小説「暗闇の教室 Ⅰ百物語の夜」 折原一 | フインキーのふんいき レビュー

小説「暗闇の教室 Ⅰ百物語の夜」 折原一

教室シリーズ第2作目。
前作は「沈黙の教室 」です。

暗闇の教室〈1〉百物語の夜 (ハヤカワ文庫JA)/折原 一
スコア選択: ★★★

二年前、ダム付近に墜落したセスナ機を見に、少年たち4人は集まった。
計画の発案者である秀才は、その目的とは別に廃校で泊まる計画を立てていた。
一方、教師の高倉千春と生徒2人は結核で入院した友達のお見舞いに行く途中、この少年たちと車ですれ違う。
同じ方向に向かう二つのグループが出会うとき恐ろしいことが…


この本はⅠとⅡでセットになってます。
Ⅰは謎を提示する巻、Ⅱはその謎が解明される巻。
折原作品は真相を与えてくれないものが多いので、作者自身が示してくれるのは有難い。
とはいえ、まだⅡは読んでないので、本当に書かれてるかどうかは分かりませんが…

なので、Ⅰだけでは謎は分かりません。
が、実はこの一冊だけでも叙述トリックは成り立っています。
一見見逃してしまいそうですが、なるほど騙されました。

しかし、途中いろんな要素を詰め込みすぎて、散漫な印象を受けます。
このトリックを中心にして、他のものをバッサリ切り捨てれば驚きも大きかったかもしれません。

ここまで読んだ上での最大の謎は人数が増えているということ。
これがⅡではしっかり解決していることを望みます。