感想亭備忘録 -13ページ目

感想亭備忘録

ドラマ、映画、小説について感想、解説、批評など。
願わくばたくさんの面白いコンテンツに出会えますように。

 

ものすごく面白い!制約だらけの画面の中でこれだけ面白く、ドキドキハラハラさせることができるとは驚きです。

 

シングルマザーである母親が、彼氏と旅行にでかけたまま、戻る予定の日になっても戻ってこない。18歳の娘、ジューンは母親の消息を求めてSNSを駆使し探そうとする、というお話。

 

何と言っても特徴的なのは、PC、スマホ、あとスマートウォッチかな?の画面だけで物語が展開するところ。これはサーチの前作と同じなのですが、主人公がいわゆるデジタルネイティブ世代、生まれたときからPC、スマホ、SNSが存在している世代だからなのか、えらい勢いで情報を追跡します。前作は父親が子供を探すお話だったので、もうちょっと操作がたどたどしかった気が(笑)

この世代のPCスキルがここまで高度なのだとしたら、もう隠し事なんかなんにもできないよなあ、とちょっと怖かったり(笑)

 

そして圧巻なのは、新しい情報を掴むたびに事件の様相が一変するところ。一つ情報を手に入れて「そういうことか」と思った次の情報では、「それまでは事件の一部しか見えていなかったんだ」というだけでなく善悪すら真逆に見えてきたり。いや本当にうまいですね。

色々な伏線もカチッカチッとハマって、きちんと回収されて感嘆の声が出てしまいます。

 

前作とのストーリー的つながりは全く無いのでこちらだけ見ても問題はありません。(そもそも原題はサーチ2ではなく「Missinng」だった気がします。)PCの画面のみで構成される、という撮影手法が同じ、という意味での「2」ですね。(前作の事件が再現ドラマ的なテレビ番組として放映されている、という本筋に関係ないところで繋がっていたりはします。)

 

これは見なきゃ損。撮影手法の得意性を除いても充分面白いサスペンスでした。

 

 

 

ウィル・スミスvsウィル・スミス

 

ある秘密を知ってしまった事から、自分が属する組織に命を狙われる

凄腕スナイパー。送り込まれたのは自分自身のクローン。

 

ということでウィル・スミス(51)vsウィル・スミス(21)の戦いが描かれます。CGを使っているにしてもここまで違和感なく撮れるものなんですねぇ。顔部分だけ差し替えてるんでしょうか。

 

ストーリー自体はどストレートなアクション物で、中だるみもなく終始ワクワクして見られました。特にバイクを使った格闘とでもいうシーンは目新しく、ド迫力でした。

 

過去の自分と戦うというモチーフはLOOPERでブルースウィリスもやってましたね(こちらは別の俳優さんが演じてマシたが)。ターミネーターのシュワちゃんも若い頃の自分と戦ってました。そのうちトム・クルーズもやったりするかな?(笑)

 

何はともあれ肩のこらないアクションムービーとして充分楽しめる作品でした。

 

 

 

エルフやオーク、ゴブリンが人間と共存する世界。

未見ですが、同じ世界観でウィル・スミス主演で現代のロサンゼルスが舞台の作品があるようです。

 

アニメ版は明治維新の時代の日本が舞台。

協力の力を持つマジックワンド(魔法の杖)とそれを使うことのできる「ブライト」と呼ばれる存在を巡って陰謀と闘争が繰り広げられます。

 

特に説明のないまま現実の歴史の中に登場するエルフやオークやゴブリン(たぶんドワーフも)が新鮮で、それで違和感がなく、どれとなく多様な種族が存在することの軋轢等も描かれていて良。

 

あと刀を使ったアクション、戦闘が荒唐無稽ではなく、かなり理にかなっていて説得力があり楽しめました。

 

惜しむらくは主演の声優さんがドヘタだったこと…。

野村萬斎さんの息子さんらしいのですが、あれはない。常に一本調子で怒っているのか悲しんでいるのか楽しんでいるのか声からは全く伝わってきません。戦闘シーンの息遣いや気合の声なんかも、なんか浮ついていて地に足のついていない感じで座りが悪かったです。

有名だから、有名人の息子だから、という理由で彼をキャスティングしたのなら、制作期間が倍になろうとも彼がきちんと演技できるまで徹底的に演技指導しなければ、彼にも失礼だし可哀想だと思います。

 

同時期に「リコリスリコイル」も見たのですが、こっちは結構設定やストーリー、細部の描写などなどに問題を抱えながらも、声優さんの魅力で13話引っ張られました。

 

やっぱ声優さんは凄いし大事なんだなあ、と再確認した今日このごろです。

 

アニメが続きますが、「後宮の烏」です。

 

中華風の架空世界のある国の後宮のお話。

妃でありながら夜伽をすることのない“烏妃”と呼ばれる特別な妃がいる。少女であるとも老婆であるとも言われる彼女はたった一人後宮の奥深くに住み、不思議な術を使うと言う。失せ物探しから頼まれれば呪殺ですら…。

 

その烏妃が主人公。

怪しくも妖しい存在であり近づくものとていない…はずなのですが時の皇帝が彼女に興味を持ち、運命が回りだす、というお話です。

 

基本的には怪異譚や幽霊譚を烏妃が特別な力を使って解決していく、一話完結型(二話にまたがることもありますが)。そこに烏妃とは何者でありどういう存在なのか、特別の力は何故つかえるのか、といった謎が絡んでいきます。一話完結型なので視聴しやすいのがいいですね。

そしてそれぞれのお話も、怪異や幽鬼を退治するというものではなく、その背景を知り心残りを解消することで解放していくといった趣です。

やるせなさ、悲しさ、切なさが感じられるお話が多いです。

勧善懲悪の爽快感はありませんが、どこか儚さや諦観の漂う優しさで包み込まれるような居心地の良さがあります。

 

一期十三話終了時点では、まだ烏妃の存在の真実は明かされていませんが、どのようなお話になるのか興味津々です。

 

 

 

アニメ「鬼武者」主演は三船敏郎。

 

えええ?どゆこと?て感じですがそういうことです(笑)

いやほんとにほんとに三船敏郎でした。

 

それはともかく、お話は「とんでもない化け物を追い、とんでもない化け物に追われながら旅をするチャンバラロードムービー」といったところ。

個人的には「魔界転生」(あ、小説の方です。映画は全くの別物です)を思い起こしました。

人外の化け物に追われながら、普通の人間たちが知恵と力と自己犠牲で対抗し目的に向かって進んでいく、そういう筋立てはやっぱり熱くなります。

 

チャンバラシーンも(終盤の人外同士の怪獣大決戦は別として)ある程度リアリティを担保しつつ派手なアクションを見せてくれて充分に堪能できました。三船敏郎はチャンバラが似合いますね。

 

何気なしに見始めたんですが一気見してしまいました。あー面白かった。あ、また魔界転生読んでみようかなあ。