人生は習慣によって創られる。自分にとって大切なものだけをポケットに入れて、大切なものをまっすぐに大切にして生きる。自分に無理なくできることで他人に貢献し続けることが、やがて自分のあり方となる。
貢献(仕事や助け合い)は、「感謝されること」や「対価を得ること」といった外部からの報酬を期待しがちです。あり方で生きる本質は、貢献した瞬間に自分の中に湧き上がる「温かい感情」そのものをギフト(報酬)として受け取ること。
あなたのその行動は、ファッションですか?それともパッションですか?「モチベーションが上がらない」もし、あなたがそう口にしているとしたら、それはあなたの魂が「もうファッションの行動はやめたい」と叫んでいるサインかもしれません。あり方で生きる。その時、魂は淀みなく流れ、命は「最幸に美しい芸術」となります。私はあり方探求ライフコーチとして、その芸術が生まれる瞬間を、特等席で分かち合いたい。だから私は、否定も肯定もせず、ただ、あなたが「あなた」に還れる、圧倒的に安全で安心な対話の場を創ることに価値を置きます。
「自分の存在を肯定する」というのは大きな課題ですが、まずは「今、ねじれが起きているな」と気づくことが、その糸を解く第一歩になります。気づきこそが、対話の持つ力…。「嬉しい」、「寂しい」という、理屈ではない反射的な感情を、思考でジャッジせずにただ「そう感じているんだね」と感じてみる。「私はこう感じている。それだけで十分、自分が存在していい理由になる。」
うまくいかないのは、能力の問題じゃない。今までの生き方が、もう合わなくなっただけ。優しくて責任感のある人ほど、ある日、突然動けなくなる。そんな時は、「何者かになる」より「本当の自分に戻る」チャンス。重荷を降ろしたところに本当の自分が戻ってくる。
だれでも こたえをもっている。そう信じて進めていこう。答えられないのではなく答えられない環境があるだけ。その環境を整えればいいだけだから。 本来、人って、自分の幸せを知って生まれてきてるから。元来りて人となる。幸せはどこか遠くに探しに行くものではなく、私たちが「元」から持ってきた持ち物です。したがって、自分自身のルーツ(元)に立ち返れば、必ずそこに答え(幸せ)がある…。
私は、ライフコーチであり、個人のあり方を深く見つめる視点から、組織マネジメントについて気づいたことがあります。それは、最も価値ある社員は、組織を豊かにする根っ子であり、表面的には見えない。しかし、いなくなると確実に組織は枯れていく。最も価値ある社員は、いつも組織を冷静に見ている。そして、いかなる時も自分の役割を誠実に果たしている。あり方で生きているということだと思う。
勇気の心理学と言われるアドラーは、『勇気=貢献=自分の存在』、というメッセージを放っていたのではないかと思います。言い換えると、『勇気=貢献=自分の存在』とは、共同体感覚…。「自分探し」のために内面を掘り下げるのではなく、「他者のために何ができるか」と外へ向かって一歩踏み出す(勇気=貢献)ことで、結果的に「自分という存在」が鮮明に立ち上がる。そして、「自分という存在」を土台に人生を積み上げることを、『共同体感覚』と言うのだろう。自分を「特別な存在」に見せようとする虚飾(優越性の追求の誤用)を捨て、「不完全なままの自分」を存在の土台として認める。その土台があるからこそ、その上に「他者への貢献」という確かな石を積み上げていくことができる。この積み上げのプロセスこそが、人生に「濃い影」と「手応え」を与えてくれる…。
ライフコーチングは、クライアントが「コントロールできない自分の外側」に執着して、力んで浅くなった呼吸(生き方)から、「コントロールできる自分の内側」に目を向け、笑顔で心穏やかな深い呼吸(自然な生き方)を取り戻すための、安全で安心な場(空間)と対話である。
行動を阻んでいる最も強力なブレーキは、「心のNO」…。言語化することで、「なぜ私はこれをやりたくないのか」という理由に自分で納得できます。その結果、他者の期待や社会的な義務感から解放され、自分の意志に基づいた選択ができるようになります。「他人の期待に応える人生から、自分の人生を歩むための元気と勇気を分かち合う」
肉体的な命があっても、絶えず自己の存在を疑い、不安に苛まれている状態は、幸せを感じ、人間らしい充実した人生とは言えません。「生きていること」を「より良く生きること」に変えるための、精神的な基盤こそが最高の価値を持つのではないか…。「揺るぎない安心感」が意味するもの=自己受容という心の土台
『あり方の半分は、当たり前のことに感謝する気持ちで創られている。』自分の幸せが、まわりの幸せによって支えられていると思えると、自然と感謝の気持ちが湧いてくる。あとは、謙虚に学習、努力、挑戦、受容、協同の畑を耕すこと。
モノや所有の状態に意識が向いて、手段が目的化してしまうと、「なぜそれをしているのか?」という肝心な理由が抜け落ちてしまう…。「意味を感じる」ことができないと、心にぽっかりと穴が開いたような感覚(空虚感)に襲われるのです。
使用価値を極めると錬金術に辿り着くように思うのです。しかし、錬金術なんてこの世になくて、関係価値を育むことが錬金術なんだと思うのです。なぜなら、命はお金で買えないから。外側の世界に価値(幸せ)を求めすぎるのではなく、内側の関係性という価値(幸せ)を育む。「関係価値を育む」ことこそが、ライフコーチングの価値だと思う。
人生を豊かにするのエネルギー源は、無駄に見える丁寧な時間(手間暇)と、何もしない時間(余白)であり、私たちの存在は、、機能や成果(使用価値)ではなく、深く温かい繋がり(関係価値)によってこそ満たされ、輝きを増す…。
関係価値を人生の真ん中に据えるためにには、内面からの愛を基盤に、与える喜び、貢献感にシフトする。そのために自分に無理なくできることに心を込めて、半径5mの人を笑顔にする。自分の肩書き、収入、実績を一時的に全て取り去った時に、「それでもなお、自分の中にある素晴らしさ、手放したくない部分」とはなんだろう?何かがあるはずだ。それを自己肯定感、自分を愛するということ…。全てはここからはじまる。
去や失ったものを取り戻そうとするのではなく、現在の自分自身、今の状態をそのまま受け入れ、そこをスタートラインとして新たな一歩を踏み出すことこそが、心の安らぎを得るための道…。あなたは「ただ存在しているだけで十分だ」と心から思えた瞬間はありましたか?
「あり方で生きる=笑顔で心穏やかな状態」なんだけど、この状態って、言い換えると「ほっこり」している状態だなと思うのです。温かい焼き芋を「ほっこり」と言うけど、心が温まり、緊張が解けて、穏やかで安らぎを感じる時も「ほっこり」している。幸福感、安堵感、満足感に包まれている状態。肩の力が抜け、自然と笑みがこぼれるような感覚。今日も寒い一日だけど、心は「ほっこり」と…。
本当は「普通の幸せ」を思い描きながら歩んできた人生。けれど、思うようには描けなかった。しかし、静かに、ひっそりと、でも確かに積み重ねてきた時間。費やしてきた時間の中に「あり方」が埋め込まれていて、その「あり方」が「あなたの幸せ」を創るエネルギー。普通ではなく、あなたの幸せを膨らませる。それでいい、それしかない。みんな違ってみんないい。胸を張って前をみる。今日も一隅を照らす。一日一笑一日一生笑顔で心穏やかに「あり方で生きる」
私たちは、流れの中で生きているので、「あり方」は、絶えず変化し、手入れが必要なもの…。「内なる安定(ケア)」と「外への成長(深化)」という、相反しながらも不可欠な二つの要素のバランスを保つために、自分を内省する習慣を大切にする。自分自身との内省(対話)、他者との関わり合いの中での内省(対話)、この狭間で「あり方」が育まれる。よって、自分自身との内省(対話)ができない人は、ライフコーチングでの内省(対話)は機能しない。なぜなら、自分自身との内省(対話)ができない人は、相手に答えを求めてしまい、自分の足で人生を歩んでいないから…。
予測できる今を生きていると、なんか文句ばかり言いたくなったり、それなりに幸せだけど退屈になり、「何か良い事ないかな」と、意識が外側に向き、心が欠乏する。「欠乏ベースの幸福(外側)」から「充足ベースの幸福(内側)」への意識(あり方)の転換…。勇気が愛を育み、愛が生きる力を育む。