NETFLIX「後宮の烏」感想 | 感想亭備忘録

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アニメが続きますが、「後宮の烏」です。

 

中華風の架空世界のある国の後宮のお話。

妃でありながら夜伽をすることのない“烏妃”と呼ばれる特別な妃がいる。少女であるとも老婆であるとも言われる彼女はたった一人後宮の奥深くに住み、不思議な術を使うと言う。失せ物探しから頼まれれば呪殺ですら…。

 

その烏妃が主人公。

怪しくも妖しい存在であり近づくものとていない…はずなのですが時の皇帝が彼女に興味を持ち、運命が回りだす、というお話です。

 

基本的には怪異譚や幽霊譚を烏妃が特別な力を使って解決していく、一話完結型(二話にまたがることもありますが)。そこに烏妃とは何者でありどういう存在なのか、特別の力は何故つかえるのか、といった謎が絡んでいきます。一話完結型なので視聴しやすいのがいいですね。

そしてそれぞれのお話も、怪異や幽鬼を退治するというものではなく、その背景を知り心残りを解消することで解放していくといった趣です。

やるせなさ、悲しさ、切なさが感じられるお話が多いです。

勧善懲悪の爽快感はありませんが、どこか儚さや諦観の漂う優しさで包み込まれるような居心地の良さがあります。

 

一期十三話終了時点では、まだ烏妃の存在の真実は明かされていませんが、どのようなお話になるのか興味津々です。