ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
最近、忙しくて、
ブログを書くペースが
ちょっと落ちていますが(^^;
粘り腰で続けます!
で、今回は、
前回取り上げた、
神戸大学大学院・経営学研究科教授、
金井壽宏先生の著書、
の続きです。
この本で、
印象的に引用されている、
深~いセリフを紹介したいのですが、
皆さんは、ご存知ですか?
「タフでなければ
生きていけない、
やさしくなければ
生きていく資格がない」
ハードボイルド作家、
レイモンド・チャンドラーの小説の中で、
探偵フィリップ・マーロウがつぶやく、
有名なセリフですね!
ちょっと気障ですが、
古き良き時代のアメリカの、
シブくてイイ男を連想します。
私も、こんな男になりたい!
と憧れますが(^^;
面白いのは、
この本では、このセリフを、
「中年以降の自己実現」
の意味で捉えています。
この台詞は、
(中略)
人間存在の
二重性として
難しく説いたことの
本質を照射している。
・・・?
ちょっと難しい(^^;
親密なひととの
関係では、
いろんなことを
聞いてもらえるし、
自分も相手に耳を傾けるが、
その中で出てくる
課題や問題のために
パワフルに支援してあげるという
関係にはならない。
この「親密な人」というのは、
「やさしい」人のことです。
他方で、
パワー欲求の高いひとは、
相手を苦境から救うだけの
力をもっていたり、
またそうしてあげたい
という欲求は
ひと一倍強いが、
残念ながら
うまく相手の話を聞けないし、
また、自分の方から、
自己開示することも乏しい。
この「パワー欲求の高い人」
というのは、
「タフな」人のことですね。
この親密とパワーは、
相容れないところもあり、
その同居、両立は
一見むずかしいし、
実際に若いときには
特にむずかしい。
やさしいひとは
しばしば弱く、
パワフルなひとは
しばしばデリカシーに欠ける。
そうですね。
「親密」と「パワー」、
すなわち、
「優しさ」と「タフさ(強さ)」
たしかに、
これを両立させるのは、
とても難しい・・・
特に若い頃は(^^;
20代の医学部の
学生の調査によれば、
若いときには、
パワー欲求も親和欲求も
ともに高いひとたちは、
抑うつ、不安が高く、
自尊心が低い。
つまり、
医者になっていく途上で
勉学に忙しく、
また一人前になる前からときに、
この両方の欲求を
生産的に統合するのは
むずかしい。
つまり、
パワフルで、真面目、熱心で、
かつ、
優しくて、いい人すぎる若い人は、
頑張りすぎて、
時に心身を病んでしまったり
するわけです。
若い教師が、
燃え尽きて休職したり、
退職してしまうのは、
こういうことかと思います。
ちなみに、私も、
30代前半の時に、
体を壊してしまいました・・・
ただ、私の場合は、
「いい人すぎる」ということは、
ありませんでしたが(^^;
(自分を過信していただけです)
しかし、
ユングやレビンソンが
示唆したとおり、
人生の半ばを超えるころには、
そういう統合ができ始める。
人生の後半に差し掛かるころには、
「優しい人」が、
いろいろな経験を踏まえて、
しだいに、
「強さ」を身につけていったり、
逆に、
「タフな(強い)人」が、
さまざまな苦労を重ねることで、
しだいに、
「優しさ」を身につけていったり、
するのだと思います。
若いうちから、
あせって、
「強さ」と「優しさ」
の両方を追い求めなくていいんですね。
人生の前半は、
どちらか一方を目指すくらいでいいのだと
思います。
ちなみに、私は・・・
「強さ(タフ)」を目指していたかもしれません。
マッチョという意味ではなく、
あくまで精神的にですが(^^;
ただ、
人生そんなに甘くはないわけであって、
「強さ」だけでは
しだいにうまくいかなくなってきて・・・
「優しさ」がないと、
立ち行かなくなりました(^^;
他人に対しても、
自分に対しても。
ユング心理学では、
「セルフのアレンジメント」
などといいますが、
人生の後半には、
片寄った価値観が、
修正できるように、
「強さ」と「優しさ」
がうまく統合できるように、
おのずと、
出来事が生じるのかもしれません。
それは一見、困難に見えることでも、
実は(統合という意味では)
ベストな出来事なのかもしれませんね。
偉大な例を出しすぎかも
しれないが、
あのガンジーでさえ、
20代にロンドンで
弁護士をめざしているころには、
この両者を
うまく両立できなかった。
しかし、
インドの独立をめざすころには、
パワフルでありながら、
同時にひとの気持ちを
上手に感じることも
できるようになっていた。
・・・ガンジーは
ちょっと偉大過ぎますが(^^;
いわゆる偉人と言われるひとでも、
若いうちから完成されていた人は、
意外と少ない気がします。
ここで、
もう一度、
フィリップ・マーロウの
台詞を思い出してもらってもいい。
タフさもやさしさも、
ともに必要だ。
ほんものの大人に
なるには。
「ほんものの大人」
すなわち、
「自己実現した人」・・・
到達する道のりは、
けっこう険しそうですが(^^;
私自身、若い頃は、
「強さ(タフ)」を目指していた一方で、
人生の折り返しを過ぎた今は、
ずいぶん、
「優しく」なったとは思います。
ただ、今度は、
他人にも自分にも、
「優しく(甘く)」
なりすぎてしまった感があって(^^;
もう少し、
「厳しさ」というものも必要かなあ、
と感じています。
そうやって、
振り子のように揺れて
バランスを取りながら、
「ほんものの大人」になるために、
一生かけて、少しずつ成長していくのかも
しれませんね。
ちなみに、
この本の中で、
私が「いいな!」と思った
おじさん像があります。
パワフルだけど、
自分の弱みもかくさず、
ひととうちとけるミドルは
好感を持たれやすい。
ああ、こんな
オープンマインドなおじさんに、
私はなりたい!
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以上、
金井壽宏先生の著書、
から印象に残った箇所を、
2回にわけて紹介してきました。
少し専門的な内容ですが、
働く人の「モチベーション」や
「自己実現」に興味のある方、
「モチベーション」に関して、
自分なりの考え方(持論)とはなんだろう?
それを見つけたい!
と思われている方には
とても有益だと思います。
文庫版もあるようです(^^)
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今回も最後までお読みくださいまして、
有り難うございました😊
次回は、別の本を紹介させていただく予定です。
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おまけ(^^;
逗子の岩殿寺。
源頼朝公があつく信仰した
寺院だそうです(^^)
途中の階段から、
見晴らしよかったです!
高台に観音堂。
静かで癒される空間でした。
葉山の長者ヶ崎。
江ノ島方面を臨む。
(小さく江ノ島が見えます)
9月なのに猛暑の日で、
思わず泳ぎたくなりました・・・(^^;





