目の前の人は
どんな人でも自分の鏡。
相手だけを
悪者にしてはいけないよ。
タ・カーラ
タロット占いをお仕事にしていると
色々なクライアント様と
接する事があります。
占いに来るお客様のほとんどは
「悩んでいる真っ最中の人」
なので、心に余裕がありません。
時には理不尽と感じる形で
相手に感情をぶつけられる事も
あるでしょう。
でも、そんな時でも
しっかりと覚えておいて欲しいのは
「目の前の人が悪いのではなくて
その人を引き寄せた自分に
何かがあるのだ」
という概念です。
ひょっとしたら目の前の人は
- かつてのアナタだったかもしれない。
- また、あなたが克服するべき何かを持っている人かもしれない。
それは対峙してみなければわからないけど
１２０％、そんな感じです
「傲慢」なお客様に会ってしまった私の話
では私の思い出話をひとつ。
かなり初期の頃
有料電話鑑定に来て下さった
女性の方がいました。
詳しい話は割愛しますが
端的に言うと
「自分も相手も既婚者なのだけど
私は彼の事が好き。
だから彼の気持ちを占って！」
「関係を進展させたいわけじゃないけど
彼とは仲良くなりたい。」
「彼の気持ちがとにかく気になる。
私を女として見てくれていますか？」
みたいな感じの内容でした。
なるほど。と思った私は
彼の人間性、彼の気持ち
仲良くなるためにどうしたら良いか？
をしっかり占いお伝えしたところ
ドンピシャで全部当たってたようで
その方は頻繁に
私に依頼してくださるようになりました。
だがしかし
頼られるのは大好きだけど
依存させるのも
依存されるのも好みではない私は
「頻繁に来ていただいても
彼の気持ちがそうそう変化する事は
あまりありません。
毎回お金もかかりますし
彼の気持ちばかりに目を向けているより
自分がもっと輝くようになれば
基本的にどんな悩みも解決すると思います
なので、ご自身の事を占ってみませんか？」
と提案したところ
「私の事は別にいいんです。
彼の事だけでお願いします」
と言われました。
うーーーーん、
と思いながらも、とりあえず
「じゃ今回で最後ですよ！
しばらくやりませんよ！」
とお伝えして
また鑑定をしたのですが
数日後…
やっぱりまた
彼の気持ちを占ってください！
でも宝良さんのスケジュールを見たら
２週間先までびっしりで…。
３０分でいいんです。
今日なら何時でも構いません。
深夜でもいいんです！
何とかなりませんか？
と聞かれたので
「スケジュールがすでに一杯なので
お応えできかねる状態です。
２週間後なら丁度良い頃合いでしょうし
私個人としても２週間後が
良いと思います」
「…どうしてもだめですか？
何時でも良いんですけど」
「申し訳ありません。」
「わかりました。
お忙しい所、無理を言ってすいませんでした。
宝良さんの鑑定はとても当たるので
つい頼ってしまいたくなっていました。
２週間後で大丈夫です。お願いします」
「では〇月〇日の〇時で良いですか？」
～数十分後～
「宝良さんて傲慢ですよね。
こんなに下手に出てるのに
受けてくれないなんて。
もういいです。結構です。」
…と、こんな出来事があったんです。
自分が下手に出る事によって同情を誘い、自分の思い通りにしようとコントロールするつもりじゃったんじゃな。
冒頭の
「目の前の人が悪いのではなくて
その人を引き寄せた自分に
何かがあるのだ」
という言葉がありましたが
私も人間なので正直一瞬
↑になりましたが
すぐに気を取り直し
いやいや、
相手ばかりが悪いわけじゃないな。
依存をされるのも、させるのも
元々好みではない私が
- 仕方ないなぁ
- 売り上げになるしなぁ
- 頼ってきてくれているんだから、やってあげたいなぁ
と思って行動してしまったせいで
相手をそのようにしてしまったんだ。
大きな原因は私にあったな。
傲慢と言われて「は？」と思ったけど
確かに傲慢だったかもしれない。
だって私は
「自分が助けてあげないと
ダメな人だと思っていた」
のだから。
つまり、彼女を下に見ていたんだ。
と、反省。
次からは最初の段階で
- 「相手の気持ちだけ、というのは占ってませんよー」
- 「浮気や不倫を成就させたいという占いはしてませんよー」
とお伝えするようになったので
そういった方と出会う事は
０になりました。
こんな感じです。
相手を自分の鏡だと思って
自分を整えていくと
自然と同じ現象は
もう起こらなくなってくるんです
大切なのは常に学ばせてもらう姿勢
人と出会う時に大切なのは
「常に学ばせてもらう姿勢」
です。
どんな時でも
自分を振り返らせてもらう
材料にしていきましょう。
コツとしましては
何事もバランスが大切なので
なんでも受入れ、ゆるしてしまう人は
時には突き放したり、無視したり
離れたりする事が大切です。
対応するばかりが
愛じゃないんです。
ゆるしてばかりいるせいで
相手に対してイライラむかむかしたり
相手をジャイアンにしてしまうなら
- 相手を嫌いになる
- 離れる
- 戦う
という選択をせよと促されています。
逆にいつも怒っている人は
ゆるす事を促されています。
依存する人は
自立する事を。
自立しすぎな人は
人を頼る事を。
そういう課題やお題を
人は、人を通して教えてもらうんです。
なので
クライアント様とトラブルになった時は
相手ばかりを悪者にするのではなく
自分のどんな所が
このような状態を引き寄せたのかな？
と、ちゃんと分析してくださいね
考える事を放棄して
感覚だけで生きていると
何度も同じ目に遭いますから
気を付けてください
あ
それが人間に与えられた課題なんだからな！
- 「それは自分で考えるべきですよ！」
- 「自分でやってみましょう！」
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