他人の夢を共有できる画期的テクノロジー「DCミニ」が盗まれた。それを機に研究員たちは次々に奇怪な夢を見るようになり、精神を冒されていく。
というのが導入なのですが、もう冒頭から「なんだこれは!?」の連続です。夢と現実がシームレスに繋がって、どこから夢の世界に入ったのかわからないままいつのまにか異様な世界が展開されて夢だと認識する。そこから目覚めた、と思ったらまだとんでもないものを見せられて、現実じゃなかったのか!?ってえ?現実なの?、と見ている自分の認知がゆらぎ続けるという本当に稀有な体験ができます。
全編通してめまいを覚えるような展開が続くのですが、ストーリーもぐちゃぐちゃになるというわけではなく、はっきりと筋の通ったお話になっていて「高尚なお芸術」ではなく、きちんとエンターテインメントになっています。
単純な勧善懲悪と見ることもできますが色々考察しようと思えばできる部分が山のようにありそうで、本当に興味深い作品でした。




