「このゲームでは、展開効果、リーサルの取りやすさ、除去の多さ等の要素を複数持つデッキを"強デッキ"って呼ぶんだろう?
だったら、それら全てを併せ持つこのデッキは、"最強デッキ"と呼ぶべきだよね」
(ここでMagiaが流れる)
ブンブンハローいずれ魔女になる君達~
どうも!第二次成長期の少女大好き、インキュベーターキンです!
本日紹介するのは11月29日発売の「ユニオンアリーナ 魔法少女まどか☆マギカ」より、赤の魔法少女デッキです。
まどマギは放送当時の中学生の頃(確かまどかより一つ年下)にドハマリして、カプ厨になったり、百合厨になったり、反転アンチになって元に戻ったりと良い意味でも悪い意味でもオタクにされた作品であり、非常に思い入れ深いタイトルなのでユニアリでも遊べて非常に嬉しいです。
悪い意味の方はお前の性格の問題によるところが大きいだろって?はい。
登場キャラの中ではマミさんこと巴マミが一番好きで、10年以上ガチ恋しているといっても過言ではない程に好きなのですが、最近愛用してるのはマミさんが一種類しか入ってない、こんなデッキです。
レイドほむらや3杏子による展開効果で面を広げ、場に「特徴:魔法少女」の名称を持つキャラクターの種類が多ければ多いほど真価を発揮する2種類のレイドまどかを有効に使って戦っていく感じのデッキです。
5人(マミさんは0に一種類だけですが)で力を合わせて戦うという、なんとも王道の魔法少女チームっぽさを感じるデッキですね。
ところで魔法少女5人が欠けることなくワルプルギスの夜に立ち向かうほむらの妄想ifルートを描いた「魔法少女まどか☆マギカTheBattlePentagram」というゲームがPSvitaで発売されてたことを覚えてる方いらっしゃいます?
このデッキ、「赤まどか」ってデッキ名もしっくりこないから、あのゲームの最終章の展開に乗っ取って「セイクリッド・ペンタグラム」と呼称したいのですが構いませんか?
前置きはこの辺にして、このデッキのメインとなる強力なカード達の紹介です。
- 4レイドさやか
常時インパクトとインパクト無効を持つ、シンプルに攻防に長けたレイドキャラ。
ライフエリアのカードを手札に加える必要はありますが、そうすると退場しても場に疑似的に留まるという強力な効果を持っています。相手の場にインパクト持ちキャラが複数並んでいる状況でも、退場時効果を有効にしたこのキャラでブロック→場にいるさやかにレイドすることでもう一度インパクトを防ぐことで確実にライフを守ることが出来る!
まさに攻防一体の最強キャラと呼べるでしょう。
- レイド杏子
前述のさやかの効果でライフを削っていた場合は2回アタックを得ることが出来ます。
この2回アタックと、2つ目の「アタック時に場のキャラを選んでBP+1000」する効果の組み合わせが非常に良く、自身をBP5000にしてアタックすることで、相手のBP5000のキャラを気にせず殴った後に他のキャラのBPを上昇させて有効アタックを生み出し続けることが出来るんですね。
このカードのおかげで、最近割と増えてきたBP4500以上のキャラを並べるデッキ相手にも強気に立ち回ることが出来ます。
- 3杏子
場に出るだけで魔法少女を増やせます。レイド杏子でBP4000まで上げれるためアタッカーとして運用することも出来るので単に場を整えるだけに留まらない活躍を見せてくれます。
- レイドほむら
手札から魔法少女を展開しつつ、更に相手キャラのアタックを封じるという、書いてあること全てが強いカード。
強力な効果を持ったレイドキャラのレイド元を場に確保しつつ、相手のアタッカーを止めることで場のカードやライフを守ることが出来ます。
先ほど紹介した杏子に次ぐ展開要因でもあるため、このデッキの展開札の多さが分かったのではないでしょうか。
- レイドまどか(4エナジー)
条件を満たせば4エナジーで実質BP5000のインパクトでアタック時に1ドロー!?!?!?流石は途方もない因果を背負い込んだ魔法少女。つ、強すぎる……。
さやかと併せて2種目のインパクト持ちキャラです。こんなの、こちらの点の通りが良過ぎて申し訳なくなりますね。
- レイドまどか(5エナジー)
登場するだけで最大BP5000のキャラを除去!?5エナで!?や、ヤバすぎる……。
相手が必死にエナジーを溜めて登場させたGGOレイドキリトやプリマステラ・十王星南といった強力なキャラを5エナジーで除去してしまうのは最強の魔法少女といったところでしょうか。
さて、このデッキですが
・展開効果(ほむら)
・インパクト(まどか、さやか)
・スペシャル以外の除去札(まどか)
・BP5000以上の相手キャラへの解決法(杏子によるパンプ)
これらの要素を兼ね備えたデッキであることが分かったと思います。そう。現在のユニオンアリーナで環境デッキと呼ばれるデッキ達が持っている要素をほぼ全て兼ね備えているのです。
つまりこのデッキは「最強」なのだった。
それではまた次回のブログでお会いしましょう!シーユーネクスタイム!!
そんなデッキあったら苦労しねーよ、というわけなので弱点のご紹介。
- 手札消費が激しい
展開札が多い、と言いましたが山札から展開するわけじゃなく手札から展開してるので当然手札は減ってるんですよね。
考え無しにレイド連打とかしてると手札は無いわ場の名称は尽きてくるわで悲惨なことなります。
- 長期戦に不利
当然なんですけど、ゲームが長引けば場のキャラって除去られたりブロックしたりで減っていくわけじゃないですか。
で、フロントラインのキャラが減ればエナジーのキャラを壁要因で前に出すわけじゃないですか。そいつらも場から消えていくわけじゃないですか。
まどかとほむらは多めに入ってますが、4,6,7枚ずつの採用になってるマミさん、杏子、さやかって1ゲーム中に欠損する可能性がだいぶ高いんですよ。5名称確実に揃えて戦える試合はそんなに無いです。
まどかのレイドが本当に強い状況って自身以外を4名称揃えてる時なので、ゲーム終盤に手札に持っていても機能しない時が結構あるんですよね。狙い撃ちや除去で確実に面を取ってくるデッキが相手だと本当に無理ですこのデッキ。
- トリガーが強そうで弱い
レイドトリガーが14枚!って書くと結構強そうに聞こえると思うんですけど、その他のトリガーを見てみましょう。
ゲットが7、ドローが5、アクティブが6なんですよね。トリガーでデッキを回したり、場のキャラをパンプさせて守れることは稀です。
更に名称を散らしている都合上、レイドトリガーが捲れても有効に働く場面は思ったより少ないです。5レイドまどかが捲れたけど場にいるまどかはレイド状態のみ、とかザラに起きます。
と、まあ。5名称で戦ってるが故の弱点が非常に目立つデッキです。
やっぱ3名称で戦ってる学マスの信号機ズルくない?んでもってイルミネとストレイとアルストロメリアもうちょっと何とか出来ない?
それじゃあ改めて各カードの紹介。
- 0帯
このデッキ唯一のマミさんです。登場時に1枚引いて1枚棄てる効果を持ちアクティブトリガー。各デッキに配られたり配られなかったりする互換カードですね。特に言うことが無い優秀なカードです。
このデッキはとにかくレイドまどかのために魔法少女の種類を場に揃えておきたいので、手札を交換出来るこのカードはありがたいです。赤は他のマミさんが何とも使いにくいので、このカードだけを4枚入れてます。
ゲットトリガー3種。レイドほむらが強力なためほむらのみ3枚採用。まどかは1と2にそれぞれ4枚ずつ存在し、さやかは枠の都合で2枚ずつ採用。
ゲット0ってそんなに好きじゃないんですが、このデッキにおいては場に名称を揃えておきたい都合上、盾から加わってくれるのはちょっとありがたいですし、手札に加わったこれらのカードはレイドほむら、3杏子で展開出来ます。
というか赤の魔法少女軸って0帯の選択肢が他にトリガー無しのステップ杏子か、スターターにいつも入ってる2kバニラのさやかしかいないので仕方ない。
- 1帯
スターターに入ってるまどかです。綺麗な青さでいつも待っててくれそうなシーンですね。
デッキトップを4枚見て、まどか以外の魔法少女を手札に加える効果です。0マミさんとこのカードで魔法少女を手札に揃えていきましょう。レイドまどかがデッキボトムに沢山沈んでいったら「鹿目まどか。彼女だけは契約させるわけにはいかない」と、気分を暁美ほむらに切り替えて頑張りましょう。
余談ですが、劇場版3部作に加えてテレビ版魔法少女まどか☆マギカもシリーズの一部としてユニアリに参戦してるのはコネクトの映像の切り抜きをカードとして使いたかったからってだけな気がします。
- 2帯
場に他の魔法少女名称が3種類以上あれば2エナジーを発生させます。諦めない思いがいつしか心繋げそうなシーンですね。ルミナスのサビめっちゃ好き。
アクティブ2個玉と違い、先行・後攻の2ターン目に登場したのでは特に仕事をしませんが、ゲーム中盤以降になると単純な2エナ2個玉になります。後述のレイドほむら、3杏子をフロントに出しつつエナジーに2個玉を置けると中々強いです。
あと割と勘違いしてる人がいるっぽいのですが、まどかの「このカード以外の場の[特徴:魔法少女]」は自身以外の「鹿目まどか」名称も含みます。ぶっちゃけ自分もユニアリ公式対戦動画を見るまで勘違いしてました。
登場時にまどかがいれば1枚引けます。BP3000なので序盤に前出ししてもいいですし、後述するレイド杏子の効果で一応BP4000で殴りに行けます。
まどか名称のカードは多めに入れてるので大体仕事しますし、手札からキャラを展開していくこのデッキにおいて登場時ドローは強力なのですが、トリガー率や他名称のカードを増やしたい都合上2枚の採用。
インパクト無効効果持ちのアクティブトリガー。ゲットとレイドばかりのこのトリガーで貴重なアクティブトリガーです。
このデッキのエースカードの一つでもあるレイドさやかのレイド元であり、赤のcolorで除去されないインパクト無効なので単体でもそれなりに役に立ってくれます。
アクティブ2個玉。杏子名称であること以外特に言うことが無いです。
どうでもいいんですが赤の杏子がやたらトリガー持ってないのは彼女が固有魔法を失ってるからなんでしょうか……と考えたんですが、そんなこと言ったら紫のさやかも全然トリガー持ってないので、単純に他の魔法少女にトリガー与え過ぎて同色内でのトリガー率のバランスを取ったらたまたまそうなっただけっぽい。
- 3帯
よく見かけるようで、そうでもない気がするステップ2個玉効果。トリガーはアクティブが良かったかも。
二子玉要因を8枚にしたかったことと、ほむらのレイド元になるため採用。
最近よく配られてる気がする、出すカードの指定に特徴を要求しているためにBP3000でトリガーのついてる展開効果持ちキャラ。バンダイにはシャニマスvol.2を作ってる途中にこの効果思いついてほしかった。
このデッキに2エナ以下のキャラは25枚存在するので、このデッキの半分は実質0APです(暴論)
- 4~5帯
レイドの杏子。このデッキで効果を活かせる状況はあまり存在しない上にピン差しのため、正直この杏子を抜いてレイドさやかかレイド4まどかを4積みする方が強い気はします、が。
どうせなら全種SR使いたいじゃん。という思想の元でとりあえず1枚入ってます。
とはいえ単純な4000バニラというわけではなく、盾から拾える唯一の杏子名称のカードで、アタック時に場のキャラのBPを+1000出来る効果はBP3000のキャラを有効アタッカーに変えたり、BP5000のアルティメットまどかを超えて殴れるため、レイド出来たら出来たでちゃんと活躍してくれます。
ライフエリアのカードを加えたら2回アタックを得る効果を使う機会は、ライフエリアのカードに干渉する効果を持ってるのがレイドさやかのみのため全然無いです。使える状況が全く無いってわけではないんですが、このデッキで自分のライフ率先して減らすメリット無いし……。
レイドのさやか。常時インパクトでインパクト無効持ちってだけでとても偉い。
杏子の時に説明した通り、このデッキで自らライフを削る旨味は特に無く(どうしても手札が足りずライフから補充したい場合が無いわけではないんですが)、レイド元は4枚しか無いので退場時にレイドしようにもレイド元のさやかが用意出来てない状況が大半のため、下の効果は別に気にしなくていいです。
一応ブロックして退場しても場の名称が減らない、というメリットはあるのですが、同タイトル内環境だとバウンスの黄マミさん、リムーブしてくるアルまど(円環の理)と退場時を発動させない除去が多すぎて困る。
レイドほむら。手札から2エナ以下の魔法少女を出し、場にまどかがいれば相手キャラのアタックを封じるという、登場時効果のみですが非常に強力な効果を持っています。時間停止の魔法の再現はロロの絶対停止のギアスのようなレスト凍結効果になると思ってました。
グロースターのように山札から展開は出来ませんが、場に名称を揃えておきたいこのデッキでは盾からのレイドで相手ターンでも展開と防御をこなせるこのカードは非常にありがたいです。たま~にまどかが場にいなかったりしますが、その時は「鹿目まどか。彼女だけは契約させるわけにはいかない」と、気分を暁美ほむらに切り替えて頑張りましょう。
スターターのレイドまどか。場に自分以外の名称がいればいる程強化され、4名称あれば5000インパクトでアタック時ほぼ確定1ドローと、4コストの域を遥かに超えているキャラになります。
手札消費の激しいこのデッキにおいてアタック時に手札を増やせるのはありがたいです。4投したいのですが枠の都合とレイド元のまどかを5レイドと食い合うために3。拘りの無い方はレイド杏子を抜いてここを4でもいいかも。
ブースターのレイドまどか。みんな大好き除去レイド。
前述の通り、「このカード以外の場の[特徴:魔法少女]」は自身以外の「鹿目まどか」を含むので最大5000BPまで除去が出来ます。
こういった除去札は相手の大型が出て来るまで温存しておきたいところではありますが、ゲームが長引けば長引く程、場に名称の種類を維持するのは難しくなっていくため、出せる時に出して相手の面を減らしつつ、確実に点を詰めていくのが大事なのかなーと最近感じました。
どうでもいいんですが、ほむらはまどかさえいればフルパワーなのに対して、まどかはほむらだけじゃなくて皆がいないと真価を発揮しないの良いよね。
- その他イベント
特に言うことが無い、特定キャラがいれば5000まで除去できるスペシャル。
石田雨竜。パズドラは反省しろ。
踏み倒し展開やドロー効果がそれなりに多く、イベントの枚数を削ってでもキャラを増やしたいデッキなのでファイナルは2枚。最近は全部抜いてもいい気がしてきた。
やたらとFINALの種類が豊富なので、どれを採用するかはお好みでどうぞ。
この「好きなキャラに合わせて好きなFINAL使ってね」という配慮はもっと前に見せてほしかったなァ~!なんで俺は電王のデッキで巧と草加と三原の変身シーン使ってんだろうなァ~!!
記事の前半で述べた弱点に関してはもうしょうがないので、プレイング(と運)である程度カバーしていきましょう。
まず不用意なレイドは出来るだけ避けることでしょうか。レイドって既に場に出てる1枚のカードが強化されてるだけなので、場のカードは増えてませんよね?
相手のデッキや動きを見つつ、BP4000のレイドキャラ達を何人か素置きして場のカードを整えていくことが重要だと思います。素置きした4000ラインで殴りつつ、点を詰めたい状況になってからレイドさやかやまどかで詰めていく、といった感じですかね。
相手が盤面の処理に長けてないデッキであれば、序盤から5レイドまどかに乗って面を処理し、そこそこ高い展開力を活かして面の数で優位に立つことも出来ます。対面によって上手いこと……なんかいい感じに立ち回りましょう。
キャラ効果の要素だけを抜き出せば一見強そうに見えて、いざ回すと魔法少女の揃わなさ、レイド元の欠損などで歯がゆい思いをしがちという気難しいデッキですが、毎ターン名称を維持すれば強力な効果の連打で優位に立ち回れる楽しいデッキです。
特に作品全体のファンからすれば、ほむらが眼鏡を外している状態で5人の魔法少女が力を合わせて戦っているという、本編では見られなかった夢のシチュエーションを作れて(「原作の名シーンを再現!」するカードゲームとは……?)嬉しいですね。
いや違うな。
思ってしまうのでした。ウェヒヒ
それではまた次の戦場でお会いしましょう!シーユーネクスタイム!
無理して箱買ってデッキ組んでるだけで、好きなタイトルのデッキパワーが微妙でも、好きなタイトルの発売月が結構向こうで暇でも、誰にも相談出来ず独りぼっちで、バンダイカードダスのアンケートに愚痴るばっかり。
良い物じゃないわよ。カードゲーマーなんて。
次回、「もうお金が無い」