答えあわせ
問題は2つ
答は1つ、 でも、 そもそも答などあるのだろうか?
どのように考えてもいい。でも、 起業をする立場、しかも
ヒルズの住人になろうと思う立場で考えてほしい。
Q:
問題1
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Q. 起業で成功する確率は10%以下と言われてます。あなたが起業したら成功確率は何%?
10%以下
25%
50%
100%
Answer:
1番答が多かったのが、50%
起業で成功する確率は10%以下、 だが、起業家にしてみれば、
それは「成功するか」「失敗するか」の問題でしかない。
起業して30%成功したなどということはありえない。
つまり、あなたにとっての成功確率は、50% といえる。
問題2
Q. あなたはサラリーマンをやめ、ネット事業で新規に起業することにしました。最初にお客様を1人ももってないとして、購入層の調査は綿密に行いますか?
1、購入層の調査は綿密に行う必要あり
2、ラフに行い、トライ&エラーで調整
3、必要だが、結果にこだわらない
4、最初に調査は不要
5、まったく不要
Answer:
この問題は難しい。少し形而上学的に答えさせてほしい。
楽天における5つのコンセプト とういのがあり、
そのひとつに、仮説→実行→検証→仕組化
というのがある(読者にもこのことを書いている方がおられたが・・・)
起業する ということは、売る ということと同じではない。
何をやっても、未来が確実にわかる人はいないから(完全な合理的経済行動は別だけど)
「起業」 は ある意味、「賭け事」 といってもいい。
起業する ということは、売る ということは同意義ではない。
ちなみに 楽天は最初、何の商品を売ったろうか?
別の言い方で言えば、
楽天が売っていたのは何だったろうか?
2つの意味で、起業して「売ろう」とすればするほど、
罠にはまる。
渡辺 仁氏の「起業バカ 」という本は、その意味を理解していないまでも
その現実のみを書いたものといえる。
もう一度 商品 とは何か
自問してみると見えてくるはずだ。
ケーススタディ:ネットショップ
ネットショップの会社・部門の財務バランスはどこもたいてい似たようになる(言いすぎかな~)。
これは、ネットショップの運営じたいが、合理的経済行動だからといえる。
「商品が売れる、売れない」に”マーケティング”が、 答 をだせないのは、一般の消費者の行動が
合理的経済行動でないからだ。
で、 ヤフーオークションでの消費行動は、合理的経済行動とそうでないものが混在し、
ヤフーオークションで偽造品を出品する人の行動は合理的経済行動(だから、
ヤフーがちょっと本気になってデータマイニングを使ったら絶滅したんですよ)、
金銭にからむ犯罪者の行動は、合理的経済行動・・・ここらへんを理解していないと、
「売れる・売れないの 本質 」は、わかりずらいことになる。
まあ、かんたんにいうと、「マーケティングをやっても、売れる・売れないさえ、わからないのよ」
とか、「ターゲティングは、ときに、無意味だ」とか僕たちは言っている。
マーケッターの皆さん、ほんとうに、すいません。最初に謝っておきます。
ちなみに、合理的経済行動という言葉は僕はあまり使わない。
「合理的期待形成」という刑法学や経済学でお馴染みの言葉を使ったほうが
意味は近いと思う。
前置きが長すぎて、もしかして、ここらへんでは誰も読んでないかもしれないけど、
上の画像は、2つの会社のネットショップ部門の年間損益をスキャンしたもの。
両社ともネットショップ専担者がいるのだけれど・・・。
数字はもちろん変えてあるけれど、ほぼ近い数字(計算間違ってたらゴメン)
上のA,Bの画像を見て、この2つの会社の部門の何が見えますか?
ちょっと考えてみてね。利益がでてるとか、そんなことはどうでもいいから・・・。
どんな会社と思いますか?
思考中→思考中
↓
思考中
で、思いつきましたか?
僕流に説明するとこうなるわけです。
「Aは、売上げ原価に仕入高しかないから、在庫を もっていない。
これって、注文がはいると仕入れて発送のタイプ。タイムラグがでるから、お客の評判は悪くなる。
どうしてかっ?て言うとここ を復習してね。ネットショップとしての寿命はよくて
3年、リピータ率が悪いはずだから、宣伝費はかかる。在庫が0だから、店とか倉庫はいらない
ので固定費は最低限で済むけど、新規顧客の獲得には金がかかる、当然、ネットショップ部門
は赤字推移、増収しても内容は・・・・・。粗利益率は高いけど、ネットショップ担当者の給料もまかなえず、
毎年大幅な赤字を繰り返す。でも経営者は”何かのきっかけ”を信じて猛進。本体が黒字ならいいけど
そうでなければ、、、、。」
で、Bは、、、
Bはこんな感じで皆さん描いてくださいませ。
基本的にネットショップは”そこにしかない”商品=Only Oneの商品を扱わなければ
成り立たない、で、疑問に思う人がでてくるはず。 「amazon は、フツウの書店と同じ書籍を
売っているじゃないか!!Only Oneとは言えないじゃないか!!」・・・と。
そんなかたは、もう一度ここ を復習してね
で、ネットショップで起業しようとした場合、はたしてヒルズ族になれるのかをこれから少しづつ
検証してまいりましょう。
先日、このブログでネットショップの話がでたので、 「どうしたらヒルズの・・・になれるか」
の出発点のひとつの選択肢として、書いてみようと思います。
このあとに、問題1 と問題2 の答あわせをしても遅くはないと思うし・・・。