キットの到着
高岡町穆佐(ムカサ)小学校の南側150m、半年前に新築された(株)夕和木材の社屋。
その入口から入って直ぐ右手に、自社製作木工品の「展示・販売所」を計画されました。
ヨーロッパバルト三国のエストニアで伐採加工されたログハウスキットが、戸や窓やデッキ材などと共に神戸港からやって来ました。
幅1.1m×長さ5.4mの大きな梱包3個を、大阪の10t トラックが一晩掛けての配送です。
先ずは一番大きな梱包から吊り上げられ、
三個が次々と降ろされ並びました。
トラック右側の空間に、約2畳のデッキを正面に持つ、約10畳の広さのログハウスが「木工品の展示・販売の基地」として活躍する日が楽しみです。
上の写真と同じタイプですが、ログの厚みが少し太く、空間を更に広くする為にログを2段積み増し、束石基礎ではなく住宅同様のベタ基礎になりますので、もっと貫禄の有る一回り大きなログハウスになりそうです。
屋根修理2
数日おいて仕上げの工事をお願いしました。
新たに加工した棟役物の設置が始まります。
お隣りの洋瓦も台風の影響か、一枚がズレ落ちています。下からは見え難い場所なので、お気付きでは無かった様です。
ルーフィングをカットし、その下にたっぷりのコーキング。
板金を何回か合わせながら、細かな加工が進んでいきます。
元の様に二枚を設置し、両側から下地板に釘留めされ、
最後に棟換気役物をビス留め。
三方の接合部分には
茶色のコーキング剤が塗られて
完了しました。
屋根全体を細かく確認した処、東側ガレージの上にもヒビが見付かりました。
下からガレージの天井を見ましたが雨漏り跡は見当たりません。
サイズを合わせて加工された板金が
コーキングを施した上に
ピッタリと差し込んで、固定されました。
念の為、その上の段にも
もう一枚の板金が固定されました。
南側の雨樋に少し水の残っている場所が有りましたので、
取付金具を外して角度の調節をしてもらいました。
既にこの日には乾いていましたので、水を流して再確認。
ようやく全ての作業が終了しました。
屋根修理1
屋根屋さん二人が上がり、雨漏りの浸入口探しが始まりました。
玄関とグルニエ天井の滲み個所から見て、この辺りかと目星を付けますと、
コロニアルの上から三段目に
一筋の亀裂が有りました。
台風で木の枝など固い物が飛んできたのか、屋根屋さんの話では地震の揺れが原因の場合もあるとの事です。
寄棟の接合部を覆う板金は、防水コーキングをたっぷりと施してからビス留めしてありますので、
カッターでコーキングを切り、全てのビスを抜いていきます。
先ずは棟換気役物(軒先から取り入れた外気を、断熱材上の空間を通して最頂部から排出し、屋根下の熱を逃がす役目をします)を外し、
次に傾斜部の棟役物を外します。
外した二列の役物はあちこち曲がってしまいましたので、採寸して新たな物を加工し直す必要が有りそうです。
役物を固定する下地木材のビスを抜いて外し、
上からコロニアルを一枚ずつ外していきながら、
浸水の流れの跡を探していきます。
その跡を指しながら、施主に水の流れを説明してもらいました。
新たな防水ルーフィングとコロニアルを持ちあがり、
元のルーフィングの上から新たなルーフィングが張られました。
コロニアルを屋根の形状に合わせて
特殊なカッターで一枚ずつカットし
専用の釘で固定されていきます。
コロニアルの上にコーキング剤が隙間なく大量に載せられ、その上から元の板が固定され、
もう一方も同様の作業が行われて
下地板が固定されました。
雨の予報が有りましたので、防水ルーフィングを被せた上から、念の為に廃棄予定の元の役物を再度載せて固定してもらいました。
6年点検
高級住宅や別荘等でも有名な、宮崎市前浜に有る大きな松林の一角、在来軸組み住宅の点検に伺いました。
玄関の有る西面。
そしてインナーガレージのある東面。
庭の植物も元気に成長しています。
一歳を迎えた四人目のお子さんが、ぷくぷく笑顔でお出迎えしてくれました。
ストーブも元気に活躍の様子です。
広々としたダイニングキッチン。
年々子供部屋も進化を続け、
それぞれの個人空間が整えられ、各自の所有物も色とりどりに増えていきます。
いつも綺麗に整理整頓され、様々な情操教育もたっぷりと注がれているのを感じます。
大型換気扇もある二階のグルニエ。
使用頻度の多寡に依り、あちこちの収納も上手に使い分けられています。
グルニエから見下ろすキッチン・ダイニング・リビング。
その右手には小上がりの和室。お母さんはアイロン、子供さん三人はテレビに集中。
去年の大きな台風接近による暴風雨で、玄関上部で雨漏りが発生し、その跡が残っていました。
こちらはグルニエの角に残っていた滲み跡。
寄棟屋根の北西に流れる接合部分。右が玄関、左上部がグルニエですので、この接合上部に浸水口が有りそうです。
早速、屋根屋さんに連絡して見てもらう事にしました。


































































