RPMパッケージ管理 その1 | Linux初心者の入門と基礎、Linux大学学長りなっくま先生のブログ

RPMパッケージ管理 その1

RPM(RedHat Package Manager)は、RedHat社が開発したパッケージ管理システムです。
RedHat系を中心としたディストリビューションで利用されています。

「rpm」コマンドを使用して、簡単にプログラムのインストールやアンインストールを
行うことができます。また、パッケージ情報は「/var/lib/rpm/」に保存されます。



RPMパッケージのパッケージファイル名は、


RPMパッケージ名+バージョン+アーキテクチャ+拡張子(rpm)


となりますパー


例えば、以下のパッケージ名があるわけです。
packag_2.1.1-10_i386.rpm


rpmコマンドを使用することで、パッケージの操作を
行うことができますので、まずは書式、オプションを確認してください(^O^)/



【書式】
rpm [オプション] RPMパッケージ


【代表的なrpmコマンドのオプション】
-i インストール
-U アップグレードする(新規の場合はインストールする)
-F パッケージがインストールされていればアップグレードする
-v パッケージ名などの詳細を表示する
-h 進行状況を表示する
-e アンインストール
-q パッケージを問い合わせる
-l インストールファイルを表示する
-a すべてを表示する
-p パッケージを指定する
-f 指定したファイルのパッケージを表示する
--nodeps パッケージの依存関係を無視する
--force 強制実行する



実行例として以下のように使用されます(・∀・)


【インストール】
経過をわかりやすくインストールする場合
# rpm -ivh packag_2.1.1-10_i386.rpm

【アンインストール】
アンインストールできるが、依存関係のパッケージが ある場合は、
インストールできない。
# rpm -e package


【依存関係を無視してアンインストール】
# rpm -e --nodeps package


【パッケージの情報を表示】
パッケージ名にpackageが含まれるものを表示する。
# rpm -qa | grep package


【パッケージの情報を表示】
パッケージの詳細表示を表示する。
# rpm -qi package