Linux初心者の入門と基礎、Linux大学学長りなっくま先生のブログ -8ページ目

RPMパッケージ管理 その1

RPM(RedHat Package Manager)は、RedHat社が開発したパッケージ管理システムです。
RedHat系を中心としたディストリビューションで利用されています。

「rpm」コマンドを使用して、簡単にプログラムのインストールやアンインストールを
行うことができます。また、パッケージ情報は「/var/lib/rpm/」に保存されます。



RPMパッケージのパッケージファイル名は、


RPMパッケージ名+バージョン+アーキテクチャ+拡張子(rpm)


となりますパー


例えば、以下のパッケージ名があるわけです。
packag_2.1.1-10_i386.rpm


rpmコマンドを使用することで、パッケージの操作を
行うことができますので、まずは書式、オプションを確認してください(^O^)/



【書式】
rpm [オプション] RPMパッケージ


【代表的なrpmコマンドのオプション】
-i インストール
-U アップグレードする(新規の場合はインストールする)
-F パッケージがインストールされていればアップグレードする
-v パッケージ名などの詳細を表示する
-h 進行状況を表示する
-e アンインストール
-q パッケージを問い合わせる
-l インストールファイルを表示する
-a すべてを表示する
-p パッケージを指定する
-f 指定したファイルのパッケージを表示する
--nodeps パッケージの依存関係を無視する
--force 強制実行する



実行例として以下のように使用されます(・∀・)


【インストール】
経過をわかりやすくインストールする場合
# rpm -ivh packag_2.1.1-10_i386.rpm

【アンインストール】
アンインストールできるが、依存関係のパッケージが ある場合は、
インストールできない。
# rpm -e package


【依存関係を無視してアンインストール】
# rpm -e --nodeps package


【パッケージの情報を表示】
パッケージ名にpackageが含まれるものを表示する。
# rpm -qa | grep package


【パッケージの情報を表示】
パッケージの詳細表示を表示する。
# rpm -qi package



Debianパッケージ管理 その2

dpkgを拡張したDebianパッケージ管理ツールとして、aptがあります。
ネットワーク経由で最新のパッケージを取得してインストール、アップグレードすることができます。
パッケージ元となるサイトのURLを「/etc/apt/sources.list」に記述します。

インストール、アンインストールなどのパッケージ操作は、「apt-get」コマンドを使用します。


【書式】
 apt-get [オプション] パッケージ

【オプション】
 ・install パッケージをインストールあるいは、アップグレードする
 ・remove パッケージをアンインストールする
 ・update  パッケージ情報のデータベースを更新する
 ・dist-upgrade ディストリビューションを最新バージョンにアップグレードする
 ・upgrade システムの全パッケージを安全にアップグレードする


apt-getコマンドの使用例は以下の通りです。


【インストール】
パッケージをインストールする場合
# apt-get install package

【アンインストール(1)】
パッケージをアンインストールする。
# apt-get remove package

【パッケージ情報の更新】
パッケージ情報のファイルを更新する。
# apt-get update

【アップグレード】
システムの全パッケージを安全にアップグレードする。
# apt-get update



Debianパッケージ情報の検索や参照をするためには、「apt-cache」コマンドを利用します。

【書式】
 apt-cache [オプション] パッケージ

【オプション】
 ・show パッケージ情報を表示する
 ・showpkg パッケージ詳細情報を表示する
 ・depends 指定したパッケージの依存するパッケージや競合するパッケージを表示する


キーワードを含むパッケージを探すときには、「apt-cache search」を使用します。

【書式】
 apt-cache search キーワード

Debianパッケージ管理 その1

Debianパッケージの管理ツールとして、dpkgコマンドがあります。
dpkgコマンドは、Debianパッケージのインストールや削除などのパッケージ管理を行います。

パッケージ情報は/var/lib/dpkg/に保存されています。


Debianパッケージのパッケージファイル名は、



パッケージ名+バージョン+アーキテクチャ+拡張子



となりますパー


例えば、以下のパッケージ名があるわけです。
packag_2.1.1-10_i386.deb


dpkgコマンドを使用することで、パッケージの操作を
行うことができますので、まずは書式、オプションを確認してください(^O^)/


【書式】
dpkg [オプション] アクション



【代表的なdpkgコマンドのオプション】
-i(--install) パッケージをインストールする。
-r(--remove) 設定ファイルを残してパッケージをアンインストールする。
-P(--purge) 設定ファイルを含め完全にパッケージをアンインストールする。
-l(--list) インストール済みパッケージを検索して表示する。
-L(--listfiles) 指定パッケージからインストールされたファイルを一覧表示する。
-s(--status) パッケージ情報を表示する。
-S(--search)ファイルのインストール元パッケージを表示する。
-c(--contents)パッケージに含まれるファイルを表示する。


実行例として以下のように使用されます(・∀・)


【インストール】
パッケージをインストールする場合
# dpkg -i package-2.1.1-10.i386.rpm


【アンインストール(1)】
パッケージを削除するが、設定ファイルは残す
# dpkg -r package


【アンインストール(2)】
設定ファイルを含め完全にパッケージを削除する。
# dpkg -P package


【インストール済みパッケージの情報一覧】
インストールされているパッケージの一覧を表示する。
# dpkg -l


【パッケージの情報を表示】
パッケージの詳細表示を表示する。
# dpkg -s package