感もてますね。
ストーリーは単純ですが、程よい驚きと感動を与えてくれます。
1時間半という尺は丁度良く、これ以上長かったら確実にダレてました。
改めてピクサーアニメの面白さを実感する内容でした。
これは誰にでもオススメできる作品。
