本日は学校歯科検診の出務のため休診させていただきました。検診は午前中で終わるのですが、200人強の児童の歯科検診にはかなりの体力を要するので、午後は休息させていただきました。
医院の待合室に置く雑誌を買うため、月に何度か書店に行きます。ついでに、何となく新書なども目的もなしにボーっと眺めています。そうしていると、ここのところよく「これはっ!」という本によく出会います。つい先日も弘兼憲史さんの「60歳からの手ぶら人生」という本が目の前に現れ、タイトルだけで即購入しました。読んでみるとまさにど真ん中ストライク、一気に読み切りました。というのも、今年になって大学同窓会の記念誌に近況報告として寄稿した拙文が以下の通りだったからです。
”人生も折り返し点を過ぎ、その終着像をイメージすることも多くなりました。最近では家族の介護についてのあれやこれやで、より身につまされることとなりました。「断捨離」という言葉が周知されるようになって久しくなります。私もここ数年色々な物を手放してきました。「色即是空」の境地にはまだまだ程遠いですが、元々物欲(物に対する執着)は少ない方だったのかもしれません。昨年、止む無き事情もあり実家⦅写真は実家の裏手からの風景⦆を手放しました。実家の家業はそれを支えてくれている多くの人々との、よく言えば縁、悪く言えばしがらみで成り立っています。おかげでそのような縛りからも解放され、かなり身軽になりました。これからもどんどん身軽になっていこうと思います。どうせ人間最期は身一つですから。そんなこんなで人生を終えるまでのシナリオは描けつつあります。シナリオ通りにおさまりがつくとは思っていませんが・・・、さて今年は何を手放そう(捨てよう)かしら。”
これもある意味「引き寄せ」なのではないでしょうか。
