ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

慶応義塾大学、

前野隆司・前野マドカ夫妻の著書、

 

ウェルビーイング

 

 

の内容から、

私の印象に残った箇所を、

紹介・解説しています。

 

今回で4回目、最終回です(^^;

 

「ウェルビーイング」

とは、

この本では主に「幸せ」を意味しますが、

 

今回、まずは、

幸福度と仕事のパフォーマンスの関係から、

 

 

「ハーバード・ビジネス・

レビュー」

(ダイヤモンド社)の

2012年5月号に、

著名な研究結果を集めた

「幸福の戦略」

という特集が組まれました。

 

そのなかで、

幸福度の高い社員の創造性は

そうでない社員の3倍高く、

生産性は31%高く、

売上も37%高い・・・

 

 

幸福度と仕事のパフォーマンスが

比例するであろうことは、

肌感覚で分かりますが、

 

ちゃんと、

エビデンスもあるんですね!

 

 

また、

幸福度の高い社員は、

そうでない社員よりも

 

欠勤率が41%低く、

離職率が59%低く、

業務上の事故が70%少ない

 

という

研究結果もあります。

 

 

これはもう、

経営者や経営陣は、


組織の発展のためにも、

従業員の幸福度を上げることを

第一に考えない手はないですね!

 

それが遠回りのようで、

実は一番大切なような気がします。

 

もちろん、

それを考えている

経営者や経営陣は多いとは思いますが、

 

しかし、

最優先に考えているかとなると、

ちょっと疑問・・・

(現実はなかなか厳しいですが(^^;)

 

この本には、

前野先生の「幸福」に関する理論

(幸福の非地位財4因子)

だけでなく、

 

様々な学者や企業の

「幸福」に関する

様々な研究結果や実践例が紹介されていて、

とても説得力があるのですが、

 

その中で、

「ティール組織」

という理論が紹介されています。

 

「ティール組織」とは、

組織の発達・成長を、

心理学の成人発達理論に当てはめて

解説している、

とても興味深い組織論です。

 

過去ブログでも取り上げました。

興味のある方は是非ご覧ください。

 

 

 

それによると、

組織も人と同じように

発達・成長していくというのですが、

 

それぞれの段階を

色で表現しています。

 

 

赤 衝動型 

狼の群れ(赤ちゃん)

自分第一

 

アンバー 順応型

軍隊 勝利第一

 

オレンジ 達成型

機械 利益第一

 

グリーン 多元型

家族 人間第一

 

ティール 進化型

自然林 自然第一

 

(「ティール組織」

を元に前野氏が作成)

 

 

現代社会の組織の多くは、

「アンバー」か「オレンジ」

の段階だといいます。

 

「オレンジ」は、

人の成人発達理論でいえば、

ちょうど働き盛りの

世代のイメージでしょうか。

 

前野先生によると、

人や組織は、

ティールに近づけば近づくほど、

幸福度は増していくといいます。

 

 

成人の発達理論と

ウェルビーイングは比例する、

という見方があります。

 

軍隊のように

統率されすぎると

幸福度は低く、

 

血も涙もなく合理的

というのも窮屈です。

 

家族のように自由であり、

家族のように

頼り頼られる組織は

幸福度が高く、

 

さらに自由な

ティール組織は

より幸せなのではないでしょうか。

 

したがって、

幸福度はティール組織に

近づくほど高くなる傾向が

あると思います。

 

つまり、

心が成長するほど

幸福度が高くなる傾向にある

ということです。

 

 

そうですね。

ただし、例外もあるといいます。

 

 

ただし

注意すべきは、

軍隊型組織は

常に不幸化かといえば、

必ずしもそうではない

という点です。

 

体育会の競技組織に所属して、

とにかく勝つために

監督のいう通りにすると

合意したうえで頑張り、

そして優勝を手にする。

 

これは、

最高に幸せです。

 

合意し納得したうえで

完全統率組織や合理組織に

与することは、

幸せにつながります。

 

 

「やらされ」感ではない、

「合意」と「納得」感が、

ポイントになるんですね。

 

 

また、幸せな

グリーン・ティール型企業も、

納期間近などで

何らかの期限を

目前に控えたときには、

 

もちろん

オレンジやアンバー組織のように

働くこともあると思います。

 

関係性は家族的なまま、

やるべきときは

軍隊や機械にもなる、

 

というのが

グリーン組織なのです。

ティール組織も同じです。

 

レッドからティールまでの

組織論は、

段階論ではなく

包含関係だといわれています。

 

軍隊から機械、

機械から家族、

家族から自然林と、

含んで超えるのです。

 

 

包含関係、

含んで超えるので、

前の段階に戻ることは

できるんですね。

 

言い換えれば、

次の段階に進むには、

ちゃんとステップを踏まなければならない。

 

たとえば、

アンバーからオレンジを飛び越えて、

グリーンには行けないんですね(^^;

(人の発達段階と同じです)

 

ということで、

「幸福度」の観点から見ると、

個人も組織も、

「グリーン」や「ティール」

の段階に進化できるのが理想なのですが、

 

では、実際に、

「グリーン」や「ティール」

の状態が実現できている組織が

日本ではたして存在するのか。

 

単なる理想論にすぎないのではないか。

 

現実は、「オレンジ」が

いいところなのではないか。

 

(ちなみに私の所属する組織も、

オレンジです(^^;)

 

たしかに、

まだ数は少ないことは少ないのですが、

日本にもちゃんと存在するのです!

 

この本は、

そのいくつかの企業が

実際に紹介されているのですが、

 

その中で、

「グリーン」組織の代表として

紹介されている

「伊那食品工業」

社長の塚越英弘氏のコメントを引用します。

 

 

「会議には資料がないと

ありますが、

資料がなければ

不便ではないですか」

 

との質問に対する答えは、

 

「家族で何か

話し合いするときに

子どもに資料は

つくらせないでしょう。


家族でしないことを

社員にさせる必要は

ないでしょう」

 

というものでした。

 

「給料にほとんど

差をつけないとありますが、

それでは出来のよい社員が

文句を言ったり

出来の悪い社員が

サボったりはしないのですか」

 

との質問に対して、

 

「家族でお兄ちゃんは

出来がよいから

小遣いをたくさんあげる、

妹は出来が悪いから

小遣いを減らす、

ということはしないでしょう。


家族でしないことは

会社でもすべきではありません」

 

という答えでした。

 

そこで、

このように

絶妙に管理しない経営は

難しいのではないかと

質問したところ、

返ってきた塚越社長の答えは、

 

「いや簡単です。

家族だったらどうするだろうかと

考えるだけです」

 

というものでした。

 

 

「家族だったらどうするだろうか・・・」

 

ここまで家族的な会社が

日本に存在するんですね(^^)

 

オレンジ色にかなり染まっている

私からすると(^^;

何だかファンタジーの世界にも

聞こえますが、

 

しかし、実際、

「伊那食品工業」さんは、

寒天業界で押しも押されもせぬNo,1企業!

なんと、60年もの間、

ずっと増収増益なんだそうです。

 

社是は、

「いい会社をつくりましょう」

~ たくましく そして やさしく ~

 

素晴らしいので、

HPから引用させていただきます。

 

 

いい会社とは
単に経営上の数字が

良いというだけでなく、

会社を取り巻くすべての人々が、

日常会話の中で

「いい会社だね」

と言ってくださるような

会社のことです。

 

「いい会社」は

自分たちを含め、

すべての人々をハッピーにします。

 

ハピネスこそ

人間社会すべての

究極の目的だと思います。

 

「たくましく」とは、

手を抜かず、

仕事に一生懸命取り組むこと。

また自分を律し、

その厳しさに耐えることです。

永続していく

強い会社という意味も含みます。

 

「やさしく」とは、

他人を思いやることです。

 

どちらを欠くこともなく、

両立させている人たちの集まりが

「いい会社」

と呼ばれるのだと思います。

 

 

 

「グリーン」や「ティール」は、

しょせん理想論にすぎないというのは、

私たちの固定観念なのかもしれません。

 

たしかに、

世の中の現実を見ると、

私が生きている間は、

そこまで進化できる人や組織は

少ないかもしれませんが、

 

あきらめることなく、

まずは、私自身、

 

まずはオレンジの段階を

味わいつくしたうえで、

 

次のグリーンの段階に踏み込みたいと

考えています😊

 

 

 

***********************************

 

 

以上、

 

慶応義塾大学、

前野隆司・前野マドカ夫妻の著書、

 

ウェルビーイング

 

を4回に渡って紹介してきました。

 

今回、

「伊那食品工業」さんを

紹介させていただきました。

 

他にも、

グリーンやティールを実現している

素晴らしい企業がいくつか紹介されています。

 

経営者や働く人はもちろんのこと、

それ以外の方にも、

いろいろと生き方の示唆が得られる

本だと思います。

 

おすすめします!

 

 

 

********************************

 

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊

 

次回からは別の本を紹介します。

 

 

********************************

 

 

 

おまけ写真集(^^;

 

南房総、神社仏閣巡りです。

 

 

まずは、石堂寺。

 

 

 

重要文化財が多くある、

素敵なお寺でした。

 

 

 

続きまして、

小松寺。

 

 

 

境内に入ると・・・

あれっ、

 

 

 

猫ちゃん2匹、

同じ姿勢で寝ていましたよ😸😸

 

 

 

駐車場まで、

お見送りしてくれました!

 

 

 

続いて、

真野寺。

 

 

 

おおっ、

天井画に、寅さんが!

 

 

 

あれっ、

猫みくじの横に、

リアル猫ちゃんが😸

 

これは、

やらない手はないでしょう!

 

→吉でしたが(^^;

 

 

 

人懐っこい猫ちゃんでした!

 

他にも何匹か・・・

 

南房総のお寺は、

猫ちゃんが多いのかな😸

 

 

 

那古寺。

 

 

 

見晴らしもよく、

立派なお寺でした!

 

 

 

大福寺(崖観音)。

ホントに崖に立っています!

 

そこまで登ると・・・

 

 

館山の街が一望できました!

 

 

 

締めは、有名な安房神社。

産業の神様です!

 

珍しい白い大鳥居。

 

 

緑豊かで、

広々とした敷地でした。

 

 

 

日帰り旅行でしたが、

おかげさまで満喫できました!

 

 

 

相棒のヤリスクロスくんと、

自由にさせてくれる妻に、

感謝です!

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

「ウェルビーイング」の第一人者、

慶応義塾大学、

前野隆司・前野マドカ夫妻の著書、

 

ウェルビーイング

 

 

から、

私の印象に残った箇所を、

紹介・解説しています。

 

今回が3回目になります。

 

今回は、

「幸せと健康・長寿」

についてです(^^)

 

 

先進国に住む

多くの人を対象にした

幸せと寿命の調査の結果、

 

幸せを感じている人は、

そうでない人に比べて

7年から10年寿命が長い、

 

ということが

わかっています。

 

 

これは、

想像するに難くはないですが、

 

それにしても、

7~10年は

けっこう大きいですね!

 

 

また、

年齢と幸福度の関係は

U字状のカーブになることも

明らかにされています。

 

どの国で測っても

概ね同様の傾向が見られます。

 

 

U字状のカーブ?

どういうことでしょうか。

 

 

人間は、

生を受けてから

年を重ねるごとに

次第に不幸感が増していき、

 

50歳ころに底をつき、

それを越えるとまた

幸福感が増していく、

 

という傾向があるようです。

 

 

ええっ😲

50歳ころが不幸感のピーク!

 

すなわち、

人生で最も不幸な時期・・・

(ちなみに私は51歳です(^^;)

 

 

40代、50代は、

会社で中間管理職になったり、

家族や生活を背負ったりして、

大変な時期と

いうことかもしれません。

 

 

確かに、

中間管理職は

なかなかつらいものがありますし、

 

お子さんがいる家庭は、

ちょうどお金がかかり、

生活に余裕のない時期です。

 

また、

今までの価値観だけでは

行き詰まりを感じる、

いわゆる

「中年の危機」

にぶち当たる時期でもありますね(^^;

 

ただ、

見方を変えれば、

その時期を乗り切れば、

あとは、

どんどん幸せ度は増していく(はず)!

 

何だか、希望が湧いてきますね😊

 

(もちろんこれは統計上のことであって、

個々の事情によって違うとは思いますが)

 

 

90歳、100歳といった

高齢の方は、

 

実は自己中心性が

減少し、

自分が前に出ようとする

欲も減り、

 

物事に対する

寛容性が高まります。

 

そのうえ、

死の恐怖も減り、

空間や時間を超越する

傾向が出てきて、

 

高い幸福感を感じている

ということが

報告されています。

 

 

確かに、

長寿の方は、

何か「達観」されているような

イメージがあります。

 

 

また、

記憶力がよい人よりも

悪い人のほうが

幸福度が高いという

研究結果もありますので、

 

そういう意味では、

年を重ねると、

細かいことが

気にならなくなる結果として

幸福度が

上昇していくようです。

 

 

おおこれは、

今の段階で

既に記憶力の悪い私にとって、

朗報です(笑)

 

 

つまり、

老化というのは、

記憶力が悪くなったり

身体も動かなくなったりして

幸福度が下がること

ではないかと

捉えられがちですが、

 

少なくとも

主観的幸福感からは、

歳を重ねるほど

幸せになっていくと

いえるのです。

 

 

なるほど、

 

幸福とは、

他人ではなく、

自分の心が決めるものですから、

 

「主観的幸福」

でい~んです!

 

ただ、

なるべく人に迷惑をかけるようには

なりたくないですが(^^;

 

 

世界で最初に

超高齢化社会を迎えた日本は、

幸せな人が増えていく国と

いえるのではないか、

と私たちは思っています。

 

世界が経済成長の時代から

心の成長の時代に移行するなか、

 

日本が21世紀型の

新しいウェルビーイングの時代に

うまく考え方を切り換えて、

 

高齢者が生き生きと

幸せに生きる社会を

つくっていくというシナリオも

夢ではありません。

 

 

このように考えると、

超高齢化社会も悪くないですね。

 

 

もちろん

年金問題や格差の問題、

少子化の問題など、

 

解決しなければならない課題は

少なくありません。

 

しかし、

ウェルビーイング

という観点は、

 

日本の将来を

楽観視するための

一つの希望なのでは

ないでしょうか。

 

 

ウェルビーイング

すなわち、

「主観的な幸福度」を価値におけば、

日本の将来は

決して悲観することはない!

 

なお、

「幸せ」を感じるための、

非地位財の4つの因子は、

前回詳しく紹介しましたが、

 

 

(1)「やってみよう」因子

(2)「ありがとう」因子

(3)「なんとかなる」因子

(4)「ありのままに」因子

 

 

です。

 

この因子を意識して実践していけば、

人生の後半戦、

幸福度はしだいに上昇していく・・・

 

何だか勇気が湧いてきました!

 

前野先生、

有り難うございました😊

 

 

・・・ちなみに、

私の理想とする老後の姿は、

 

もう決めていまして(^^;

 

------------------------------------

 

「共感」と「感謝」を

よりどころにして生きる。

 

------------------------------------

 

です。

実際、難易度は高そうですが(^^;

 

この言葉は、

野口嘉則さんの、

人生は「引き算」で輝く

という本からの引用です。

 

過去ブログで詳しく紹介しました。

 

 

よかったらご参照ください。
この主人公の生き方、素敵です!
 
 
 
*******************************
 
 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました。

 

次回もこの本の紹介を続けます(^^;

 

 

*******************************

 

 

 

おまけ写真集(^^;

 

房総半島(千葉県)の、

伊予ヶ岳に登りました!

 

 

この山です。

頂上は、かなりとんがっています。

 

 

 

スタートは、

平群天神社。

 

 

 

癒されます・・・

 

 

 

この先、かなりの急な崖を、

ロープを頼りによじ登ると・・・

(この箇所、初心者や子どもは危険です)

 

 

 

頂上、着きました!

 

ちなみに、

336.6mです(^^;

(小数点あり!)

 

 

 

おおっ、絶景‼

足がすくみましたよ😅

 

 

 

東京湾と、

その先にうっすら富士山・・・🗻

 

 

 

迂回すると・・・

 

さっきの頂上は、

この出っ張ったところです(^^;

 

低山で、2時間かからずに往復できますが、

なかなか登りがいのある山でした!

 

午前中で下山できたので、

午後は、南房総の神社仏閣をまわりました・・・

 

(次回に続きます(^^;)

 

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

私は、まだ、

正月ボケが治らない感じですが(^^;

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

 

「ウェルビーイング」の第一人者、

慶応義塾大学の、

前野隆司・前野マドカ夫妻の著書、

 

ウェルビーイング

 

 

の内容から、

私の印象に残った箇所を、

紹介・解説しています。

 

今回が2回目になります。

 

前野隆司さんは、

理系出身の元エンジニアの方ですが、

今は、ウェルビーイング、

「幸福学」の研究を中心にされています。

 

前野先生のいう、

幸福の対象には、

 

「地位財」と、

「非地位財」があります。

 

 

地位財は長続きしない幸せで、

他人と比較できる

カネ、モノ、地位などです。

 

 

もちろん、

「地位財」も

あるに越したことない。

 

力を得ることになりますし、

それを使って、

社会貢献することもできます。

 

ただ、どうしても

他人と比較してしまいがちなので、

「もっともっと」と、

なかなか満たされた感じがしないのと、

 

それに執着をすると、

逆に幸せから遠のいてしまう可能性も

あると思います。

 

「地位財」は一過性の幸せと、

考えた方がいいかもしれません。

 

では、

「非地位財」とは?

 

 

精神的、身体的、社会的に

良好な状態、

 

つまり

ウェルビーイングです。

 

 

ウェルビーイングとは、

精神的、身体的、社会的に良好な状態、

「非地位財」のことなんですね!

 

では、

その「非地位財」とは、

どのようなものなのでしょうか。

 

前野先生は、

4つの因子があるといいます。

 

その4つとは、

 

 

(1)「やってみよう」因子

(2)「ありがとう」因子

(3)「なんとかなる」因子

(4)「ありのままに」因子

 

 

(1)「やってみよう」因子とは、

自己実現と成長を指します。

 

やりがいや強みを持ち、

主体性の高い人は幸せであるといいます。

 

これを高めるには、

自分なりに具体的な目標や夢を持つことや、

人生に意味を見出すことも

有効だといいます。

 

ちなみに、私は、

今、カウンセラーとしての上級資格を

取得すべく、

研鑽を続けているのですが、

 

おかげさまで、それが、

日々の生活のハリにもなっています(^^)

 

(2)「ありがとう」因子とは、

つながりや感謝の因子です。

 

利他性や思いやりを持つことが

幸せであることを指します。

 

これを高めるためには、

「対話」することが有効だといいます。

 

 

例えば、最近

「ワンオンワン・ミーティング」

が広まっています。

 

上司と部下が一対一で、

仕事の話ではない

軽い相談事や

身の上話をするミーテイングは

効果的です。

 

 

そうですね。

一昔前の職場では、

そういった会話は

日常的に行われていたような気もしますが、

 

今は、

雑談も憚られる時代ですので(^^;

「ワンオンワン・ミーティング」

という制度を導入するのも、

効果的だとは思います。

 

ただし、ワンオンワンが、

単なる目標達成面談にならないように、

注意が必要ですね。

 

 

とにかく

人の話を聞くことが

要諦です。

 

傾聴して批判せずに

じっくりと会話を行う。

 

相手に自己開示した状態で

話をしてもらうことが大切です。

 

 

自己開示してもらうには、

職場の場合、

日頃からの信頼関係も、

ポイントになりますね。

 

 

相手の話をしっかりと聞かずに

途中で話をさえぎると、

 

相手は満足感を得られませんから、

幸せではなくなります。

 

相手の話を傾聴し、

批判せずに

じっくりと会話をできる人は

幸せです。

 

 

「傾聴する」ことは、

話し手はもちろんのこと、

聞き手も幸せになるんですね(^^)

 

「傾聴」

 

もちろん

カウンセリング時においては、

基本中の基本で、

必要不可欠なのはいうまでもないですが、

 

日常生活においても、

意識したいところですね。

(私の場合、特に妻に対して(^^;)

 

(3)「なんとかなる」因子は、

前向きかつ楽観的で、

何事も何とかなると思える、

ポジティブな因子のことです。

 

この因子を高める方法の一つは、

幸せであるように

振る舞うことだといいます。

 

 

無理やりでも

口角を上げて

笑顔をつくること・・・

 

(中略)

 

上を向いて大股で歩くと

幸せになるという研究や、

 

胸を張ると

幸福度が高まるという

研究があります。

 

 

心と体はつながっています。

 

形から入ると、

心もしだいにそうなっていくことは、

実感としてわかります(^^)

 

「ありがとう」因子にも

当てはまりますが、

「感謝ぐせ」

をつけるのもおすすめです!

 

私は、以前は

どちかかというと苦手だったのですが、

 

ささいなことでも、感謝する、

できれば、

「有り難う」と言葉にする。

 

そうすると、

言われたほうも幸せでだし、

言うほうも幸せな気分になります。

 

寝る前に、

今日の感謝3つを

簡単に書くというのも有効です。

 

・・・といっているそばから、

私は最近やっていないことに

気づきました😅

 

よし、今日から復活するぞ!

 

(4)「ありのままに」因子

 

独立性と自分らしさを保つこと。

自分を他者と比べすぎず、

しっかりとした自分らしさを

持っていることです。

 

面白いのは、

米国の研究では、

(アメリカ人にとって)

独立性と自分らしさというのは、

あたりまえすぎて、

幸せの因子には入らないようなのです。

 

 

米国は

個人主義を基調としている

国なので、

誰もがありのままに

自分らしさを持ち、

そのうえで多様性を認め合うことが

常識的な社会です。

 

一方、日本では、

同調圧力が強く、

「出る杭は打たれる」

ということわざ通り、

皆と同じようにしていないと

白眼視される傾向が残っており、

どちらかというと

自分らしさを発揮しにくい国です。

 

そうした環境で暮らす人々は、

自己肯定感が低くなりがちです。

 

 

多くの日本人にとっては、

「ありのままに」因子というのが、

最も強化すべき因子かもしれませんね。

 

 

自己を確立するためには、

創造性を発揮するような

何かに挑戦するのもよいでしょう。

 

そして、

自分らしい強みを見つけたら、

それを高めていく

努力をすることです。

 

自分らしく

「ありのままに」

「やってみること」

をお勧めします。

 

 

挑戦する際のポイントは、

あくまで、

「自分の価値観」に基づくものに

することだと考えます。

 

他人の評価や世間体は二の次にして、

自分が興味を持てるものや、

意味を感じるもの、

得意なことにチャレンジをする。

 

そして、

できれば、それで人の役に立つ。

 

意外と、

今、すでにやっていることや、

目の前にあるものと、

関連することかもしれません。

 

 

以上、

前野先生流「幸福学」の、

非地位財「4つの因子」

 

(1)「やってみよう」因子

(2)「ありがとう」因子

(3)「なんとかなる」因子

(4)「ありのままに」因子

 

と、その高め方を、

 

私なりの解釈も交えて

紹介・解説させていただきました。

 

皆さんが幸福になるための

一助になれば嬉しいです😊

 

 

 

********************************

 

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました(^^)

 

次回もこの本の紹介を続けます!

 

 

********************************

 

 

 

 

地元の鶴見川の河川敷へ

散歩&動禅。

 

 

 

親子連れが、

きゃっきゃ言いながら、

楽しそうに凧揚げしていました😊

 

いいですね~

子どもの頃を思い出します・・・

 

 

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

2024年がスタートしましたね!

 

本年も皆様にとって、

幸せな年でありますように、

心よりお祈り申し上げます。

 

また、被災地の皆様には、

謹んでお見舞いを申し上げます。

 

一日も早く、平穏な日々が

戻ってくることを願っております。

 

 

今年1冊目に紹介させていただく本は、

 

ウェルビーイング

 

 

著者は、

慶応義塾大学の

前野隆司・前野マドカ夫妻。

 

「ウェルビーイング」の

第一人者ですね(^^)

 

「ウェルビーイング」

 

近年、よく耳にする言葉ですが、

訳語としては、

「健康」「幸福」「福祉」

があてられるといいます。

 

最近は、

「満たされた状態」

と訳されることも多いようですね。

 

この本ではその中でも、

特に「幸せ」にフォーカスして、

述べられているのですが、

 

では、その、

「幸せ」とは?

 

前回紹介させていただいた、

 

サピエンス全史

 

でも、

サブタイトルに、

「文明の構造と人類の幸福」

とあるように、

人類の幸福がテーマでもあったのですが、

 

著者の前野さんの定義する

「幸せ」の因子は4つあります。

 

 

(1)「やってみよう」因子

(2)「ありがとう」因子

(3)「なんとかなる」因子

(4)「ありのままに」因子

 

 

前野さんの著書や動画では、

よく、四つ葉のクローバーにあてはめて、

解説されていることが多いですね。

 

(この4つの因子に関しては

次回以降、詳しく紹介する予定です)

 

 

今の時代に、

ウェルビーイングが

求められている背景として、

 

本書には、

米国の生態学者ディーヴェイ氏が

仮説的図式として表した、

世界人口の超長期推移のグラフを元に、

 

京都大学広井良典教授が描いた

「人類史における 拡大・成長と

定常化のサイクル」

の図が取り上げられています。

 

世界人口の超長期推移

 

端的にいうと、

 

狩猟採集の時代、

食料が潤沢な間は人口が増え続けるが、

増えすぎると増加は止まり定常化する。

 

農耕が始まっても、

同じ経緯をたどり、

やがて人口の増加は止まり定常化する。

 

やがて、

産業革命・情報化・金融化が進んでも、

同じ経緯をたどる。

今の時代は、地球環境の限界もあり、

特に先進国、

日本などでは人口が定常化している。

 

ということです。

 

経済至上主義の観点から見ると、

定常化の時代は、

停滞期に見えますが、

 

実は、「文化」や「芸術」が発展するのは、

定常化の時代だというのです!

 

たとえば、

古代ギリシャの、

ソクラテス・プラトン・アリストテレス、

インドのブッダ、

中国の孔子・老子の時代から、

キリスト教の誕生、

ルネサンスの時代までは、

人類2回目の定常化の時期だったのです。

 

そして、今の日本は、

人類史的に見ると、

3回目の定常化の時期に

突入しているといいます。

 

 

人口増加時代と

定常時代は、

 

経済成長時代と

心の成長時代といえます。

 

経済成長から

心の成長へというステップを

二度繰り返した後の、

 

三度目の経済成長の次に来る

三度目の心の成長期へと、

また入っていくのです。

 

心が成長する時代というのは、

心の豊かさを目指す時代です。

 

人間性を高める時代に向けて、

日本はいま、

その一番手にいると

考えることもできるのです。

 

 

今の時代は、

経済成長時代ではなく、

心の成長時代。

 

これは、

独立研究者の山口周さんがいう、

「高原社会」

に通ずるものがありますね。

 

過去ブログで取り上げました。

よかったらご参照ください。

 

 

 

前野さんは、

産業界でも、

既にその動きがあるといいます。

 

 

いま、

「幸せ」という意味での

ウェルビーイング、

 

つまり

心の幸せを目指した産業が

すでに進展しはじめています。

 

例えば、

企業における研修やコーチング、

オンライン・オフラインでの

学びに関するもの、

 

市民大学、YouTubeや

instagram、clubhouse、voicy

などの上で繰り広げられる

コンテンツに至るまで、

 

心をよりよい状態にしよう

という動きは

始まっています。

 

 

そうですね。

 

これらは、たしかに、

「心をよりよい状態にしよう」

という動きともいえますね。

 

私の所属する組織も、

「研修」を頻繁にやるようになりました。

 

正直、うわべだけの感が否めないところは

ありますが(^^;

 

組織はともかく、

個人でもこの流れがあるということは、

 

やはり、

大きな時代の潮流なのだと思います。

 

今がちょうど、

過渡期といえるかもしれません。

 

ちなみに、

一部上場企業は、

今でも、義務として、

とにかく経済的な(売上・利益の)

成長が求められるといいます。

 

それでいいのでしょうか。

 

もちろん、

経済成長するに越したことはないですが、

それがマストというのはどうかと。

 

そろそろ、

価値観の転換が必要なような気もします。

 

 

心の幸せを求める

世界でのトレンドの一つは、

 

人の感性や創造性に

訴えかけ、

他者とのつながりを大切にする、

という流れです。

 

つまり、

経済成長から心の成長へ。

 

では、

心の成長とは何でしょうか。

 

過去から学べば、

音楽や美術、武道、仏道、

茶道、華道といった

文化、芸術に寄り添ったものに

なるのではないでしょうか。

 

伝統芸能や伝統工芸も

ここに含まれます。

 

また、ここに

AIやテクノロジーも

介在すべきでしょうし、

 

クールジャパンのような

現代的な文化・芸術も

一翼を担うでしょう。

 

もちろん、それらを、

金銭的欲求を満たすためだけに

展開するのではなく、

 

それ以上に

環境への配慮を含めた

社会性や公共性、

人々の生活の文化的な質を

高める方向、

 

すなわち、

ウェルビーイングが高まるほうに

価値がシフトしていくのでは

ないかと思います。

 

 

そうですね。

 

日本には、世界に誇る、

すばらしい「文化」

というものがありますので、

 

経済大国の復活よりも、

むしろ文化大国を目指したほうが

いいような気がします。

 

 

今の世界情勢を見回すと、

人類は、未だに、

不安や怖れ、不足の意識にとらわれ、

争いを繰り返しています。

 

日本も、

表面的には平和であれど、

内面的には、

不安や怖れ、不足の意識にとらわれているのは、

同じだと思います。

 

たしかに、

現実は甘くないところがあります。

 

弱肉強食の時代、

先が見えない将来への不安。

 

きれいごとはいっていられない、

損得勘定は大事、

自分の身は自分で守らなければ・・・

 

日々のニュースを見聞きすれば、

そう思うのも無理もありません。

 

私自身、そう考えることもあります。

 

しかし、

時代は変わりつつあります。

 

日本は既に、

定常化の時代に入っています。

 

現実を見据えながらも、

少しづつ、

経済成長ありきから、

心の成長へと意識をシフトしていく。

 

奪い合うのではなく、

分かち合う社会。

 

簡単なことではありませんが、

それが、結局は、

私たちの「幸せ」に

繋がっていくような気がします。

 

新年早々、

そんなことを考えました😊

 

 

 

******************************

 

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました(^^)

 

次回もこの本の紹介を続けます(^^;

 

 

******************************

 

 

 

 

近所の里山から・・・

 

初日の出、

ではなく(^^;

初夕日と富士山。

 

お天道様と富士山、

いつも有り難うございます😊

 

 

 

 

宮音(みやお)です😸

 

今年も登場します!

変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます。

 

 

 

 

うにゃあ~

 

 

 

エアコンの下はあったかいにゃ~

 

寝正月・・・💤

 

 

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

早いもので、

今年も、もう僅かですね(^^;

 

歴史学者・哲学者、

ユヴァル・ノア・ハラリさんの、

世界的なベストセラー

 

サピエンス全史(下)

 

 

から、

私の印象に残った箇所を、

紹介・解説しています。

 

今回で5回目、

最終回です(^^;

 

この本は、

サブタイトルに、

 

「文明の構造と人類の幸福」

 

という文言が入っているように、

単に時系列に

文明の歴史を辿っていくだけでなく、

 

「人類の幸福」

 

について、

ハラリさんなりの

様々な考察が述べられています。

 

第19章は、

ずばり、

「文明は人間を幸福にしたのか」

というテーマですが、

 

ハラリさんの見解は、

必ずしも、

そうは言い切れないという感じです。

 

 

これまで私たちは、

健康や食事、富など、

おおむね物質的要因の産物で

あるかのように

幸福を論じてきた。

 

より豊かで健康になれば、

人々はより幸せにも

なるはずだ、と。

 

だがこれは、

本当にそれほど自明なことなのか?

 

哲学者や聖職者、詩人たちは、

幸福の性質について

何千年も思案を重ねてきた。

 

そしてその多くが、

社会的、倫理的、精神的要因も

物質的な条件と同じように、

幸福に重大な影響を与えるという

結論に達した。

 

ひょっとすると、

豊かな近代社会に生きる人々は、

繁栄を謳歌しているにも

かかわらず、

疎外感や空しさに

苛まれているのでは

ないだろうか?

 

そして、

私たちよりも貧しかった

祖先たちは、

 

コミュニティや宗教、

自然との絆に

大きな満足を

見出していたのでは

ないだろうか?

 

 

実際に心理学者や生物学者が、

多くの人への質問表を集計した、

研究結果があるといいます。

 

それによると・・・

 

 

興味深い結論の一つは、

富が実際に

幸福をもたらすことだ。

 

 

ううっ、

やっぱりそうなのか~

 

 

だがそれは、

一定の水準までで、

そこを超えると

富はほとんど

意味を持たなくなる。

 

 

なるほど・・・

 

ウェルビーイングで有名な、

前野隆司先生は、

 

日本円でいうと、

年収800万円くらいが、

この一定の水準だといいますが、

 

逆にいえば、

800万までは、

幸福度は上がっていく・・・

 

もちろん、

持て余すほど持っても意味はないですが、

やはり、

一定のお金は、

あるに越したことはないですね(^^;

 

 

興味深い発見は、

まだある。

 

病気は短期的には

幸福度を下落させるが、

 

長期的な苦悩の種となるのは、

それが悪化の一途をたどったり、

継続的で心身ともに

消耗させるような

痛みを伴ったりする場合に

限られるという。

 

 

そうですね・・・

 

私も慢性の持病があって、

ずっと薬を飲み続けているのですが、

 

だからといって、

あまり不幸とは感じないですね。

 

もちろん、

おかげさまで特に悪化していないことが、

大きいとは思いますが(^^;

 

 

家族やコミュニティは、

富や健康よりも

幸福感に大きな影響を

及ぼすようだ。

 

緊密で協力的な

コミュニティに暮らし、

強い絆で結ばれた

家族を持つ人々は、

 

家庭が崩壊し、

コミュニティの一員にもなれない

(もしくは、

なろうとしたことのない)

人々よりも、

はるかに幸せだという。

 

 

これは、

実感としても分かりますね。

 

 

結婚生活は

とりわけ重要だ。

 

良好な結婚生活と

高い主観的厚生、

そして劣悪な結婚生活と

不幸の間に、

 

きわめて密接な

相関関係があることは、

 

研究によって

繰り返し示されている。

 

 

どきっ・・・

 

やはり結婚生活は大事なんですね(^^;

 

ちなみに、

完全に敵対している夫婦よりは、

独身でいるほうが、

まだマシだといいます。

 

 

だが、

何にも増して重要な発見は、

幸福は客観的な条件、

すなわち富や健康、

さらにはコミュニティにさえも、

それほど

左右されないということだ。

 

 

ええっ、

それほど左右されない?

 

 

幸福はむしろ、

客観的条件と

主観的な期待との

相関関係によって決まる。

 

あなたが

牛に引かせる荷車が欲しい

と思っていて、

それが手に入ったとしたら、

満足が得られるだろう。

 

だが、

フェラーリの新車が

欲しかったのに、

フィアットの中古車しか

手に入らなかったら、

自分は惨めだと感じる。

 

 

幸福は、

客観的条件と主観的な期待との

相関関係によって決まる。

 

つまり、

主観的な期待が満たされれば、

幸せを感じるし、

 

それが満たされなければ、

不幸を感じるということですね。

 

主観的な期待値が高ければ、

なかなか満たされずに

幸せは感じにくくなり、

 

主観的な期待値が低ければ、

満たされやすくなり、

幸せを感じやすくなる。

 

・・・ということは、

 

持てるものに満足する。

つまり、それに、

「感謝」できれば、

幸せが感じられるということですね。

 

「感謝」の心は、

幸福の鍵を握っているといえそうです😊

 

 

現代人は、

期待が満たされることや、

快い感情を味わえることを

幸福だと捉えがちですが、

 

対して、

ハラリさんは、

本書で、仏教の考え方を、

紹介しています。

 

 

仏教によれば、

たいていの人は

快い感情を幸福とし、

不快な感情を

苦痛と考えるという。

 

その結果、

自分の感情に

非常な重要性を認め、

 

ますます多くの喜びを

経験することを渇愛し、

苦痛をさけるようになる。

 

脚を掻くことであれ、

椅子で少しもじもじ

することであれ、

世界大戦を行うことであれ、

 

生涯のうちに

何をしようと、

 

私たちはただ

快い感情を得ようとしているに

すぎない。

 

 

・・・たしかに、

そうかもしれません。

 

 

だが仏教によれば、

そこに問題があるという。

 

私たちの感情は、

海の波のように

刻一刻と変化する、

束の間の心の揺らぎにすぎない。

 

五分前に

喜びや人生の意義を

感じていても、

 

今はそうした感情は消え去り、

悲しくなって

意気消沈しているかもしれない。

 

だから

快い感情を経験したければ、

たえずそれを追い求めるとともに、

不快な感情を

追い払わなければならない。

 

だが、

仮にそれに成功したとしても、

ただちに一から

やり直さなければならず、

 

自分の苦労に対する

永続的な報いは

決して得られない。

 

(中略)

 

苦しみの真の根源は、

束の間の感情を

このように果てしなく、

空しく求め続けることなのだ。

 

そして感情を追い求めれば、

私たちはつねに緊張し、

混乱し、

不満をいだくことになる。

 

この追求のせいで、

心はけっして

満たされることはない。

 

喜びを経験しているときにさえ、

心は満足できない。

 

なぜなら心は、

この感情が

すぐに消えてしまうことを

恐れると同時に、

 

この感情が持続し、

強まることを

渇愛するからだ。

 

 

いわゆる、

「執着」というやつですね(^^;

 

 

瞑想するときには、

自分の心身を念入りに観察し、

 

自分の感情がすべて

絶え間なく沸き起こっては

消えていくのを目の当たりにし、

 

そうした感情を追い求めるのが

いかに無意味かを悟るものと

されている。

 

感情の追求をやめると、

心は緊張が解け、

澄み渡り、満足する。

 

喜びや怒り、

退屈、情欲など、

ありとあらゆる感情が

現れては消えることを

くり返すが、

 

特定の感情を渇愛するのを

やめさえすれば、

どんな感情もあるがままに

受け容れられるようになる。

 

ああだったかもしれない、

こうだったかもしれない

などという空想をやめて、

 

今この瞬間を

生きることができるように

なるのだ。

 

 

なるほど・・・

 

瞑想をするとスッキリするのは、

こういうことなんですね(^^)

 

 

そうして得られた安らぎは

とてつもなく深く、

 

喜びの感情を

必死で追い求めることに

人生を費やしている人々には

皆目見当もつかない。

 

一生喜びの感情を

追求するというのは、

 

何十年も浜辺に立ち、

「良い」波を腕に抱きかかえて

崩れないようにしつつ、

 

「悪い」波を押し返して

近づけまいと

奮闘するのに等しい。

 

来る日も来る日も、

人は浜辺に立ち、

 

狂ったように

この不毛な行ないを繰り返す。

 

だがついに、

砂の上に腰を下ろし、

 

波が好きなように

寄せては返すのに任せる。

 

何と静穏なことだろう!

 

 

「感情」=「波」のたとえは、

分かりやすいですね。

 

この境地に達するのは、

なかなか難しいですが(^^;

 

 

仏教をはじめとする

多くの伝統的な哲学や宗教では、

 

幸せのカギは

真の自分を知る、

すなわち自分は本当は何者なのか、

あるいは

何であるのかを

理解することだとされる。

 

たいていの人は、

自分の感情や思考、好き嫌いと

自分自身を混同している。

 

彼らは怒りを感じると、

 

「私は怒っている。

これは私の怒りだ」

 

と考える。

 

その結果、

ある種の感情を避け、

ある種の感情を

追い求めることに

人生を費やす。

 

感情は

自分自身とは別のもので、

特定の感情を

必要に追い求めても、

不幸に囚われるだけで

あることに、

 

彼らはけっして

気づかない。

 

 

特定の「感情」に執着することは、

苦しみを生みますが、

 

様々な「感情」に気づいて、

それを、

感じて、味わうことは、

大切だと私は思います。

 

そうすることで、

結果的に、

「感情」から解放され、

とらわれなくなるからです。

 

ということは、

私たちは、

「感情」そのものではない。

 

心理学で、観察自我、

メタ認知などともいいますが、

 

「感情」を感じる側の

存在だといえます。

 

では、

私たちはいったい何者なのか?

 

冒頭にも同じ言葉がありますが、

本書は、最後、

こんな言葉で締められています。

 

 

私たちが直面している

真の疑問は、

 

「私たちは何になりたいのか?」

ではなく、

「私たちは何を望みたいのか?」

かもしれない。

 

 

私たちは何を望みたいのか?

 

 

そうですね・・・

 

 

「神との対話」シリーズの姉妹本、

「明日の神」という本に、

こんなメッセージがあります。

(翻訳は古宮昇先生)

 

 

自分はどういう人になるか、

どういう人でいるか、

それを決めるのが人生です。

 

そして、

前の自分より

さらに大きな自分になること、

さらに進化した自分になること、

 

そこに肉体を持って

生まれてきた目的があります。

 

 

どういう人になるか、

どういう人でいるかは、

自分で決める。

 

それが、人生。

 

(人との比較ではなく)

前の自分よりも、

大きく、進化する・・・

 

それが、生まれてきた目的。

 

 

人間関係や、

恋愛や結婚の真の目的は

幸せを「見つける」

ことではありません。

 

その真の目的は

幸せを「創る」ことです。

 

(中略)

 

見つけよう、探そう、

とするとき、

あなたはそれが

自分にはないものと信じています。

 

だから、

その信念通りの結果になり、

幸せではなくなります。

 

それに対して

「創ろう」とするとき、

 

あなたは自分のもっているものを

その関係性に持ち込もうとします。

 

つまり

自分にすでにあるものを

使おうとしているのです。

 

 

幸せとは、

 

人間関係において、

自分の中に

すでにあるものを使って

「創る」もの。

 

なるほどです(^^)

 

 

・・・だとしたら、

 

皆さんは、

いったいどんな幸せを

「創り」ますか?

 

 

 

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以上、

計5回にわたって、

 

歴史学者・哲学者、

ユヴァル・ノア・ハラリさんの、

世界的なベストセラー

 

サピエンス全史

 

 

の内容から、

私の印象に残った箇所を引用しながら、

紹介・解説してきました。

 

私が取り上げなかった箇所でも、

たとえば、

「ベルトコンベアー上の命」

すなわち、

動植物の機械化の問題や、

 

今後のAIの進化に関してなど、

興味深い問題提起が多くなされています。

 

「私たちは何を望みたいのか?」

 

年末年始、もしお時間があれば、

ホモ・サピエンスの、

悠久の歴史を辿りながら、

 

じっくりお考えになるのも

いいかもしれませんね😊

 

サピエンス全史

 

おすすめします!

 

 

 

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今回も最後までお読みいただきまして、

有り難うございました😊

 

次回(来年)は別の本を紹介します。

 

 

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本年も大変お世話になりました。

 

来年も皆様にとって、

幸せな年でありますように・・・

 

よいお年をお迎えください😸