小説「鬼頭家の惨劇 忌まわしき森へ」 折原一 | フインキーのふんいき レビュー

小説「鬼頭家の惨劇 忌まわしき森へ」 折原一

樹海伝説」の続編。
前作で手記に出てきた鬼頭一家にまつわる話。

鬼頭家の惨劇―忌まわしき森へ (祥伝社文庫)/折原 一
スコア選択: ★★

人里離れた森で暮らす一家の主が、家族を斧で惨殺し失踪した。
その真相が明らかに…


優しかった夫が隔離された異様な土地で徐々に狂っていく。
双子の娘、侵入者、この設定はキューブリックの「シャイニング」を彷彿とさせます。

とりあえず、雰囲気や状況は似てます。
が、肝心の怖さがあまり感じられません。
それは結末が提示されてるからなのか、慣れてしまったのか…

一家+記憶喪失の謎の男という2軸で話は進みます。
この男が誰なのか?どう行動するのか?という部分が見どころで、ラストは前作に引き続きのパターン。

残念だったのは、謎が謎のまま、解明されずうやむやになってしまったこと。
この終わり方(寓話)なら真相は謎のままという解釈でいけますが、個人的に納得いかない。

※ネタバレ(反転させてます)
トリックは東野圭吾の「仮面山荘殺人事件」と一緒で、東野作品の方が出来は数段上です。
そちらを先に読みましょう。