どうしたら僕たちはヒルズの住人になれるのだろうか? -159ページ目

起業

インターネットの普及で「起業」のハードルが下がった。

そして、「起業」が失敗する確立は、より高くなった。


カンタンに多くの人が起業するようになったのかな?

ナスダックやヘラクレスなどへの株式公開でお金持ちになる可能性も

以前よりは高くなった。


いつかは、六本木ヒルズに。・・という夢もまた、、、。


しかし、それでも失敗する確率はより高くなってきている。

起業するときに、誰もが自分が失敗するとは思わない、いや、

成功すると思っている。だが、失敗は訪れる。

どこに原因があるのか?そのとき考えても、もう遅い。



日本という社会では、失敗は学習できない。

企業再生の成功も、起業の成功も本質的には同じなんだけど。


中小企業を、

銀行取引停止処分や破産でつぶし、そこから、経営者を

新たな事業で再生させる・・・それが、今まで僕がやってきたことだ。

僕のもっとも得意なことだ。そしてそれができるためには、

その経営者にある特定の変化が必要になる。

大企業の経営再建は知識やノウハウがあればできるけれど、

中小企業のそれは、 それだけでは、  できない。

(もっとも中小企業の再建は儲からないから誰もやらない→

ノウハウの蓄積がないままとなるんだろうけど。)


今週もまた、新たな起業の仕事を引き受けてしまった。

おそらく、フツウにやったんでは99%失敗する起業なのに、

、、、。でも、今回の起業は、そうならない可能性ももっている。

別の企業の顧客を、新しい会社に結びつけてもらうことで

約束をとりつけてきた。



人、物、金というけれど

中途半端な金ならあってもなくても同じ。物=商品は、単独では「どんなにいい物」でも

意味がない。最終的に「人」がもっとも大切になる。



そんなことを、 今日、おいでになる予定だった新聞社の記者の方に、話そうと思っていたのだが

予定が延期になったので、ここで書いた次第。


そんなわけで。




危機☆合理的期待形成

ライブドアの問題といい、12dailyproとStormpayの問題といい、

危機管理が問われる時代になったものだと感じる。


でも、今も昔も対応は同じなんだ。


1991年、ソ連が崩壊した時、僕は外為を業としていて、悪いことに、ソ連農業銀行保証の

未決済の債権をもっていた。

”国”がなくなったときの国際法的対応など、どこにも書いてはいない。


その頃の僕は、若造でうろたえていたが・・・・。


でも考えてみればルールにのっとり作業すればいいだけなんだ。

情報を集め、L/Cの決済方法に応じて請求すればいいだけだ。

もっともD/A requiredであれば、決済さえできないだろうけれど・・・。


BOTに電話で確認してみた、当時どうも事前にソ連崩壊を予知しているんじゃないかと思うほど、

あっけない答がかえってきて、三菱、三和(当時はこんな銀行があったんです)に確認

、「BB(買取輸出債権)もっていたんですか?」と逆に聞かれるしまつ。


でも、他行は買取さえしてないんだから、リンバース(請求)かけて、残があれば決済して

くれるんじゃないかと思い請求。見事めでたしめでたし・・・となった。


基本はカンタン、冷静にことを運べばいいだけなのに、それができないのが人の常。


悪事をはたらく人の行為にのっかって

儲けることもできるけど、(しかも加害者にはならないし・・)

早く始めて早く撤退する人だけが勝利できるのが、資本主義。

しかも、その人の近くにいる人は、その人の生の声を聞けるから、

インサイダーじゃなくても儲けることができる。


「小さい市場ではいつでも逃げ出せるようにしとかなきゃ」

というのは正解


そして、みんなが見向きもしない頃に手を出し、みんなが

手を出した頃に撤退する。

みずほが1兆円増資したときにみずほの株を買い、ライブドア事件の当日に

ライブドア株を買う・・・これでなければ、勝つことはできない。


正直者は損な世の中だね。



ネットショップで儲けても、金持ちにはなれないのです。。。

ネットショップの財務内容


ネットショップの会社・部門の財務バランスはどこもたいてい似たようになる(言いすぎかな~)。

と、 前回   書いたのに・・・、「その説明がなかった」と、言われて、そういえば

そのような??と、感じ、、ラフに説明することに・・・。


A,Bともに主に女性向けの商品を扱う。


かんけつに言うとA の会社は粗利益95万、粗利益率70%!、

で、販売費・一般管理費からいって、ヤフーかビッダーズをつかっているかな?

まさか楽天じゃないと思うのがフツウ。もちろん専担者の給料はここからだせるわけでは

ないので、補填。→給料のことをぬきにして、10万の赤字


B の会社 は棚卸を、計上 していることから、商品がかなりある、

もちろん、それゆえ、商品を置く、店舗、最悪、倉庫がある→固定費が

かかるはず、で、販売費・一般管理費の内容は?

もちろん、ヤフーかビッダーズをつかっているかな?

もし、使ってないとしたら、固定顧客か顧客集客装置を、すでにもっているケース。

で、A の会社 と同じと考えると、50万はその部分でかかる。

そ、し、て、店舗、さいあく、倉庫 は最低でも100万くらい?

なに?それでも給料のことをぬきにすれば、黒字じゃないか!!

と思うのが人の常。


よく見てほしい 期末商品・製品棚卸高を、「女性向けの商品

の場合、えてしてこの手の類の勘定は評価は鵜呑みにしないほうがいい」

・・・と、金融機関の審査部門(と、いっても外為与信が専門だったけど)

にいた頃、言われた記憶がよみがえる。

もし、そうなら、期末商品・製品棚卸高=不良資産(といっても当人はそう思いたくはないでしょう)

したがって、差し引き、給料のことをぬきにすればほんの少し、10万くらいの赤字

給料のことを考えれば大幅赤字。


で、 結局、 A,もBも、 落ち着くところは同じに・・・。


何?売上げがこの10倍だったら?仕入れに増加運転資金が必要⇒借入

。在庫も、管理も、、、、などとなって、結局同じなのです。みなさん。




そんなわけで、今度は軽く書きすぎてしまった。


天海 源一郎
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