ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
夜になると、虫の声が
多く聞こえてくるようになりました。
今回ご紹介する本は、
著者は、
経営思想家・経営学博士、
小森谷浩志さんです。
この本は、
禅の「十牛図」と、
心理学の「成人発達理論」
を組み合わせて、
それを、
「禅的マネジメント」という形で
打ち出している、
とても刺激的でおもしろい本です!
私は、今まで、
悟りへの道を描いたとされる、
「十牛図」のことが、
いまいちピーンとこなかったのですが(^^;
本書で、
「成人発達理論」と組み合わせて、
具体的な人間関係の中で語っていただくことで、
「こういうことなのか!」
と、はじめて自分事として
腑に落ちた感じがします。
まずは、
「十牛図」とは何ぞや?
禅の入門書
「十牛図」は、
「真の自覚」に至るプロセスを
最もよく掲示するものとして、
古来禅門で珍重されている
叡智の結晶です。
「十牛図」では、
牛を見失った牧人が、
逃げ出してしまった
牛を探し求め、捕え、
飼い馴らし、
やがては一体化していく過程を
十の絵図で説いています。
「牛」は「本来の自己」であり、
「牧人」は本来の自己の探究者です。
「牛」とは
「本来の自己」のことなんですね。
「十牛図」をたどっていくことは、
本来の自己への道筋なのです。
ですから
「十牛図」は
禅の修行者ばかりではなく、
本来の自己を生きる、
本来性を開花させ、
喜びとともに
生きることを目指す人に
深い示唆を与えてくれます。
悩みや迷いのただなかに
ある人にとって、
生きていく縁となるのです。
「十牛図」をたどっていくことは、
本来の自己への道筋であり、
深い示唆を与えてくれる・・・
本書の目的は、
混迷の時代、
社会的に大きな
変化点のただなかで、
先行きが見えず、
不安を抱え、
自分が進む方向性に悩む
ビジネスパーソンに、
実践的で実用的な
これからの社会にふさわしい、
指針であり、
航海のための地図を
示すことです。
いうなれば、
「禅的マネジメント」
のすすめです。
ビジネスパーソンだけでなく、
本書の考え方は、
あらゆる大人に有益だと思います。
「十牛図」は、
1,尋牛(探す)
2,見跡(分かる)
3,見牛(出会う)
4,得牛(捕らえる)
5,牧牛(馴らす)
6,騎牛帰家(一体化する)
7、忘牛存人(手放す)
8,人牛倶忘(無になる)
9,返本還源(然る)
10,入鄽垂手(行ずる)
の順で自己探求の旅が進むのですが、
「旅立ちに向けて」
で、著者はこう問いかけます。
あなたは、
いのちの喜びのままに、
真に自由に生きているでしょうか。
親や先生、上司や会社、
社会の期待に応えることに
エネルギーを
費やしていないでしょうか。
外から、
上から与えられた役割を
ただ一生懸命に疑いもなく
担っていないでしょうか。
自分という本の書き手を
誰かに委ねてしまって
いないでしょうか。
自分という乗り物のハンドルを
誰かに握らせていないでしょうか。
どきっ・・・
「そんなことはない!」
とは言い切れない自分がいます(^^;
もちろん、
生活というものがありますし、
現実的には難しいところがありますが・・・
われわれ人間は、
この世にいのちを授かり、
子宮で守られた時期から、
へその緒という
つながりを切り、
この世に生まれ出てきます。
そして、
この地球に誕生したとき、
どうやったら生きていけるのか、
受け入れてもらえるのか、
愛されるのかを
本能的に察知して、
生き残りをかけて、
生き延びる術を
身につけていきます。
まるで渇いたスポンジが
吸収するように、
社会性を身につけ、
いわゆる
「いい子」や
「ちゃんとした人」
になるために、
自らを作り上げていきます。
そうですね・・・
社会性を身に付け、
「いい子」を目指すのは、
生き残るためにも
必要不可欠なんですね。
ありとあらゆる情報を
環境から吸収し、
愛されたい、注目されたい、
生き残りたいがゆえに、
環境からの要望に
応えることを覚えるのです。
時にこの世界の入り口、
身近な存在としての、
親や養育者の影響は絶大です。
この世に生まれた以上、
生きていくために、
親や養育者から絶大な影響を受けるのは、
必然である。
いわば、
「宿命」のようなものなんですね。
これは、
社会という
巨大で強力な存在の前では
致し方がないことです。
魚が水の中で生きる如く、
水なしでは生きていけず、
水に慣れていかねば
ならないからです。
生きていくためには、
やむを得ない・・・
こうして私たちは、
両親のさまざまな感情や思考を、
脳や肉体に刻みこんで
自分自身のパーソナリティを
形成していきます。
例えば、感情では、
仕事が思い通りに
いかないときの怒り、
夫婦喧嘩のイライラ、
病気に罹ったときの苦しみ
などがあります。
思考では、
「男の子は強くないといけない」、
「お姉ちゃんだから
しっかりしないとだめ」、
「うちは貧乏だから
我慢が大切」
など大小実にさまざまです。
そうですね・・・
少し、
私自身を振り返ってみますと・・・
ウチの両親は、
そんなに自分の価値観を
子どもに直接的に押しつける
タイプではなかったのですが、
おそらく、
私が両親に愛されたくて、
いわば勝手に、
「忖度(そんたく)」して、
「親の望むいい子」を
無意識に演じていたかもしれません。
親からの
遠回しのプレッシャーも
あったような気もしますし・・・
もちろん
喜びや楽しさ、
「あなたは大切な存在」、
「生まれてきてくれて
ありがとう」、
「あなたは光そのもの」
など自分に固有の本来性や
あり方と親和性が高い
感情や思考も
同時に受け取ります。
しかし、
ここで大変深刻な
問題があります。
「生命体」としての究極の命題
「サバイバル意識」に
従わざるを得ない私たちは、
ポジティブなものよりも、
ネガティブな感情や思考を、
より多く
受け取ってしまうのです。
・・・ここでいう、
「ネガティブ」な感情や思考とは、
「不安」や「怖れ」
のことだと思います。
「不安」や「怖れ」
を原動力にして、
または、
抑圧をして、
「いい子」になる。
受験勉強を頑張ったり、
立身出世を目指したりする。
もちろん、
それで成長したり、
才能が開花する面もありますので、
良いか悪いかではないのですが、
しかし、
「何か違う」
頑張っても何か満たされない。
何か本当の自分を生きていない気がする。
どこか空虚を感じる。
この、
「何か違う」という
「違和感」を感じた時に、
本来の自分を探求する旅、
自分の内面を深く見つめる旅が
始まるといいます。
本書には、
そのためのワークも
紹介されています。
・・・次回に続きますね(^^;
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今回も最後までお読みくださいまして、
有り難うございました😊
次回もこの本の紹介を続けます。
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おまけ(^^;
牛を求めて、
自己探求の旅・・・💤
























