家というのは超高額な買い物です。
私たちも、自己資金だけでは到底足りない資金が必要だったので、住宅ローンの仕組みを利用することになりました。
住宅ローンというと、非常に恐ろしげなイメージがあります。
返済が滞り、せっかく建てた家を取り上げられてしまうという嫌~な話もよく耳にします。
そのため、超心配性(特に夫)の私たちは徹底的な情報収集を行いました。
【金利】
住宅ローンを選ぶとき、変動金利と固定金利のどちらを選ぶか、という大問題に直面します。
変動金利は、低金利だが金利が変動していく。つまり、返済額が確定しないというもの。
固定金利は、変動金利に比べ金利は高いが、支払っていく金額が一切変わらないというもの。
これには、人生でこんなに悩んだことがあるか!というほど悩みに悩みました。
私たちは結局固定金利(フラット35S)にしたんですが、決め手となった理屈はコレです。(ネット上で見つけた一文です、うろ覚えですが・・・)
「そもそも変動金利と固定金利を金利の高低で比較すること自体が間違い。変動金利とはローン会社がノーリスクで、購入者がリスクを取るもの。固定金利とは購入者がノーリスクで、ローン会社がリスクを取るもの。」
リスクを心配しすぎればきりがありません。金利が急激に上がることがなければ変動金利を選択したほうが有利になることも十分考えられます。
その家族の生活スタイルや、価値観に一番合った選択をすればいいことだと思います。
ただ自分は極度の心配性なので、返済総額はずいぶん高くなりますが、固定金利にすることで日々の心配から開放される!ことの方が価値があるという判断をしました。
【つなぎ融資】
さて今回、土地の購入資金として全額を自己資金でまかなうことができなかったので、住宅ローンの一部を土地の購入資金として充てる計画としました。
最初は、「住宅ローンが下りて、その中から一部を土地の代金として支払えばいいんだから簡単だよね」と安易に考えていました。
しかし、よくよく調べていくと、
住宅ローンというのは、土地と建物のセットを担保として融資されるものであるため、お金が手に入るのは住宅が完成してから、ということが判明・・・
土地の決済は、当然、家を建て始める前に完了することが必要です。
そのために、「つなぎ融資」という仕組みを利用して、住宅ローンが下りるまでのつなぎの資金として利用する必要があるということ。
そして、つなぎ融資とは、
・利用する住宅ローン会社によっては、扱っているところといないところがあるということ。
・利用するには、住宅ローンの本審査が通っている必要があるということ。
・けっこう高い金利が発生すること!
なかなか手ごわそうな仕組みでした。
ただ、上棟時に住宅建築資金の半額を支払ったり、ということもあるので、私たちにとっては絶対に避けて通れない仕組みであったわけですけどね。
金利は、決済時(住宅ローン開始時)に支払いということなので、今の生活をしながら月々支払っていくということではなかったのでよかったですが、数十万円単位で発生しますので、資金計画上要注意です。
参考までに、私たちの場合のつなぎ融資を利用した土地購入の流れを書いておきます。
1、土地の契約(手付金支払い)
2、住宅ローン本申込
3、住宅ローン承認
4、つなぎ融資申込
5、つなぎ融資の融資日確定
6、土地の決済日確定
7、土地の決済日に司法書士の先生よりローン会社に連絡
8、口座へ入金