こんにちは、リブラです。
今回もサターン(土星)さんとの対話です。
リブラ「サターンさん、わたしが土星の影響を強く感じ出したのは社会に出てからで、それ以前はあまり意識に上らなかったのですよ。
わたしだけかな?と思って聞いてみると、みんなふだん、土星の性質をあまり感じていないみたいなのです。これってなぜなのでしょう?」
サターン「リブラさんはアセンダント(本人のハウスの始点)付近に土星があるから、意識に上りやすい方なんだ。
しかもみずがめ座で頑固で理屈っぽい不動宮。極めつけはこれまた不動宮のさそり座の海王星とハードアスペクトをとっているから、内的葛藤としても浮上しやすい。
自分の中で<現実化のための理論づけ>VS<スピリチュアルの真実>がつねにバトルを展開している状態だろう?」
リブラ「いいえ、今はもうバトルは終結です。自分の『核となる価値観』が『自然の摂理』であることに気づいてから、『自分にとって自然に感じられるか、不自然に感じられるか』がすべての選択基準になりました。それ以降は、迷いも葛藤も長くても10分以内で決着がつきます。
自分の中に取り込んで良いのは、自然界の法則と一致したスピリチュアルな考え方だけ。それ以外の情報は理論的に理解できるまで取り込まない(信じない)で、宙ずりにしてぶら下げておくことにしたのです。
このルールが自身の中で活用されるようになったら、迷わなくなっただけでなく、自分に適合するものばかりが現実に引き寄せられるようになりました。
土星はその人だけの個人的なルールとして働くのですね?」
サターン「経験によって観念(思考回路)がつくられ、その観念(思考回路)が頻繁に使われることで習慣化し、半自動的にその習慣が繰り返されることで意識に上がらないほど自然にルールが適用されるのだ。
この状態になると、自身のルールが様々なシーンで潜在意識レベルで適用されるため、それによって守られたり制限されることに、みんなほとんど気づかない」
リブラ「それに気づくのはうっかり他人のルールを破って相手の逆鱗に触れたときですよね。
『なんでこの人こんなことでこんなに怒っているんだろ?なんか地雷踏んじゃったかな』という瞬間。相手の土星と自分の土星のルールの違いを感じます」
サターン「土星は2年半も同じ星座に滞在する。だから、同い年集団の中で人間関係がつくられる学生時代は、暗黙のルールのように土星星座のルールが常識となり守られるから意識に上りにくいのだろう。
社会に出たり結婚したりして世代の違う人間関係がつくられると、わざとではないけれど知らずにお互いの土星のルールを踏みまくって逆鱗に触れ、驚くのだろう」
リブラ「土星星座絡みの怒りは常軌を逸してしまうような勢いがありますよね。
そして知らずに怒りの琴線に触れてしまった方も悪いことしている感覚がまったくないまま責められるので、逆切れして火に油を注いで修復不可能な関係に陥ったり・・・。
土星の地雷はなんであんな激しい怒りを爆発させてしまうのでしょうか?」
サターン「それは土星のルールが観念によってつくられているからだ。
とくにネガティブ観念は過去のつらい経験を基に教訓としてその人に根付いてしまっているから、それを踏みにじられると信じてきた世界(守られていた壁)を外から叩き壊されているように感じるのだろう。
でもその地雷を踏んでしまった当事者はそんなことを知らないからそこに怒りの温度差が発生し、『これは怒りにかこつけた攻撃だ』と受け取って、火花を散らしてしまうのだろう。
当事者になれないわたしには滑稽にしか見えない人間たちの光景だが・・・」
リブラ「一生懸命花粉を攻撃しているつもりが実際は、本人をつらい目に会わせているリンパ球やIgE抗体(アレルギー反応で活性化する免疫抗体。ほんとうの役割は寄生虫を攻撃するためもの)みたいなものですよね、ネガティブ観念は」
サターン「生き残りをかけて本人を守るためにつくられたシステムが観念(思考回路)だからネガティブだろうがポジティブだろうが、改変するときには本人の手によってなされなければならない。だから、他者に突然踏みにじられたときは死に物狂いでそれが壊されないように守るのだろう。その怒りの下に『怖れ』があるから激しい感情になるのだよ」
リブラ「土星絡みの人間関係の摩擦を避けるにはどうしたらよいのでしょうか?」
サターン「土星の地雷の在り処を知っておくことが役に立つだろう。そこを踏んだりしなければ土星の逆鱗に触れることはない。
土星星座の性質を知っておくことは人間関係の摩擦を避けるだけでなく、自分自身の怒りの感情の対処にも有効だ。
それから、窮屈になった古い観念や害にしかならないネガティブ観念をお役御免にして新しい観念(思考回路)に書き換えるときも自身の土星星座の性質に適合したものならば、新しく進化した自分に早く導くガイドとなるだろう」
リブラ「土星星座の性質をよく理解できると、現実に役立つことがいっぱいあるのですね?」
サターン「わたしは具現化の神だ。リブラさんがここにゲストとして招く天体たちの中では1番現実に強いのがわたしだ。この世で幸せを掴みたかったら幸運のジュピター(木星)なんぞあてにするより、自らの土星星座を理解しルールを知って活用することだ。わたしは自らを助ける努力をする者にだけ物質世界の恩恵をもたらす神なのだ」
リブラ「それでは次回から星座別の土星の性質についてサターンに語ってもらうことにしましょう」
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