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感想亭備忘録

ドラマ、映画、小説について感想、解説、批評など。
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他人の夢を共有できる画期的テクノロジー「DCミニ」が盗まれた。それを機に研究員たちは次々に奇怪な夢を見るようになり、精神を冒されていく。

 

というのが導入なのですが、もう冒頭から「なんだこれは!?」の連続です。夢と現実がシームレスに繋がって、どこから夢の世界に入ったのかわからないままいつのまにか異様な世界が展開されて夢だと認識する。そこから目覚めた、と思ったらまだとんでもないものを見せられて、現実じゃなかったのか!?ってえ?現実なの?、と見ている自分の認知がゆらぎ続けるという本当に稀有な体験ができます。

 

全編通してめまいを覚えるような展開が続くのですが、ストーリーもぐちゃぐちゃになるというわけではなく、はっきりと筋の通ったお話になっていて「高尚なお芸術」ではなく、きちんとエンターテインメントになっています。

 

単純な勧善懲悪と見ることもできますが色々考察しようと思えばできる部分が山のようにありそうで、本当に興味深い作品でした。

 

前回このブログを更新したのは去年の11月だったんですね。

いやー、放置しすぎです(笑)

 

『何者』見ました。

佐藤健、菅田将暉、有村架純、二階堂ふみ、岡田将生、山田孝之と主演級勢ぞろいです。

 

”就職活動”

この人生の転機の中で変化していく登場人物たちの人間関係が描かれます。青春の終わり、挫折と希望なんていう綺麗事だけでは済まない苦悩、羨望、嫉妬。友人関係の危うさ。気まずさ。

そういったものが描かれていくわけですが、その間ずーっと何かもやもやしたものが胸の中に残るんです。奥歯に物の挟まったような、なんといえない落ち着かなさ。居心地の悪さ。

 

そのモヤモヤが最終盤でズバッと切り裂くように明かされます。びっくり・・・というよりは「うわー、そうかー…そうだったかー」って感じなんですが、これが胸糞と痛快のちょうど真ん中を貫く感じで、なんか変な気分で面白い体験でした。

 

「泣ける」とか「痛快」とかそんなわかりやすい一言でくくれるわけではありませんが見ごたえのあるドラマだったと思います。

 

いやあ、見事にひっくり返しましたねえ。

どちらかといえば眠気を誘うような、比較的ありがちな推理ドラマを4話見せておいて、5話目で思いっきりやってくれましたw

 

実のところまあ、透明な悪魔(このネーミングセンスはいただけないですがw)が誰かってのはある程度そうなんだろうなあとは思っていました。

いやもうひっくり返し方が痛快・爽快でワクワクしました。

推理モノとしてのどんでん返し、というか復習も面白かったのですが、なんといっても「城塚翡翠」というキャラクターをあそこまで思い切って、はじけてひっくり返すのはすごかったですね。いや面白い面白い。

 

しかしよくこの企画通りましたね。

4話までもそれなりに面白い推理ドラマではありましたが、まあ辛気臭いですし霊媒で犯人見ちゃうのですんごいどんでん返しって見せ方もできないし。企画段階で第5話目にこのちゃぶ台返しをいれる、と言われてもそこから盛り返せるのか、不安はなかったんでしょうか。案の定、4話までは視聴率も振るわなかったようですが…。

これでとんでもなく面白くなって来ましたが…視聴率持ち直すんでしょうかね?w

コロンボや古畑任三郎と同じ倒叙ものということで推理ドラマ好きは期待していいかもしれません。またドラマの色調もかなりPOPな感じにおもいっきり変調するようなので気軽に見やすくもなるかな?

 

次回から「新日曜ドラマ」wらしいのでここから見始めても充分楽しめると思いますがお時間と視聴環境のある方は1~5話も是非視聴することをおすすめします。

あー楽しかった。

 

痛快アクション娯楽作品。その一言です。

主人公はヴァンパイアハンターで、ヴァンパイアを狩ることで生計を立てています。

てことで、ヴァンパイア相手に無双するど派手なアクションが展開されます。家族が問題を抱えてたり、ヴァンパイアハンターの組合から現場経験のない頭でっかちな秀才と組まされたりなどなどありますが、とにかくヴァンパイアをやっつけろ!という単純明快なお話でした。

 

ヴァンパイアと遭遇するたびに漏らしちゃう秀才くんとのバディもの的な展開もありつつ、とにかくガンアクションと格闘を楽しませることに集中した映画だったと思います。痛快爽快、ちょっとコメディなこの作品、気軽に楽しみたいときには丁度いいかもしれません。

 

あ、腕がもげたり首が吹っ飛んだりもありますのでゴア表現がものすごく苦手な方は見ないほうがいいかもです。

 

 

職を失った中年ジャーナリストが再会したのは、12歳の頃に憧れた初恋の女性。彼女は現アメリカ合衆国国務長官にして次期大統領候補でした。

 

というロマンティックコメディ。

おとぎ話ですね。

おとぎ話にしてはかなり下ネタ多めですけどもw

 

王道ロマンティックコメディを、極端な身分差に拡大して、現代風の皮肉も下品さも色々織り交ぜて手堅く仕上げた佳作です。

心の奥深い部分に触れるなにかがあるわけではありませんが、いい大人のファンタジックな恋物語として充分に楽しめました。

 

シャーリーズ・セロンは色々化けますねえ。役によって印象を本当にガラッと変えてきます。いわゆるカメレオン型の俳優の一人なんでしょうね。この映画では知的でチャーミングで美しいながらもちょっと抜けたところもある魅力的な女性を演じています。いい俳優さんですね。