ご訪問くださいまして、
有り難うございます。
れっつごうです(^^)
少しずつですが、
涼しい気候になってきましたね😊
毎朝、職場のカフェで
コーヒーを買うのですが、
ここのところ、アイスからホットに
切り換えています。
今回ご紹介する本は、
独立研究者、著作家、
パブリックスピーカー、
山口周さんの最新刊!
という本から、
私の印象に残った箇所を、
紹介・解説していきます。
山口周さんは、
私にとって、
時代の最先端のビジネスの考え方を
与えてくださる方で、
著作を読むたびに、
「なるほど~」
と唸らされることが多いのですが、
この本は、
前作、
(過去ブログでも紹介しました。
よかったらご参照ください)
の続編的な著作になります。
で、タイトルの、
とは、いったい何なのか?
私は、知らなかったのですが、
こういうことです。
社会運動・社会批評としての
側面を強く持つ
ビジネスのこと
では、何故、今、
社会運動・社会批評としての
ビジネスが求められるのか?
今の矛盾と不条理に満ちた
資本主義のシステムでは、
持続できないからだといいます。
たとえば、
大量生産・大量消費は、
環境問題の観点からも、
ありえない選択ですが、
ただ・・・
従来のビジネスの世界というのは、
経済合理性限界曲線の内側の
「大きな問題」
すなわち、
問題の難易度が低くて、
普遍性が高いものでないと、
なかなか合わない、
つまり、
採算が取れないんですね(^^;
だから、
採算の取れない
「小さな問題」や
「社会的な問題」は、
つい、見過ごされがちになるわけですが、
そもそも、特に先進国では、
「大きな問題」というのは、
既に多くは解決されているのです。
たとえば、
生活を便利で豊かなものにする、
電化製品などは、
高い確率で普及しています。
では、
今、残っている、
なかなか採算の合わない、
「小さな個人的問題」や
「社会的問題」は、
いったいどうなるのか?
山口周さんは、
先進国を中心に、
それらの、
「小さな個人的問題」や
「社会的問題」を
自分ごととして考える
「共感力のある市民」
が増えているといいます。
何故、増えているのか?
一つ目の理由は、
物質的な余裕です。
近代以前の社会において、
人々は今日・明日の暮らしを
営むために必死で、
他者の状況について
慮る余裕を持つ人は
ごく一部の人々に
限られていました。
しかし今日、
特に先進国では、
多くの人が基本的な物質的ニーズを
満たせるようになったことで、
より公共的・社会的な問題について
関心を払うようになってきています。
これは、実感します(^^)
逆にいえば、
マズローの欲求段階説ではないですが、
「生理的」「安全」「所属と愛情」
といった下位の欲求が、
自分自身で十分に満たされていないと、
「他者への共感」
どころではないですし、
日本の二極化、貧困の問題は、
看過できないものがありますが、
一般的には、
豊かになった先進国では、
自分以外の、公共的・社会的な問題について
関心を持つ人は増えていると思います。
二つ目の理由は、
情報通信の進化です。
情報通信に関連する
テクノロジーの進化によって、
これまで知ることのできなかった
全地球的な問題に関する情報が、
感情に訴えかけられるような
フォーマットで
得られるようになった。
ということで
共感の地理的範囲が
大きく広がっているのです。
これは、
言わずもがなですね。
著者は、
空間軸の「遠くの他者」
だけでなく、
時間軸の「未来の他者」
への共感が、
広がっているといいます。
つまり、
どれだけ遠く離れた
「未来の他者」の問題を
先取れるかによって
問題の市場の大きさが
規定されるということです。
ここに
「未来の他者に共感する共感力」
が市場経済の趨勢を左右する
大きなファクターとなって
立ち現れることに
なります。
なるほど・・・
今は、小さな問題で、
決して大きくない市場でも、
未来を予測して、
未来の他者にとって大きな問題であれば、
時間軸で捉えると、
大きな市場といえるわけですね。
環境問題はもちろんのこと、
メンタルヘルスの問題、
ひとり世帯の増加などは、
これにあてはまるかも知れません。
(既に大きな問題になりつつありますが)
未来の他者に共感して、
その人たちの幸せのために
投資をするビジネス・・・
素敵ですね(^^)
これらの「共感」について、
とても興味深い意見が、
述べられています。
このような共感は
「倫理」や「道徳」や「義務」
といった規範によって
醸成されているわけではない、
という点です。
英国の哲学者、
ケイト・ソパーは、
近年、特に一定の世代以下で
顕著にみられる、
環境や社会へ配慮した
ライフスタイルや消費スタイルは
「自己利益を抑制すること」
・・・つまり一種の
「痩せ我慢」によって
駆動されているのではなく、
むしろ、
「環境や社会への配慮が
自己利益として
内部化されること」
によって駆動されている、
と指摘しています。
Z世代など若い人たちの、
環境や社会へ配慮した
ライフスタイルや消費スタイルは
「痩せ我慢」ではない・・・
これは、分かる気がします。
彼ら、彼女らは、
とても自然体ですよね。
たとえば、
若い人は、
車を所有することにこだわらず、
カーシェアリングにも
抵抗のない人が多いようですが、
私のような
団塊ジュニア世代のおじさんは、
やっぱり、所有欲もあるし、
何より、好きな時に
好きなところへ行けるという、
自由さを手放せませんが、
そんなおじさんでも、
少しでも環境に配慮しようと、
ハイブリット車には乗っているわけで(^^;
(そんなに距離乗らないので、
ガソリン車のほうがコスパはいいのですが)
彼女は、
端的にこの現象を
「Alternative Hedonism
=新しい快楽主義」
という概念として
整理しています。
自分たちの欲求や快楽を
抑制することによって
新しい消費のスタイルが
生まれているのではなく、
より環境に適した
消費生活を送りたい、
他者の問題を解決したいという
新しい欲求や快楽の登場によって、
新しい消費のスタイルが
生まれている、
ということです。
まさに
「資本主義のハック」が
起きている、
というのが
ソパーの理解です。
欲求や快楽を
痩せ我慢で「抑制」しているのではなく、
むしろ、それ自体が、
新しい「欲求」や「快楽」である。
すなわち、
「より環境に適した消費生活を送りたい」
「他者の問題を解決したい」
というのは、
「~すべき」といった規範や、
いわゆる「きれいごと」ではなく、
「本音の欲求」である。
山口周さんは、
欲望や欲求の「抑制」ではなく、
「アップデート」だ!
とおっしゃっていますが、
たしかに、世の中、
そういう流れに移行しつつ
あるような気がします。
「より環境に適した消費生活を送りたい」
「他者の問題を解決したい」
これは、もともと
私たち人間に備わっている
自然な欲求なのかもしれません。
それを思い出して、解放する・・・
そんな時代が来たのかもしれませんね😊
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今回も最後までお読みくださいまして、
有り難うございました。
次回もこの本の紹介を続けます(^^;
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おまけ写真集(^^;
鎌倉、大人の遠足。
大船の常楽寺。
渋い門構えでした。
高野の切通。
鎌倉は切通が多いです!
(低山に囲まれているので)
六国見山展望台。
旧国の六国が見渡せる低山です!
おお、富士山もばっちり見えました!
(もやってますが(^^;)
散在ガ池を通って・・・
今泉不動尊。
「見猿、言わ猿、聞か猿」
は関東地方に多いようですね。
奥にある滝。
なかなか趣がありましたよ(^^)
滝の横の、
崖の中にいらっしゃった、
不動明王と石仏・・・
不思議なオーラ―を
放っていました。




























