ログハウス・ビルドのブログ -59ページ目

8年点検

霧島のKさんの別荘に伺いました。

 


窓額縁が色落ちし、土台化粧板金には緑のコケがびっしり、ログ壁もそろそろ塗装の必要が有りそうです。

 

 

根付かなかった場所に、小さな「トキワマンサク」が2本、再度植えられています。

 

 

デッキ手摺りの上にある笠木が少し傷んで来ましたので、笠木と笠木の間などをしっかりとコーキングし、近い内にたっぷりの塗料を浸み込ませる必要がある事をお話し致しました。

 

 

一階は洗面室の鍵が掛かり難くなっており、小さな照明一つが球切れ。

二階の寝室では天窓にあるブラインドの取っ手が不調になっていました。

 

 

客間も良く活用されている様子です。

 

 

今日のバルコニーからは桜島がうっすらと見えます。

梅雨や台風などの長雨と、無人の期間が長かったようで、屋内が十分に乾燥する暇が無かったとみえて、フィックス窓内部にカビが見られます。

 

 

今度の塗装時にきれいに落し、ログの中の水分が全部吐き出される様に、天気の良い日に開放して空気をしっかり通してもらう事にしました。

 

 

キッチン

 

 

洗面台と洗濯機

 

 

岩風呂

 

 

トイレ

特段の問題無し。

 

 

外部の草取りや植木の剪定等を年間契約されたとの事で、これからはご主人もゆっくり出来そうです。

 

天端均らし

 

基礎の天端(テンバ)の仕上げ面まで、レベラー(水平仕上げ剤)が流し込まれました。

 

 

固まるまでの雨養生にビニールシートが被せられています。

 

 

一段目のログは東西と南北では高さが違います。南北では一段目の半ログが、アンカーボルトで基礎と緊結されます。

 

 

全ての立ち上がり部と独立基礎がしっかりと養生されていきます。

 

 

生コンなどで汚した周囲のアスファルトは、高圧洗浄機できれいに洗い流されました。

立上がり打設

 

生コン車が到着し、立ち上がりの打設が始まりました。

 

 

一輪車で12cm幅の型枠の間に流し込み、

 

 

振動機を丁寧に掛けて、隅々まで生コンを行き渡らせています。

 

 

正面のデッキ側。

 

 

型枠の中に打った釘を目印に、高さを調節しながら一回りしました。

 

 

最後に独立基礎へ。

 

 

4ヶ所目に入れ込んで、終了。

別荘地

霧島の別荘地探しを依頼され、先ずは大規模開発された別荘地から見て回りました。

 

 

最初の段階では天気の良い日に、周辺環境や道路状況や眺めなどを中心に見て回ります。

ある程度絞り込んでからは、逆に台風前後や大雨の日、真夏・真冬・梅雨時期などの条件の悪い時にチェックして回ります。

 

 

奥地まで入り込むと今回も、元からの生息地を荒らされた鹿達が、また人間が来ているとこちらを凝視している様です。

立上がり型枠

 

内部型枠の正確な設置場所を示す、墨付けが始まりました。

 

 

最後に行う仕上げ左官工事までの雨対策として、数ヶ所の水抜き穴が用意されています。

 

 

東西中央の二ヶ所に十字ログ(ノッチ)が立ち上がります。内部にはそれを受ける基礎が必要です。

 

 

反対側にも、曲尺(カネジャク)を使って

 

 

正確な墨付けが行われています。

 

 

内部型枠が準備され、

 

 

次々と組まれていきます。

 

 

立ち上がりの上部に基礎換気口を取り付ける空間も準備されました。

 

 

デッキの独立基礎は20×20×h35cmが4ヶ所。外側にはログ水切り用に基礎上部に空間を作ります。

 

 

サイス゛に合わせた型枠を作り、

 

 

独立基礎の型枠も出来上がりました。