Linux初心者の入門と基礎、Linux大学学長りなっくま先生のブログ -6ページ目

catコマンド - テキストファイルの出力 -

catコマンドは、テキストファイルの内容を表示させます。デフォルトの標準出力はモニタなので、
catコマンドはファイルの内容をモニタに表示するために利用されます。


【書式】
cat [オプション] ファイル名

【主なオプション】
-n 行番号を付ける
-b 空白文字でない文字を含む行に行番号を付ける


【実行例】
・オプションつけない場合

$LPIC対策講座 - レベル1、レベル2、レベル3 -

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・nオプション付けた場合
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コマンドライン操作(マニュアルの参照)

manコマンドを実行すると、オンラインマニュアルページを表示することができます。
manページと呼ばれています。

コマンドやライブラリなどの機能に関するページが用意されています。

manコマンドは、環境変数MANPATHで指定されたディレクトリ内を検索します。

マニュアルを構成するファイルは「/usr/share/man」「/usr/local/man」などに
格納されています。


【書式】
man [オプション] [セクション] キーワード


【主なオプション】
-M manページを検索するディレクトリを指定する
-a マッチしたすべてのページを表示する
-f キーワードと完全一致した名前を含むデータを表示する
-k キーワードの一部に一致した名前を含むデータを表示する


manドキュメントは複数のセクションに分けられており、セクションごとに同じ名前のman
ドキュメントがあります。他のセクションにある同じ名前のmanドキュメントを区別して
表示するには、セクションを指定してコマンドを実行する必要があります。

セクションを指定せず実行した場合、セクション番号の小さいものについてのmanページが
表示されます。



【manドキュメントのセクション】
1  ユーザーコマンド
2  システムコール
3  ライブラリ関数
4  スペシャルファイル
5  ファイルフォーマット
6  ゲームプログラム
7  プロトコル、ファイルシステムなど
8  管理コマンドと特権コマンド
9  カーネルルーチン

コマンドライン操作(シェルの機能)

シェルには、様々な機能があります。
代表的なものを上げます。


■TAB補完
「Tab」キーによる文字列補完が可能であり、「Tab」キーを押すごとに、コマンドやディレクトリ名、ファイル名などを自動的に補完してくれる機能となる。入力の手間が軽減されるだけでなく、入力ミスの防止にも役立つ。
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■コマンド履歴
入力したコマンド行を記憶しておくことができ、以前に実行したコマンドをもう一度実行したり、少しだけ
変更を加えて実行する場合に便利となる。historyコマンドを実行すると、コマンド履歴の一覧が表示さ
れ、矢印キーの「↑」を押すと、1つ前に実行したコマンドを表示する。(/home/guest/.bash_history)


■パイプ機能
あるコマンドが実行した結果を受けて、その結果を別のコマンドで処理したいときには、パイプ(|)を使用
する。
$ command1 | command2
「command1」の実行結果を「command2」で利用する 。