先日はN〇Kで「抗老化、不老長寿」をテーマにした特番を放送していました。大昔は老化する前に死を迎えていた人間が、医療などの発展のおかげで長命化した結果、老いを経験しなければならなくなったというのです。番組では遺伝子操作、血漿交換、幹細胞注入といった最新の技術を用いたアンチエイジング医療が、実例とともに紹介されていました。しかし、まだまだ一般市民に手の届くものとは言い難く、「よし、じゃーやってみようか」という気にはなれませんでした。  一方、日本の実情を見てみると、厚労省が白書で公表している健康寿命と平均寿命には男女ともに10年弱の差があります。すなわち、現在の日本人は死を迎える前のこの10年弱という期間を他者の力を借りて生きるということになります。  私の亡父も晩年、介護施設のお世話になりましたが、それが本当に本人の望んだことだったのかと聞かれると、「はいそうです」とは明言できないといったのが正直なところです。  私も来年還暦を迎えようとしています。個人的には健康長寿の秘訣は「腸活と貯筋」だと思っています。腸活については、もうずいぶん前から意識していて、自分流のスタイルを見つけて10年以上継続しています。貯筋については、特に重要なのは下半身の筋肉だと言われています。ずいぶん前からジムに行きたいとは思っているのですが、思った以上に足が重い。自宅でスクワットをしたり、日常生活で立位や歩行時になるべく踵を接地しないように意識したりしています。このつま先立ちの習慣は、かつて歌手の小柳ルミ子さんが健康の秘訣として仰っていたと記憶しています。  つい一週間ほど前、所属する職域団体から還暦の記念品として「体組成計」をいただきました。早速計測したところ体内年齢は52歳と言う微妙な結果でした。その他体脂肪率、内臓脂肪、筋肉量といった数値が計測できるすぐれものでした。そこでひらめきました。「そうだこれらの数値をモニタリングしながら改善することを励みにしたらジム通いも楽しくなるかも。」 果たして来年の私は引き締まった肉体を手に入れることができているでしょうか。続報をご期待ください。

早いもので師走、今年もあと二十日。この時期のテレビ番組表を見ると番組改編と重なり特番が多くなります。時事報道、グルメ、旅、音楽等々、特番といっても様々ですが、報道番組以外は今一つ興味がわきません。これは年齢的な要因で興味関心の的が変化しているためだと確信しています。  またテレビの見方というのもネットの見逃し配信や高性能な録画機器等を利用すれば放送時間に縛られることなく視聴できる便利な世の中になりました。  なかでも独自路線で教訓を与えてくれる番組制作をされているのが公共放送局N〇Kではないでしょうか。以前はその経営体質的なものも含めてあまりいい印象を持っていませんでしたが、最近ではこれもまた年齢的な要因もあるのでしょうか、ドキュメンタリーをはじめとする番組の質の高さに触れ、まじめに受診料を支払ってネット配信も含めて楽しませていただいております。N〇Kの優秀なところは番組のジャンルを問わず教訓を得られることがあるということです。  近いところで例を挙げれば、ドラマ「いつか無重力の宙で」でした。いつか宇宙へ行くという夢をもった高校生仲良し4人組が、大人になって再会し、かつての夢を実現するため自作の人工衛星を打ち上げるというストーリーでした。その中で宇宙から地球を見て一言という場面で4人のうちの一人が「今まで自分のふるさとは日本の某県某市某町かと思っていたが、それは間違っていたと、自分のふるさとは地球だったんだと」。この台詞深いと思いませんか?。今地球上で人間同士が争って、破壊しあい殺し合っている、同じふるさと地球に住む人間同士がご近所同士でお互いに傷つけあっているというのです。考えさせられます。

この一年身の回りに起こる様々な事象を経験し、心が乱されることも多かったのですが、多少なりとも救いとなった教えは禅語由来であることに気づきました。例えば、「生也全機現、死也全機現」、「水急不流月」等。それぞれの意味は割愛しますが、日常生活に生かせるような禅語をわかりやすく解説した本はないかな~と、なんとなく思ってました。専門書のような本はいくらでもあると思うのですが、ちょっと難解そうで手に取りにくいのが正直なところ。つい先日、そんなことを考えながら医院の待合室に置く雑誌を買いに書店に行ったとき、目当ての雑誌がいつも置かれている場所になかったので、店員さんに教えていただきました。やはりいつもより場所が少し移動していました。その場所の近くに目をやると桝野俊明さん著の「禅が教えてくれる疲れない心をつくる休息の作法」と言う本が目に入りました。速攻、中身を確認することもなく衝動的に買いました。たまたまいつも買う雑誌がいつもの場所に無かったから出会えた偶然、教育学者森信三先生の人との出会いについての名言ではないですが、やはり「出会いたいものには必ず出会える、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎず」を身をもって経験しました。今年も余すところ一ヶ月、世間では大規模火災や熊被害が連日報じられて心が痛みますが、どうか多くの人が平穏無事で禅語で言うならば「安閑無事」「好事不如無」でありますように。 私は悟りの境地には至りませんので、これから年末ジャンボを買いに行きます。

晩秋のこの時期どこからともなく落ち葉が舞ってきます。多いときは掃いた先から次々と新しい落ち葉が舞ってきてきりがありません。そんな普通ならイライラする状況に陥った時、私の尊敬する故鍵山秀三郎先生の名言が頭をよぎります。「落ちて時間がたった葉っぱは汚いかもしれないけれど、落ちたての葉っぱには風情がある」。さすが”日本を美しくする会”の創設者にして掃除道を極めた方のお言葉、この言葉のおかげで嫌気がさすことなく落ち葉掃きが続けられます。

夜のコンビニの駐車場、4~5人の制服姿の女子高生と思しきグループが地べたに胡坐をかいて飲食しています。ジェンダーレスの時代、「女子は女子らしく、男子は男子らしく」なんていうセリフは時代錯誤かとも思いますし、何も法に触れるようなことをしているわけではないので、違和感は感じつつスルーしました。他の多くの人も同じように感じたと思います。罰ゲームか何かならまだしも、何よりも気になるのは、そういった行為をしている自分たちを恥ずかしいとも何とも思っていない彼女たちの感性です。「品位、品格、品性」是非とも学んでほしいものです。

雨模様の岡山市内、毎年恒例の岡山マラソンが開催されました。ランナーの皆様、お疲れさまでした。私は子供のころからとにかく長距離走が苦手で、恒例行事だった小学生の頃の校舎の裏手の峠昇りや中学校の1500メートル走がとにかく嫌で嫌でたまりませんでした。何十キロメートルもの気の遠くなるような距離を楽しそうに走ってらっしゃるランナーの皆様の姿を見るたびに、当時の苦い思い出がよみがえり胸が苦しくなります。もちろん、走ることに喜びや生きがいを持っておられる皆様の事は尊敬しております。風邪などひかれませんように、来年は穏やかな天気のもと開催されることを祈っています。

BS契約していないのでリアルタイムで観ることはできませんでしたが、WS第7戦凄まじいゲームでした。シリーズ通じて7試合とも息をのむ展開で、ハリウッドスター総出演の壮大な映画を観ているようでした。出場選手全員が活躍も失敗もしてその結果たまたまLADが連覇する結果となりました。高校野球などであまりにも実力が拮抗した試合の後、解説者が「結果を見てどちらが強いか弱いかなんてどうでもよくて両校勝利でいいでしょう」なんていうコメントを時々聞きますが、今シリーズはまさにそれでLADもTORもノーサイドでシャンパンファイトをしてお互いに祝福してもいいくらいに実力が拮抗していたのではないでしょうか。とりわけTORは昨シーズン地区最下位だったチームです。昔、野球少年だった私も今はどことなくしらけていましたが、久しぶりに興奮しました。感動をありがとうございました。おめでとうございます。

近頃、世間では話題が豊富です。

 

・高市連立内閣誕生(これからに期待を抱かされます。)

・万博が成功裏に終了(結局行く機会はありませんでした。)

・サッカー日本代表ブラジルに勝利(ワールドカップが今から楽しみです。)

・金の価格暴騰(もし1g2000円の頃に買っていたら今頃は・・・ムフフ、当時の懐事情を忘れた皮算用。)

・大谷選手の異次元の活躍(彼はきっと神の子なのでしょう。)

・阪神タイガース強すぎ(ここ最近はV9時代の巨人位に強いのでアンチも生まれそう。)

・自治体首長の不祥事の数々(公人であることを忘れて、私人として人間臭さを前面に出したらこうなるのでしょうかね。)

・毎日報道される熊被害(他の野生動物と同じく共存するための頭数調整は積極的にした方がいいのでしょう。)

 

お一人様で飲食店に入るのが苦手で、先日一人でお寿司屋さんに行った時も家族に持ち帰りを頼まれていたからお店に入れました。近所の公園で開催されている肉フェス。知人に何か買って行こうかと尋ねたら「おなかの調子が良くないので」と断られたので、自分用だけに買いに行くのが面倒になってやめました。   こう見えて実は基礎研究は結構好きで、大学院時代には細胞をいじっていて、ファーストオーサーの論文がインパクトファクター 「3」レベル のジャーナル(ネイチャー、サイエンス レベルのジャーナルの足元にも及びませんが)にもアクセプトされたことがあります。とは言っても、実験実験でデータを全て自分でたたき出しただけで、英作文の才はないので執筆は師匠に任せっきりでした。当時は自民党新総裁ではないですが、WLBという概念さえもなく二日や三日の徹夜なんて当たり前で、私の所属する研究室は不夜城と化していました。   こう見えて実は清廉潔白よりも清濁併せ呑むタイプでして、今回の連立与党の分離についても当然と言えば当然かなと思います。かたや支持母体が宗教団体でまさに清廉潔白そのものの公明党、かたやガチガチの保守系新総裁となった自民党、もはや水と油、関係破綻は自明の理。これは新しいステージの幕開けと前向きに捉えた方が良さそうです。

あくなき探求心とたゆまぬ地道な努力の賜物です。松下幸之助師が残された名言「成功の秘訣は成功するまでやり続けること」を実践された2名の先生方に祝意を表します。 それにひきかえ某超大国の大統領のあからさまな「ノーベル平和賞が欲しいよ欲しいよ、ちょうだいちょうだい」といった本音がみえみえの言動には辟易します。敵意むき出しで意識されているノーベル平和賞を受賞された元大統領も、世界がよりよくなるため、ただそれだけをひたすら追求し、自らの立場でできることを愚直に続けただけだと思います。その結果の栄誉です。ノルウェー・ノーベル委員会も一笑に付しているはずです。もし本当に受賞ということになれば委員会が世界の嘲笑を買うでしょう。