【絆のアリル】PROPLICA VANITIM簡易レビュー!な話 | 寿司職人主催寿司試食会

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筆者はタイトルをスラスラ読めません

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 どうも輝夜月です!

 

 

 

 カードゲームの話ばっかしてる気がする当ブログですが今回はPROPLICA VANITIM (プロップリカ バニティム)というバンダイ玩具の紹介をやっていきたいと思います。



 

 

 

 まずPROPLICAいうのはブランド名です。メッサ簡単に説明すると大人向けにアニメのなりきりグッズを出してるバンダイの玩具ブランドです。刀剣乱舞の刀とか鬼滅の日輪刀(DXじゃないやつ)なんかもここから出てますね。

 

 

 

 で、VANITIMってのはアニメ『絆のアリル』にて主人公達が身に付けている腕時計型のアイテムです。現実世界とバーチャル世界の両方を舞台とするこの作品の登場人物達はこのアイテムを使用することでバーチャル世界にダイブします。

 

 

 

 さて皆さん、そもそも『絆のアリル』というアニメをそもそもご存知でしょうか。昨年の春に1クール目が放送され、同年の秋には2クール目が放送された分割2クールの作品です。

 多分ご存知で無い人が多いと思います。自分は去年の10月(2期の3話分くらいまでが放送されてた時期)までアニメ見てませんでしたし、アニメ見るまでタイトル自体もよく知りませんでした。

 

 

 

 ではキズナアイという名前は皆さんご存知でしょうか。これは多分皆さん知ってるかと思います。なんか凄い有名なVtuberです。V界のHIKAKINです。

 配信は見たことなくても「はいどーも!キズナアイです!」ってボイスは脳内再生出来る人いるんじゃないでしょうか。僕自身も配信自体ほぼ見たことないですが声は知ってます。

 

 

 

 そのキズナアイの運営会社が昨年始めた新規プロジェクトがこのアニメを始めとした「アリルズ」です。ざっくり言うとキズナアイの後輩です。

 キズナアイのように中の人間の存在を隠したバーチャル的な存在ではなく、若手声優さん達15人の存在を最初から公開して起用しています。分かる人には分かる名前を出すとナナニジみたいなやつです。多分。

 

 

 

 

 

 

 リアルとバーチャルの両方を繋ぐ活動をしている……みたいです(自分もあんまり配信自体は見たことない)。こういうのはXRアーティストって言うらしいですね。

 

 

 で、そのアリルズ15名の活躍を描いたアニメ作品が「絆のアリル」というわけです。アニメ用に各キャラの設定がちゃんと決まっており、ストーリーも「かつてキズナアイが君臨していたバーチャルアーティストの頂点を掴むためバーチャルアーティストの少女達がそれぞれユニットを組んで競い合う」という分かりやすい物になっています。

 

 

 

 

 なんでお前そのアニメ見て玩具まで買ってんの?って話になるんですけど、時は遡ること昨年10月。僕は徳島県で開催されたマチ☆アソビに参加するつもりでいました。

 事前に発表されたステージイベントの時間を確認して予定を組んでいましたが、目当てのステージイベントとその後に見たいステージの開始時間にだいぶ空きがあったんですね。暇潰しに何しようかな~適当なステージでも見ようかな~と考えていたところ、ちょうど良い時間帯に開催されていたのが『絆のアリル 監督&キャストトークショー』というイベントでした。

 

 

 

 トークイベントに出演するキャストの中にはシャニマスで斑鳩ルカを演じている川口莉奈さんのお名前があり、その時シャニマス5.5thライブのチケット争奪戦に全敗した僕は(シャニマスに見捨てられたからせめてシャニマス声優さんだけでも拝んどくか……)と見に行くことを決めました。

 で、せっかくトークショーに参加するならアニメ見てなきゃダメだよなーと思い、予定組んでからマチアソビ当日までの3日間で当時放送分のアニメ全話見てから参加しました。それがこのアニメを見た理由です。

 

 

 

 実際のアニメがどんな出来だったかと言われると、まあ僕は好きな作品でした。

 悪くはなかった……んですけど、分割2クールアニメですが1クール目が結構盛り上がりに欠ける作品であったことは否めません。

 

 

 

 主人公のミラク(玩具パッケージの女の子)はPathTLIVE(パストライブ)という5人ユニットにアリルズ内で所属しているのですが、1クール目ってその5人が揃うまでの話で終わるんですよ。15人も所属アーティストがいるのに5人しか出てこないです。

 5人が揃うまでの過程は真摯に描いているのですが(いや、リズの加入はだいぶあっさりでメイン回を2期に回された感があるが……)、「課題曲の歌詞を自分なりにアレンジして歌う」という主人公達が通う学園からの課題の都合上、同じメロディの曲が12話を通して結構な回数流れる、CGモデルはYouTubeでの配信で使う物と一緒なのでアイドル物として見るとクオリティが若干見劣りする、youtuber育成プログラムの授業か何か?ってレベルで「配信の際はこういうことを気を付けよう!」というやり取りが行われる……

 など、まあまあ気になる点がチラホラ。丁寧に作ってるのは分かるんですけどね……。

 

 

 

 2期からはメイン登場人物がアリルズ15人+αに増え、キャラ同士の絡みや感情のぶつかり合い、毎話のようにライブパートが挟まるなど、テンポよく話が進行するので面白かったです。

 ただ1期が退屈だったということはそこで試聴を切る人が多かったということ。更に2期は裏番組がウマ娘だったこともあり、せっかく2期で面白くなってきたのに残念ながら見ている人はあまりいなかったんじゃないかな……という印象です。自分はアマプラで試聴してましたが、放送時間にTLを眺めても誰一人としてフォロワーが実況してませんでしたからねこのアニメ

 

 

 そういうアニメの知名度の低さ的なことが主な原因なのか、定価約10,000円のこの「VANITIM」はゲーム連動をウリにしていたのに肝心のゲームが発売中止、後から仕様追加版が出る、作中では不正や反則行為に用いられるなど、アイテムに対する悪印象は全く存在せず、どこぞのキ〇グガ〇リカ〇バーと違ってほぼ毎週画面に映っているにも関わらず、Amazonでは発売1ヶ月足らずでおよそ8割引というとんでもないことになってます。

 

 

 

 

 

 

 ちなみに自分がAmazonで購入したのは発売から一週間後くらいだったのですが、その時点で2,800円とかそのくらいでした。

 かわいそう。

 

 

 

 じゃあアニメの知名度が足りなかっただけで玩具自体は素晴らしい物かと言われると「そうでもなくね?」というのが感想です。そもそも玩具を買うオタク自体が希少なのかもしれない

 お待たせしました。ようやく以下から商品レビューです。

 

 

 

 

 改めまして箱の表です。女児向け玩具っぽさがありますね。

 デパートの玩具屋とかに置かれてたらアイカツとかプリリズの親戚だと思われるかもしれない。

 

 

 

 

 

 箱の裏です。パストライブ5人が描かれてて戦隊モノみたくなってますね。同年放送の戦隊よりはプライベートでも仲良しだと思います。

 1番上から時計回りに紹介するとミラク(CV.日原あゆみ)リズ(CV.塙有咲)クオン(CV.川口莉奈)ノエル(CV.貫井柚佳)クリス(CV.小玉ひかり)です。VANITIMの名前は忘れても彼女達の名前は覚えてあげてください。

 

 

 

 

 箱の上面です。簡単な商品説明が書かれています。

 

 

 

 

 

 箱から中身を取り出すとこんな感じ。

 

 

 

 

 

 本体とそれを飾る用の台座の他には、アニメのストーリーやVANITIMの解説、玩具に収録されている楽曲の紹介が書かれた説明書が入っています。事務的なモノクロの説明書ではなくこういったカラフルな物になっているのはちょっとワクワクしますね。

 やっぱ女児向け玩具な気がしてきたな。もしかしてミリアニと放送枠争いで負けた?

 

 

 

 

 

 それでは本体を組み立てていきましょう。まずは固定用バンドを巻きます。

 

 

 

 きったねえ成人男性の手首を見せてしまい申し訳ありません。

 手首周り20cmまで対応しているのでよっぽどの巨人か美食四天王のようなムキムキでなければ巻けると思います。

 

 
 
 
 で、その上にバニティム本体をガッチャーンコ!これで組み立て完成です。

 

 

 

 

 本体はプラスチック製、バンドはテープで固定するタイプで丈夫なため、バイタルブレスみたくゴムが千切れて腕に負けなくなったりすることは早々無いでしょう。
 

 

 

 ちなみにディスプレイ用の台座が付属しており、腕に巻いていない時はこのように飾って置いておけます。

 

 

 

 

 

 

 あまりスペースも取らないのでお洒落な腕時計の気分で飾っておくのもいいのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 これはサイズと形の都合上メッサ置き場に困ったので数年間引き出しの奥で眠り続けているHIKAKINBOXです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、このVANITIMはボタンを押すとキャラクターのボイスや作中BGM、楽曲が流れ、それに合わせて本体も光るという「光る!鳴る!」なデラックスな玩具です。

 

 

 

 さて皆さん、このアイテムが光るとしたら一体どこだと思うでしょうか?10,000円もするのだからきっと中央部分が液晶画面のようにキラキラ光るのだと考えると思います。

 

 

 

 

 正解はこの一箇所です。本体中央はタッチセンサーです。

 
 
 
 
 
 うーん……。
 
 
 
 いや、別に作中でもめちゃくちゃ光り輝いていたわけではないのですが、約1万円もする玩具にしては発光自体はちょっとショボい……。まあ光らないよりは良いです。機能なんてものは無いよりある方がいいですからね。無い方が良い物なんて杜野凛世の胸くらいなもんだぜ!
 後述するパストライブモードではメンバー5人の台詞に応じてそれぞれのパーソナルカラーが光るので、決して手は抜いてないです。ただ期待よりちょっと……ってだけで。
 
 
 

 肝心の音声機能なのですが、正直なところを言うと満足いくほどではないかな……という印象。

 

 

 

 箱には「ミラクとバニティの掛け合いや、キズナアイ、PathTLIVEメンバーのセリフを多数収録」とありますが実際は65種類くらいです。

 十分多くね?と思うかもしれませんが、パストライブの5人+バニティ(AIのナビゲーターみたいなマスコット。CV.内山夕実)とキズナアイ7人のキャラで65種類程度なんですよ。メモリアルマグナムレイズバックルに浮世英寿の台詞だけが入ってるのとはまた話が違うわけです。

 そのため主人公であるミラク以外の台詞量は少なめになっている上に、ほぼ掛け合いボイスでの収録のため「劇中の印象的なセリフを収録」って感じでは無いです。これがちょっと残念。

 

 

 

 

 

 

 

 電源スイッチを入れる向きで再生するボイスパターンを切り替えることができ、スイッチを下向きに入れるとミラクとバニティの掛け合いが聞けるミラクモード、上向に入れるとパストライブ5人の掛け合いが聞けるパストライブモードとして起動します。

 

 

 

 ミラクモードではタッチセンサーを押すことで「Get Ready?」という音声と共にBGMが流れます。ミラク達が現実世界からバーチャル世界にダイブする際の音声ですね。

 これについては何も問題無いです。作中のアクションが完全再現出来ます。これで俺もお前もバーチャルアーティスト!

 

 

 

 本体横のボタンを押すと流れるミラクとバニティの掛け合いはほぼアニメ1話でのやり取りになっています。そもそも作中通してミラクがバニティとの掛け合いが目立つシーンはそこくらいなので問題無いのですが、パストライブモードでのメンバーとの掛け合い台詞の量とチョイスが個人的には結構残念。

 

 

 

 1期最終回と2期終盤での5人でのやり取りが収録されているのですが、本当にそれだけです。もっと日常会話とか欲しかったんですけどね……。

 このモードでは30種類の音声が収録されていますが、「……!」といった単なる息遣いや「どういう意味?」といった一言だけの台詞も入っているのであんまりボリュームは感じないかなぁ。これに関しては意見が分かれるとは思いますが、掛け合いボイスよりはパストライブ5人のモードをそれぞれ切り替えることでメンバーそれぞれの印象的な台詞等を収録してほしかったです。2期クリスの「がるる……!(威嚇)」とか無限に再生したかった。それはそれで値段上がっちゃうんでしょうか。ただでさえ定価10,000円もするのに。

 

 

 

 ミラクモードの状態ではタッチセンサーを長押しするとミラクとバニティの会話が全てミラクとキズナアイの会話に変化します。現在活動休止中のキズナアイの新録ボイスが聞けるので、キズナアイファンには嬉しいんじゃないでしょうか?

 キズナアイはアニメにおいても重要な役割(ストーリーの本筋にはあまり関わらないがヒーロー物のレジェンド戦士のような扱いで要所要所で出てくる)を果たしていることもあり、ちゃんとキズナアイのボイスも収録してくれたのはアニメ視聴者としても嬉しいですね。まあキズナアイはバニティム着けてないけどな!

 

 

 

 タッチセンサー及び本体横のボタンを押すと作中で使用された楽曲が流れます。ミラクモードではキズナアイ歌唱の『LINX』、パストライブモードでは5人歌唱の『KIZUNA』がそれぞれ流れ、楽曲を流している状態でも台詞を再生させることが出来ます。ライダーや戦隊のCSMみたいですね。ここはちょっと良いかも。

 

 

 

 ただ音声モード全体の問題なのですが、そこまで音質が良くないです。

 仮面ライダーだと主題歌CDの特典に主題歌が流れる小物玩具が付属してることあるじゃないですか。あんな感じでちょっと曇った音なんですよね。

 

 

 

 まあ玩具のスピーカー機能なんでそんな高級なモンじゃないんでしょうが、これ定価10,000円もするんだからもうちょっと頑張ってくれよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 そんなわけでザっとバニティムについて紹介しました。文句の方が目立った感じになりましたが、作中キャラの気分に成りきれるという部分はちゃんと出来ていますし、ボイスパターンが面白くないみたいなことを言いながらも本編のエモいやり取りはしっかり収録されているので、楽曲再生機能と合わせてファンアイテムとしては悪くないと思います。

 ただ定価で購入するだけの価値は無いかな……というのが正直な感想。何度も言いますが10,000円もするならもっと頑張ってよと言いたくなる。

 もしくは1万円だとこれが原因なのか?…………まっさかぁ(プレバンで発売されるDX玩具の数々を思い出す)

 

 

 

 ちなみに自分はこういうなりきりアイテムとか結構好きですし、マチアソビのステージでキャストの日原さんと川口さんがバニティムを巻いているのを見てちょっとテンションが上がったので購入しました。めっちゃ安かったし

 アリルズはyoutubeが主な活動拠点ですがリアルイベントも開催していますし、ファン同士で交流する場にバニティム着けて行ったら楽しそうですし、ファンであることの証明にもなって良さそうですよね。アイ〇スやラブラ〇ブなんかにもこういう小物があったらみんなライダーベルトとかじゃなくてそっち持っていくのにな。……いや多分無理だな。

 

 

 

 そんなわけでアリルズのファンなら2,000円くらい出して買ってみる分には楽しいファンアイテムだと思います。ちなみにイエサブだと1,000円らしいです。

 

 

 

 

 

 それではまた次回のブログでお会いしましょう!シーユーネクスタイム!

 

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↑自分用の変身アイテムのような小物が作中に出てくるので同ブランドで商品化を待つ女↑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以下余談。

 

 

 

 昨年12月23日から今年の1月5日まで、このバニティムの発売を記念してTwitter(Xとは呼んでやらねえぞ輿水幸子P)では#VANITIMキャンペーンが行われていました。

 購入したバニティムを装着してその写真を投稿した人の中から抽選で5名に、パストライブ5人の声優さん達がそれぞれサインを書いたポスターが当選するというものです。

 

 

 

 

 

 自分は年末に購入したのでキャンペーンの開催日時に間に合い、ノリノリで投稿しました。

 

 

 

 

 ちなみに自分が投稿した時点ではキャンペーンの投稿数は7件くらいだった気がするので、(マジで大丈夫かこの玩具)と心配になりました。

 

 

 

 

 

 

 なんか当選しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (不満点とか結構書いちゃったけどこの記事見られたら当選権利消されないよな……?)





※2月追記


 大丈夫でした👌