フインキーのふんいき レビュー -122ページ目

DVD「夜のピクニック」 レビュー

長澤雅彦監督作品。
原作は恩田陸の同名小説です。
夜のピクニック 通常版 [DVD]
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スコア選択: ★★★★

小説はずっと読んでいたいくらい好きでした。
あの青春のモヤモヤ、ワクワク感が何とも言えません。

あらすじ
主人公・貴子は24時間かけて80キロ歩く「歩行祭」である賭けをしていた。
その賭けとは何なのか。
そして、それをを達成することができるのか?

役者の初々しい演技が印象的でした。
多部未華子、石田卓也は今後要チェックですよ。

所々CGを取り入れて、現実と想像の世界を生き生きと映し出します。
少し笑いの要素が強いですが、あの青春のドキドキ感をしっかり感じられました。

あんな風に長時間、友達と話しながら歩く機会ってのは中々ないので1度でいいからやってみたいですよね。
個人的にマラソン大会よりもよっぽどやりたかったなぁ。

原作好きな人もそれなりに満足できる内容になってると思います。
歩行祭の前日を追った「ピクニックの準備」を先に見るとより楽しめますよ。

本「若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか」 渡邉正裕

就活の際どのような基準をもって企業を選ぶのか。
給料や就労時間、社内の人間関係など12個の切り口から有名企業を分類している。
これを読むことで自分の譲れない軸が見つかるはず・・・
若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか/渡邉 正裕
¥1,680
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スコア選択: ★★★★

給料が良くても激務であったり。。。
安定していても仕事を通して自己の成長に繋がらなかったり。。。
福利厚生はいいけど残業代が出なかったり。。。
何かが秀でていると、他が劣っている。

世の中に完璧な会社なんてないんですね。
価値観は人それぞれですが、自分の軸を持つことの大切さを痛感しました。

この本は同著者の「企業ミシュラン」を様々な角度から見て、まとめたような内容。
今作だけで「ミシュラン」で紹介された会社をほぼカバーしてるのでこれだけ読めばオーケーです。

参考までに分類を書いときます。

1.転職力が身につくか
2.やりたい仕事ができるか
3.社員定着率は高いか
4.英語力を活かせるか
5.働く時間に納得できるか
6.社員の人柄は自分にあっているか
7.社内の人間関係は心地よいか
8.女性は活用されているか
9.報酬水準は高いか
10.福利厚生は手厚いか
11.評価に納得できるか
12.雇用は安定しているか

個人的に6.社員の人柄と11.雇用の安定が自分にとって大切だと実感。
いざ入社して社員の人柄と合わなかったら嫌だからこれは絶対。

説明会などでは知れない目からウロコな情報が書かれてます。
あの企業があんなにブラックだったなんて。汗
若干筆者の主観も含まれていて、納得しがたい部分もありますが、それもまた面白い。

ここに書かれている内容は参考までに留めておいて、やはり自分で見たり感じたりするのが一番でしょうね。
有名企業たくさん受けるような人は企業を絞る前に読んでおきたい本。

小説「イニシエーション・ラブ」 乾くるみ

どんでん返しものを検索して引っかかった作品。
さらっと読めて、大いに驚けます。
イニシエーション・ラブ (文春文庫)/乾 くるみ
¥600
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スコア選択: ★★★★★

背表紙にこんなことが書かれています。
最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に豹変する

ふむ、まるで荻原浩の「噂」のような謳い文句。
しかし、噂ほどの衝撃はありません。

その理由は真相が言葉以上にとても深いところにあるからです。
私も最初はそれほど衝撃は受けず、巻末の解説を読んでも気づきませんでした。

気になったのでネットで調べてみると、驚くべき真相が・・・
まさか、主人公がこの人だったなんてw
あやうく薄っぺらいどんでん返しで終わるところでした(汗)

ただ、外面がチープな内容なので、単に読んでやめてしまう人がいるかもしれません。
しかし、よく考えられた作品なので、ぜひネットの解説と一緒にお楽しみください。

小説「マリオネットの罠」 赤川次郎

伊坂幸太郎 が影響を受けた作品と聞き、読んでみました。
赤川次郎の初期の長編ミステリ。
マリオネットの罠 (文春文庫)/赤川 次郎
¥570
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スコア選択: ★★★★

赤川氏といえば、三毛猫ホームズシリーズなどのライトなものが有名ですが、これは本格的です。

森の館に幽閉された美少女が次々と起こす殺人事件。
大都市で起こるその事件の現場には同じ模様のナイフが残されていた。
全く関連のない4人の被害者の裏に隠されたものは・・・

普通のミステリーかと思いきや、最後にどんでん返し、これには驚きました。
若いころに読んでいれば、かなり影響を受けたであろうと思います。

終章で真の顔が明らかになり、淡々と語る真犯人。
この犯人当てはなかなか難しいのではないでしょうか?
また、理由付けが若干強引な部分もあり、これも難しい要因になってます。

読後感があまり良くないので、ハッピー志向の人は読まない方がいいかも。
ラストが短すぎるので呆気ない気がしますが、なかなか面白かったです。

小説「蜃気楼の殺人」 折原一

今回もどんでん返しものです。
蜃気楼の殺人 (講談社文庫)/折原 一
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スコア選択: ★★★

後味が爽やかで、折原作品としては少し異質な位置づけですね。
まるで2時間ミステリードラマのような・・・

新婚旅行で出会った2組の夫婦、このうち1組の夫婦が銀婚式の旅行中に殺される。
その娘が真相を探るため、両親の足跡を追うというもの。

過去と現在が交互に入れ替わり、人物や場面がリンクしながら進んでいきます。
登場人物が少ないので、頭の中で整理しながら読むことができます。

それもあるのか、私は途中で先が読めました。
が、それだけでは終わらないのが折原作品の醍醐味。
人物関係など出来すぎな部分もありますが、真相には大いに驚かされます。

今回、狂人は出てきません。
残念といえば残念ですが、逆に人に薦めやすい作品。