この一年身の回りに起こる様々な事象を経験し、心が乱されることも多かったのですが、多少なりとも救いとなった教えは禅語由来であることに気づきました。例えば、「生也全機現、死也全機現」、「水急不流月」等。それぞれの意味は割愛しますが、日常生活に生かせるような禅語をわかりやすく解説した本はないかな~と、なんとなく思ってました。専門書のような本はいくらでもあると思うのですが、ちょっと難解そうで手に取りにくいのが正直なところ。つい先日、そんなことを考えながら医院の待合室に置く雑誌を買いに書店に行ったとき、目当ての雑誌がいつも置かれている場所になかったので、店員さんに教えていただきました。やはりいつもより場所が少し移動していました。その場所の近くに目をやると桝野俊明さん著の「禅が教えてくれる疲れない心をつくる休息の作法」と言う本が目に入りました。速攻、中身を確認することもなく衝動的に買いました。たまたまいつも買う雑誌がいつもの場所に無かったから出会えた偶然、教育学者森信三先生の人との出会いについての名言ではないですが、やはり「出会いたいものには必ず出会える、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎず」を身をもって経験しました。今年も余すところ一ヶ月、世間では大規模火災や熊被害が連日報じられて心が痛みますが、どうか多くの人が平穏無事で禅語で言うならば「安閑無事」「好事不如無」でありますように。 私は悟りの境地には至りませんので、これから年末ジャンボを買いに行きます。

晩秋のこの時期どこからともなく落ち葉が舞ってきます。多いときは掃いた先から次々と新しい落ち葉が舞ってきてきりがありません。そんな普通ならイライラする状況に陥った時、私の尊敬する故鍵山秀三郎先生の名言が頭をよぎります。「落ちて時間がたった葉っぱは汚いかもしれないけれど、落ちたての葉っぱには風情がある」。さすが”日本を美しくする会”の創設者にして掃除道を極めた方のお言葉、この言葉のおかげで嫌気がさすことなく落ち葉掃きが続けられます。

夜のコンビニの駐車場、4~5人の制服姿の女子高生と思しきグループが地べたに胡坐をかいて飲食しています。ジェンダーレスの時代、「女子は女子らしく、男子は男子らしく」なんていうセリフは時代錯誤かとも思いますし、何も法に触れるようなことをしているわけではないので、違和感は感じつつスルーしました。他の多くの人も同じように感じたと思います。罰ゲームか何かならまだしも、何よりも気になるのは、そういった行為をしている自分たちを恥ずかしいとも何とも思っていない彼女たちの感性です。「品位、品格、品性」是非とも学んでほしいものです。

雨模様の岡山市内、毎年恒例の岡山マラソンが開催されました。ランナーの皆様、お疲れさまでした。私は子供のころからとにかく長距離走が苦手で、恒例行事だった小学生の頃の校舎の裏手の峠昇りや中学校の1500メートル走がとにかく嫌で嫌でたまりませんでした。何十キロメートルもの気の遠くなるような距離を楽しそうに走ってらっしゃるランナーの皆様の姿を見るたびに、当時の苦い思い出がよみがえり胸が苦しくなります。もちろん、走ることに喜びや生きがいを持っておられる皆様の事は尊敬しております。風邪などひかれませんように、来年は穏やかな天気のもと開催されることを祈っています。

BS契約していないのでリアルタイムで観ることはできませんでしたが、WS第7戦凄まじいゲームでした。シリーズ通じて7試合とも息をのむ展開で、ハリウッドスター総出演の壮大な映画を観ているようでした。出場選手全員が活躍も失敗もしてその結果たまたまLADが連覇する結果となりました。高校野球などであまりにも実力が拮抗した試合の後、解説者が「結果を見てどちらが強いか弱いかなんてどうでもよくて両校勝利でいいでしょう」なんていうコメントを時々聞きますが、今シリーズはまさにそれでLADもTORもノーサイドでシャンパンファイトをしてお互いに祝福してもいいくらいに実力が拮抗していたのではないでしょうか。とりわけTORは昨シーズン地区最下位だったチームです。昔、野球少年だった私も今はどことなくしらけていましたが、久しぶりに興奮しました。感動をありがとうございました。おめでとうございます。

近頃、世間では話題が豊富です。

 

・高市連立内閣誕生(これからに期待を抱かされます。)

・万博が成功裏に終了(結局行く機会はありませんでした。)

・サッカー日本代表ブラジルに勝利(ワールドカップが今から楽しみです。)

・金の価格暴騰(もし1g2000円の頃に買っていたら今頃は・・・ムフフ、当時の懐事情を忘れた皮算用。)

・大谷選手の異次元の活躍(彼はきっと神の子なのでしょう。)

・阪神タイガース強すぎ(ここ最近はV9時代の巨人位に強いのでアンチも生まれそう。)

・自治体首長の不祥事の数々(公人であることを忘れて、私人として人間臭さを前面に出したらこうなるのでしょうかね。)

・毎日報道される熊被害(他の野生動物と同じく共存するための頭数調整は積極的にした方がいいのでしょう。)

 

お一人様で飲食店に入るのが苦手で、先日一人でお寿司屋さんに行った時も家族に持ち帰りを頼まれていたからお店に入れました。近所の公園で開催されている肉フェス。知人に何か買って行こうかと尋ねたら「おなかの調子が良くないので」と断られたので、自分用だけに買いに行くのが面倒になってやめました。   こう見えて実は基礎研究は結構好きで、大学院時代には細胞をいじっていて、ファーストオーサーの論文がインパクトファクター 「3」レベル のジャーナル(ネイチャー、サイエンス レベルのジャーナルの足元にも及びませんが)にもアクセプトされたことがあります。とは言っても、実験実験でデータを全て自分でたたき出しただけで、英作文の才はないので執筆は師匠に任せっきりでした。当時は自民党新総裁ではないですが、WLBという概念さえもなく二日や三日の徹夜なんて当たり前で、私の所属する研究室は不夜城と化していました。   こう見えて実は清廉潔白よりも清濁併せ呑むタイプでして、今回の連立与党の分離についても当然と言えば当然かなと思います。かたや支持母体が宗教団体でまさに清廉潔白そのものの公明党、かたやガチガチの保守系新総裁となった自民党、もはや水と油、関係破綻は自明の理。これは新しいステージの幕開けと前向きに捉えた方が良さそうです。

あくなき探求心とたゆまぬ地道な努力の賜物です。松下幸之助師が残された名言「成功の秘訣は成功するまでやり続けること」を実践された2名の先生方に祝意を表します。 それにひきかえ某超大国の大統領のあからさまな「ノーベル平和賞が欲しいよ欲しいよ、ちょうだいちょうだい」といった本音がみえみえの言動には辟易します。敵意むき出しで意識されているノーベル平和賞を受賞された元大統領も、世界がよりよくなるため、ただそれだけをひたすら追求し、自らの立場でできることを愚直に続けただけだと思います。その結果の栄誉です。ノルウェー・ノーベル委員会も一笑に付しているはずです。もし本当に受賞ということになれば委員会が世界の嘲笑を買うでしょう。

曼珠沙華が盛りを終え、何処からともなく漂ってくる金木犀の甘い香りが鼻をくすぐる時期となりました。真夏のドタバタからあっという間に過ごしやすい気候になり、亡父の満中陰を迎え、今日はさっぱり散髪もしました。大学時代からお世話になっている理髪店の御主人、なんと御年90歳、まだまだ現役続行中です。大病をされて今は仕事のペースも抑えていらっしゃるようですが、前もって電話しておけばこころよく髪を切ってくれます。その衰え知らぬハサミさばきに勇気をいただけます。「致知」11月号掲載の 故 千 玄室 先生の講演会を書き起こした記事に感銘を受け、午後からはもう私の趣味と言っても過言ではない「大北海道展」を覘いてみました。毎回混雑を避けて平日に行くのですが、今回はわけあって日曜日になってしまいました。案の定多くの家族連れ等でごったがえしていましたが、あらかじめ目的のものにはめぼしをつけて行ったので用事を済ませてとっとと退散しました。小さいお子様連れでももちろん構わないのですが、やりたい放題、泣き放題でただただ放任というのもなんだかな~でした。

昨日まで秋の交通安全運動週間でした。にもかかわらず、横断歩道を渡っていると接触するかぎりぎりに目の前を加速して走り去る車。危うく轢かれそうになりました。歩行者等が横断歩道を渡っている時は停止して横断者を優先するのがルールだったと思います。もちろん大多数のドライバーさんは心得ていて、渡っているこちらが申し訳なくなって思わず駆け足になるくらいに辛抱強く待ってくれます。でも中にはこの距離だったら大丈夫だろうと高を括っているのか、逆に加速してぎりぎりのところを攻めるように足り去る車もあります。いや意外と多いと思います。当院の目の前の横断歩道でもちょくちょく目にします。岡山ナンバーの車に特に多いのでしょうか?、どうかは定かではありません。が、よく言われるのは岡山県は方向指示器を点滅させない車が多いということ。土地土地で交通マナーも色々のようです。一時停止があいまいだったり、路上駐車が多かったり、データで統計をとったら傾向がわかるのではないでしょうか。道路交通法で決められた違反点数は全国一律ですが、自治体ごとのデータをもとに、重点的に改善しないといけない違反に対しては、点数を倍掛けするとかしても良いのではないか、と思う歩行者兼ドライバーのひとり言でした。