フインキーのふんいき レビュー -6ページ目

DVD「ブルース・オールマイティ」 レビュー

トム・シャドヤック監督。

ブルース・オールマイティ ミラクル・エディション [DVD]/ジム・キャリー,モーガン・フリーマン,ジェニファー・アニストン
¥3,990
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スコア選択: ★★★★

地方局のレポーターのブルース。
ニュースのアンカーマンを目指すが、ライバルにその座を奪われてしまう。

それを機に自暴自棄になったブルースは番組をめちゃくちゃにし、クビになってしまった。
暴漢に襲われ、恋人にも逃げられ、自動車事故にあう、という災難の連続。
我慢できずブルースは神様に文句をいった。

そうしたら、神様が「不満があれば君がやれ」とブルースに神様の全権を渡したのだった。
何でも思い通りにできるようになったブルースはやりたいことをやりまくるが…


これを見ると神様は大変な仕事なんだな、とつくづく感じてしまう。
人々の祈りをそれぞれ矛盾が無いように処理していく作業。
これが果てしなく難しい。

それを毎日毎日繰り返すなんて気が遠くなりそうだ。
日本人はあまり神様に対してお祈りする習慣は無いかもしれないけど、キリスト教やイスラム教の人々なら祈りはものすごい数になるだろう。

もし神様が自分の権力を酷使して、ある個人の都合のいいように動かしたらどうなるか。
主人公のブルースはそれを実際に行う。

ライバルに対しミスばかりさせ、去った恋人に対して好意を向けさせる演出をする。
しかし、あるときブルースは気づく。
神様といえど、人の心は動かせないことに。

自分のことを好きになってもらうにはどうすればいいのか?
それは神様でもわからない。
この気づきがなければ、ブルースは世界をとんでもないものにしてしまっていただろう。

人の心は誰も操れない、思い通りにできない。
つまり、自分の心の羅針盤をきちっと持っていれば、人生は自分で作れるってこと。

でも、実際はどうだろう。
どこか周りの言葉に流されているところはないだろうか。
自分の人生は自分しか作れないって気づけば、他人のせいにすることは無くなるんじゃないかな。
そんな気づきを得られた映画でした。

DVD「カイジ2 人生奪回ゲーム」 レビュー

佐藤東弥監督。

「カイジ2 人生奪回ゲーム」DVD 豪華版/藤原竜也,伊勢谷友介,吉高由里子
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スコア選択: ★★★

前作が限定ジャンケン、鉄骨渡り、Eカード、チンチロと盛り沢山だったのに対し、今作ではパチンコと姫と奴隷のみ。

見所としては、パチンコを主催する帝愛グループとそれを攻略しようとするカイジたちの手に汗握る攻防です。


カイジたちはパチンコを攻略するために戦略をみっちり立てます。
しかし、それを見越し、帝愛グループは一つずつ可能性を潰していきます。

それにもめげず、カイジたちも新しい策をどんどん打ち出していき敵をジワジワと追い詰めるところが面白い。
カイジはたとえ泣き言を言っても、相手に弱みを見せても、それをバネに新しいひらめきが出てきます。
ざわざわと…

前作よりゲームのバラエティが少なく、ドロドロしたものがないのであっさりとした印象です。
その分、帝愛側とカイジ側のやりとりが際立ち、何度もある形勢逆転劇に引き込まれるものがありました。

DVD「エバン・オールマイティ」 レビュー

トム・シャドヤック監督。
ブルース・オールマイティの続編です。

エバン・オールマイティ [DVD]/スティーヴ・カレル.モーガン・フリーマン.ローレン・グレアム.ジョン・グッドマン.ジョン・マイ...
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スコア選択: ★★★

下院議員に当選したエバン・バクスターは一家でヴァージニア州の郊外へ引っ越してくる。
その日の夜、神様にお願いをする。

神様、世界を変えたいのです…

次の日、神様が現れ、「ノアの箱船をつくりなさい」と指示される。
作り始めた途端、エバンのもとに不幸な出来事が起こり始める。
怪我をし、リストラされ、家族からも逃げられ、周りの人からも頭のおかしい人だと思われる。

しかし、周りの目を気にせず作り続けていくと徐々に変化が起こってくる。


時代の先駆者は常に逆境に立たされる。
これはいつの時代も変わらないことでしょう。

今の常識は未来の非常識。
世の中の常識というものは変わるものです。
そのきっかけをつくるのが、皆を引っ張っていくリーダーというもの。


今作のリーダーはエバン。
未来の洪水を予知し、皆を助けるために船を作ります。
それを見てバカにするのか、賛同して協力するのか、それは自分次第。

今の常識に縛られたら先の時代を見越せず、この映画のように大変なことになってしまうかもしれません。
まぁこの映画はコメディなので、面白おかしく見ることができますが、伝えていることは大変重要なことです。

今この時期にこの映画をみることは非常に意味を持つことだと自分は思います。
この映画を見て、これからの時代のヒントをもらってください。

映画「ハロー!?ゴースト」 レビュー

キム・ヨンタク監督。
主演は「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョンです。


フインキーのふんいき レビュー

スコア選択: ★★★★★


個人的に映画は、驚き+感動ものが好きなので、この作品はドンピシャでした。

内容はこんな感じ。

家族がなく、誰にも認めてもらえないサンマンは自殺を何度も試みるがなぜか死ねない。
そんなとき、一度死にかけたことで、ゴーストが見えるようになってしまった。

しかも4人。
彼らゴーストたちは自分のやり残したことを果たさないと成仏できないという。
サンマンは彼らの代わりにやりたいことを行うはめになってしまう。
早く彼らから逃れたいサンマンは願いを実行するのだが…


非常に深い意味を持った内容でした。

ゴーストが未練を持ち続けて、それを果たすためにこの世でさまよっている。
普通の人はゴーストは見えないですが、見える人によればこれは実際に起こっていることだそうです。

例えば、急に好きでもないものが食べたくなったり、初めて行く場所なのに記憶にある景色だったり、初めて会った人なのに初めてじゃない気がしたり、そういったことはゴーストの仕業だったりするわけです。

そして最近起こっている突発的な事故、殺人などもそうでしょう。
最近ニュースなどで話題に上がることも多いですよね。
次の世界に移る前に恨みを晴らすべく、ゴーストが焦ってやってるのかもしれないです。

映画の主人公サンマンは彼らの願いを嫌々ながらも果たすことで、彼の人生は意外な方向へ向かっていきます。
これを自分たちの人生に置き換えてみると、いま何をするべきかが見えてきます。

要は心に浮かび上がってくる気持ちに忠実に生きること。
それを反発せずに許し、認めてあげることが大事なのです。

そうすることで本当の自分が見えてきます。
この映画でいうゴーストが成仏し、本来の自分が現れてくるということです。

感覚的に動いていくと、不思議と自分に起こること、することが必然であることに気づきます。
それをわかりやすく見える形で示してくれるこの映画はすごい。

今の時代だからこそ、こういう映画が評価されるのでしょう。
分かる人には分かる奥が深い映画でした。

DVD「ホッタラケの島 遥と魔法の鏡」 レビュー

佐藤信介監督。

ホッタラケの島 ~遥と魔法の鏡~ ファミリー・エディション [DVD]/綾瀬はるか,沢城みゆき,戸田菜穂
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スコア選択: ★★★

前編CGの映画です。
水彩画のようなタッチの背景CGはとても温かみがありグッド。
CG描写は人よりも動物などの方が優れてますね。


モノがあふれた国でいつのまにかホコリのかぶったモノたち。
それを集めて国を作っている者たちがいる。
ある日、遥はガラクタを拾っている彼らを見つけ、後を追った…


忘れた何かを思い起こさせてくれる話でした。
モノに溢れている現代。
思い出があるから捨てられずに、どんどんモノばかり増えていってはいないでしょうか。
モノの立場に立って考えたことのない自分たち。
彼らは何を想い存在しているのか、それに気づかせてくれる映画です。

モノには意思があるといいます。
たとえ手放しても、そこには人が入れた想いが残ります。

この映画では遥が大切にしていたぬいぐるみが出てきます。
そこでは長年放置されたぬいぐるみの本音が聞けます。

「ハルカ、きらい」

もし大切にしていたモノにこのように思われていたらどうでしょうか。
彼らに対し、知らず知らず無下に扱ってはいなかったでしょうか。

これは何に対しても同じです。
もちろん人、そしてモノ、水、空気、地球。

これを見て気づいて少しでも優しくなれたらいいですね。