ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

何だか急に、

冬の寒さになりましたね(^^;

 

皆さま暖かくしてお過ごしください。

 

で、今回紹介する本は、

平野啓一郎さんの最新短編集、

 

富士山

 

 

「また山岳小説?」

と思われる方が

いらっしゃるかもしれませんが、

 

まったくそうではなく(^^;

 

5つの短編のうちのひとつの作品に、

富士山がちょっと

登場するだけなのですが、

 

その登場の仕方が面白いです!

 

 

下りの

東海道新幹線の座席は、

大体、進行方向に向かって、

右手窓際の

E席から埋まるのだという。

 

富士山が見えるからだった。

 

 

そうなんです!

 

下りだと右手になりますが、

窓際のE席からは、

晴れていると、

富士山がばっちり見えるんです(^^)

 

私もよく出張で、

東海道新幹線を利用しますが、

(昨日も大阪に行きました。

日帰りですが(^^;)

 

席は必ずE席を予約します!

 

晴れていて富士山がドーンと見えると、

何だかテンションが上がります!

 

もっとも、

きれいに富士山が見える完全な晴れの日は、

50%くらいの確率なのですが、

 

それでも、

混んでいて取れない時を除いて、

私にはE席以外の選択肢はありません。

 

同じ金額なら、

E席から席が埋まっていくのは頷けます。

 

 

彼女は、

その説明を聞いて、

ぽかんとなった。

 

仕事で関西出張も

少なからずあったが、

彼女にとって、

東海道新幹線は、

単なる移動の手段でしかなく、

 

大抵は眩しく、

日焼けをしたくないので、

カーテンをおろしてしまう。

 

外の景色を熱心に見たのも、

冬に、関ケ原の辺りで

酷く雪が積もっていた時

くらいだった。

 

 

女性は、こういう方も、

多いかもしれないですね。

 

東海道新幹線に乗って、

富士山を見ようとしないのは、

何てもったいない!

と思うのですが(^^;

 

 

そんなことに、

もうじき四十歳に

なろうかという自分が、

今まで一度も

気がつかなかったことに、

まず呆れた。

 

そして、

自分の忙し過ぎる

生活を思った。

 

出世して給料も上がり、

生活にはゆとりがあるが、

ずっと結婚したいと

思っているのに未婚で、

何となくいつも疲れている。

 

それは、

彼女がサマライズする

自身の生活の現状だった。

 

 

こんな女性、

都会の総合職にいかにもいそうな

印象がありますが(^^;

 

で、この、

「富士山」という短編、

富士山は、

直接的にはテーマに関係ないのですが、

 

では、

どんな話かというと・・・

 

マッチングアプリで知り合った

男女の物語です。

 

結婚も意識する2人は、

新幹線で浜名湖観光に行こうとします。

 

そこで、彼は、

窓側E席にこだわるんですね。

 

そんな彼に、

幼稚さや面倒な印象を持つ

彼女なのですが、

 

その道中で、

ある事件が・・・

 

・・・これ以上はネタバレになるので、

ストーリーの紹介は控えますが、

 

ちょっとだけ(^^;

 

 

加奈は、この時、

津山のことを

少し変わっていると感じたが、

 

あれから2年が経って、

もう彼と会うこともない彼女は

「普通の人」の感覚に

より近かったのは、

津山の方なのだと

思っている。

 

現に、座席は

E席から埋まっていくのであり、

みんな富士山を見たいのだった。

 

しかし今、

世間で津山のことを

「普通の人」と思う人は、

彼女以外、

まずいないだろう。

 

彼はまったく、

例外的な人物として

知られていた。

 

 

彼はまったく例外的な人物・・・

 

いったいどんな人物なのでしょう?

 

ちなみに、

物語の中盤くらいから、

大どんでん返しが

待ち受けているのですが、

 

それは読んでみての

お楽しみということで・・・

 

 

この短編集の大きなテーマは、

帯にも謳われているように、

 

「あり得たかもしれない

人生の中で、なぜ、

この人生だったのか?」

です。

 

この「富士山」という短編の中にも、

ある事件がありましたが、

 

その事件後の加奈の選択によって、

2人の人生は、

大きく変わった可能性があります。

 

2人の人生だけでなく、

他の人の人生までも・・・

 

加奈は、その事件に接した時の

津山の対応を見て、

彼の人間性を判断しました。

 

確かに、

その判断は間違っていなかったようにも

思われたのですが、

実際は・・・

 

よく人は、

いざという時に

「本音」「本性」が出る、

といいます。

 

たしかに、

その傾向はあるとは思いますが、

果たしてそうと言い切れるのか。

 

たとえば、

いざという時に、

 

たまたま、

体調が悪かったり、

誰かとケンカした後だったり(^^;

 

実はその時、

何かで頭がいっぱいだったり、

深刻な問題を抱えていたり・・・

 

それは、他人が傍から見ても、

なかなか分からないですよね。

 

つまり、

どんな人格者でも、

時と場合、その時の状態によって、

対応が変わるかもしれないし、

 

逆もしかり、

どんな悪人でも・・・

 

そんな、

時と場合によって変化する私が、

選択する人生。

 

私自身、

「もしあの時、違った選択をしたら、

どうなっただろう」

 

そんなことを思ったり、

 

さらに、

「ひとつの出来事によって、

その人がどんな人かは決めつけられない」

 

「その人を理解するには、

やはり長い時間が必要だ・・・」

 

そんなことを考えさせられた、

短篇小説でした。

 

 

以上、

短篇富士山を読んでみての

私の雑感でしたが、

 

この短編集、

他の作品も、

とても内容が濃く、示唆に富んでいます。

 

次回、

他の作品も紹介させていただきますね(^^;

 

 

 

************************************

 

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました。

 

次回に続きます(^^;

 

 

************************************

 

 

 

おまけ写真集(^^;

 

大阪出張、新幹線窓側E席、

今回、富士山は残念ながら雲隠れでしたが、

 

浜松あたりから晴れてきて・・・

 

 

関ケ原の先の、

「伊吹山」は、ばっちり!

 

その後、

琵琶湖方面をぼんやり眺めていると・・・

 

 

おおっ、

不意に大きなレインボー🌈

 

皆さまにも、

いいことが起こりますように!

 

 

 

 

これは1月の富士山です(^^;

(富士川鉄橋から)

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

10月から異動したこともあり、

何だかバタバタしております。

 

ちょっとブログの更新が滞り気味ですが(^^;

 

前回から、

新田次郎さんの有名な山岳小説、

孤高の人

 

 

を紹介しております(^^)

(写真の表紙は下巻)

 

私は、北アルプスの冬山に登れるレベルでは

全然ないのですが、

この小説を読むと、

何だか憧れの気持ちが湧いてきます!

 

2月厳冬の槍ヶ岳、

(槍ヶ岳はこの表紙の山ですね)

「朝日に輝く一瞬」の描写です。

 

引用します。

 

 

まだ夜の表情を

そのままに残している空に向かって

突き出した白い槍の尖峰に、

 

なにかひとかけらの、

光る物体が衝突したような

異常な輝きをみとめた。

 

次の瞬間、

その先端は

バラ色に燃え始めていたのである。

 

輝きの、

すみやかな変化と、

なにものにも

比較することのできない、

清らかなルージュに染められた

槍の穂先に向って、

加藤が声をかけようとしたとき、

 

ふわりと

山霧の衣がかけられたのである。

 

 

・・・うう、

 

清らかなルージュに染められた

槍の穂先・・・

 

ふわりと山霧の衣が

かけられた・・・

 

この光景、

私も、是非この目、

肉眼で見てみたいです!

 

主人公の加藤文太郎は、

冬山に魅せられ、

単独行の数々の記録を打ち立てますが、

 

故郷で、縁のある女性と結ばれ、

結婚します。

 

人づきあいが苦手で、

職場でも不愛想だった彼ですが、

結婚を機に変わるんですね。

 

 

いままで、

いつも怒ったような顔で

仕事ばっかりしていた彼が、

同僚と無駄口をきくようになった。

 

以前は廊下で人と会っても

めったなことで

言葉を交わすことはなかったが、

 

結婚してからは他人に

寒い暑いの時候の挨拶を

するようになった。

おはようをいうようになった。

 

「たいへんな変わりようだな」

 

同僚たちは、

加藤の変わり方は

結婚によるものであり、

 

彼の新妻の花子の

感化によるものだと

思っていた。

 

 

孤独だった彼にも、

幸せが訪れたんですね(^^)

 

やがて、

子宝にも恵まれた加藤文太郎は、

それをきっかけに、

危険な冬山登山は、

やめようと考えるのですが、

 

後輩の宮村健からの、

同行の強い誘いに、

気持ちが揺らぎます。

 

 

加藤は山は信じたが、

山において

人は信じなかった。

 

それが加藤文太郎の

信条であった。

 

山においては、

結局は自分以外に

たよるものはないという信念が、

加藤を偉大なる登山家に

仕立てあげた。

 

加藤の長い山歴において、

部分的には、

他人と同行したことはあったが、

完全に山行を共にしたことは

一度もなかった。

 

まして、

ザイルを組もうなどと

いわれたことは、

はじめてであった。

 

おそらく

独身時代の加藤だったならば、

その場で宮村健の申出を

拒絶したであろう。

 

だが加藤は

それをことわらなかったのは、

加藤が花子という

すばらしい女性と

家庭を持っていたからであった。

 

加藤は花子を通じて、

愛情というものを知った。

 

人間は、

ひとりでいるよりも

複数でいるほうが

より自然であり、

より合理的であることを知った。

 

彼の結婚生活と山とは

比較すべきことではなかったが、

 

加藤は、山においても、

友情をもって結ばれるならば、

ひとりでない方が

いいのではないかというような

気になりかけていた。

 

 

ひとりよりも、

複数の方がいい・・・

 

結婚を通じて、

そんな心境になっていた加藤文太郎氏。

 

影があるから、光を感じる。

苦しみがあるから、喜びを感じる。

孤独があるから、人の愛を感じる。

 

この世は相対性の世界。

 

いつも、

光や喜びや愛に満たされていれば、

もし、対極という存在がなければ、

それらを感じることができないわけであって、

 

今まで孤独だった分、

文太郎が人の愛に触れた喜び、

ひとしおだったと思います(^^)

 

しかし、

運命は皮肉なものでして・・・

 

厳冬の槍ヶ岳に、

宮村健と同行することを決めたものの、

その決断が結果的に仇となるのです。

 

ちょっとネタバレ気味になりますが、

終わりに近いシーン、

ちょっとだけ引用します。

 

 

・・・新雪であったが、

湯俣まで行こうとして

行けないことはなかった。

 

行けば自分は助かるに

ちがいない。

 

だが加藤には

その決心がつかなかった。

 

いまや宮村に

一分の奇蹟を求めることも

できなかった。

 

が、彼はまだ生きていた。

 

死んだも同然であっても、

彼はまだ生きているのである。

 

生きている友を棄てて

自分だけ生きようとは

思わなかった。

 

 

ここ、思わず、

「頼むから一人で行ってくれ!」

と懇願したくなるような

シーンなのですが・・・

 

孤高の人でありながらも、

最後には、愛を知ることのできた

加藤文太郎氏。

 

短い一生でしたが、

とても密度の濃い

人生だったのだと思います。

 

そして、彼の存在は、

後世に語り継がれます・・・

 

 

 

********************************

 

 

以上、

新田次郎さんの山岳小説、

孤高の人

 

 

を2回にわたって

紹介させていただきました。

 

実際に、加藤文太郎氏になりきって

冬山の登山をしているような、

スリリングな感覚を味わえる

山岳小説ですが、

 

登山以外にも、

関東大震災後の戦争に向かう不安な世相や、

組織における人間関係の葛藤、

(嫌な上司が登場します(^^;)

そして、

男女の切なくも残酷な関係・・・

などが描かれていて、

物語の世界にグイグイ引き込まれます。

 

山が好きな人はもちろん、

そうでもない人にも、

文学作品としておすすめします😊

 

 

 

***********************************

 

 

 

今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました。

 

次回は別の本を紹介する予定です!

 

 

 

***********************************

 

 

 

おまけ写真集(^^;

 

たとえ忙しくても、

今の時期の晴れた休日は、

万難排して山歩き(^^)

 

丹沢山地最高峰、

蛭(ヒル)ヶ岳にチャレンジ!

 

 

 

道の駅で車中泊。

よし、出発!

 

 

 

まず、目指すは丹沢山!

 

 

 

やっと着きましたが・・・

 

 

 

頂上はガスってました(^^;

(雲の中)

富士山はまったく見えず・・・

 

 

 

遊び心いいですね!

 

 

 

標高が下がると霧が晴れていますが・・・

 

 

 

このあたりも・・・

 

 

 

鬼が岩の間から、

蛭ヶ岳が見えます!

 

 

 

ようし、もう一息・・・

 

 

 

着きました!

・・・が、

 

 

 

頂上はやはり、雲の中・・・

何も見えず😢

 

 

 

下山、

やっぱり、

下に行くと雲がありません。

 

 

 

美しい林。

 

 

 

紅葉している木も。

 

 

 

巨石が落ちそう・・・

流されてきたのでしょうか。

 

 

 

頂上はガスっていましたが、

丹沢山&蛭ヶ岳登山、

おかげさまで堪能できました!

 

ただ、

8時間の長めの登山だったので、

その後3日間くらいずっと筋肉痛・・・

 

歩き方がおじいちゃんでした(^^;

 

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

今回ご紹介する本は、

 

新田次郎さんの小説、

孤高の人

 

 

昭和初期に実在した

有名な登山家をモデルにした小説です。

 

この本を読むきっかけとなったのは、

たしか近年芥川賞を取った方が

(名前は失念しました)

影響を受けた本として

紹介をしていたからなのですが、

 

私自身、山歩きが好きなこともあり、

(もっとも私の場合は、

本格的な登山というよりも、

日帰りハイキングレベル(^^;)

 

また、

高等小学校卒業の学歴ながら

造船技師としても活躍したという

仕事人としての姿にも

興味を引かれたということも

あるのですが、

 

実際、読んでみると、

山のことだけでなく、

人間関係もよく描かれていて、

物語の世界にグイグイ引き込まれます!

 

細かいストーリーは

ネタバレにもなるので

割愛いたしますが、

 

主人公の加藤青年は、

若い頃、神戸の造船所近くの六甲山系に

よく登っていました。

 

そこでの会話。

 

加藤青年は、

山登りをする理由を、

こう述べます。

 

 

「山登りをする理由は

簡単じゃないですか、

 

それは汗を流すためなんです。

 

山登りをしなくたって、

汗を出す遊びは

いっぱいあるけれど、

 

その中で、

いちばん私の肉体条件に

適しているのが山登りだから

ぼくは山に登るんです」

 

 

よく、山に登る理由を

 

「そこに山があるからだ」

 

と、何だか哲学的でカッコイイけど

実は答えになっていない返答を

する人がいますが(^^;

 

加藤青年はシンプルに、

 

「汗を流すため」

 

だという。

 

ある登山界の重鎮が、

ロッククライミングを勧めますが、

加藤青年はこう答えます。

 

 

「いいえ、私は、

これはやらないでしょう。

 

他人といっしょでないと

登れないようなところなら

私は登りません。

 

私はひとりで汗を流すために

山に行くんです。

 

それが私の山に行く

ほんとうの理由なんです。

 

 

他人といっしょには登らない。

 

なぜなら、

ひとりで汗を流すために

山に行くのだから・・・

 

実際、

「単独行の加藤文太郎」

として有名な登山家だった加藤氏。

 

どうしてそうなったのかは、

望郷の念なのか、

複雑な人間関係に嫌気が差したのか、

仲間との切ない別れを

経験したからなのか・・・

 

物語の中で間接的に語られていますが、

 

「ひとりで汗を流すために山に行く」

 

これ、同列に語るのは、

おこがましいのですが(^^;

 

私も、同じ感じです。

 

私の場合、

若い頃は、学生時代の仲間と、

何度か2000メートル級の山に

登ったことはありますが、

 

近年は、もっぱら、

単独で、日帰り圏内の、

(たまに車中泊はしますが)

丹沢や箱根、

富士周辺の低山に登っています。

 

妻とは、結婚してしばらくは

よく登りましたが、

 

妻のペースがゆっくりすぎて合わなくて、

ケンカの元になるのと(^^;

今は妻の股関節が悪いこともあり、

近年は、ほとんど単独行です。

 

 

休日の晴れた日には、

ドライブも兼ねて、

ぶらっと山に行く。

 

混みあう山はなるべく避けて、

静かに単独行・・・

 

行き交う人とは、

あいさつをする程度で、

突っ込んだ話はしない。

 

雑念が湧いてくるが、

なるべく目の前の登山に

集中する。

 

木漏れ日の中、

もくもくと歩いて、

汗を流す・・・

 

視界が開けてきて、

 

やがて、頂上。

 

空いていれば、

そこでお弁当。

 

下山。

 

人が少ない山だと、

だんだん人恋しくなってくる。

 

名所が近くにあれば、

少しだけ観光して、

 

その日のうちに帰宅。

 

妻がいる家庭。

 

ふだんはあまり感じないが、

ちょっぴりほっとする。

 

夕飯があることに

少し有難みが湧く。

 

よし、充電完了。

 

明日からも仕事頑張ろう!

 

 

・・・と、

こんな感じで休日を過ごすことが多い

今日この頃です😊

 

ただし、雨の日は行けなかったり、

最近は、疲れが溜まっていて、

朝、起きられない日もあるのですが(^^;

(歳を感じます💦)

 

 

 

***********************************

 

 

今回も最後までお読みくださいまして

有り難うございます(^^)

 

次回もこの本の紹介を続ける予定です。

 

 

 

***********************************

 

 

おまけ写真集(^^;

 

 

久しぶりに足柄の矢倉岳、

登りました!

 

富士山もばっちり🗻

 

 

山頂に祠があります。

 

無事登山できました。

有り難うございます。

 

 

 

富士山アップ🗻

 

裾野を含めると規格外の大きさ・・・

 

パワーを感じます!

 

 

 

帰りに、

大雄山最乗寺(道了尊)

 

 

 

本堂の中にも上がれます。

感謝の気持ちを込めて。

 

 

 

道了尊が祀られる、御真殿。

天狗伝説。

 

 

 

長~い階段の先には、

奥の院。

 

 

 

清心の滝、

マイナスイオン満載・・・

 

 

 

 

大きな寺院ですが、

大自然の中に溶け込んでおり、

癒されます。

 

名実ともにパワースポット(^^)

 

しかも、何と拝観料無料!

 

おすすめします😊

 

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

山口周さんの最新刊、

 

クリティカル・ビジネス・パラダイム

 

 
から、
私の印象に残った箇所を、
紹介・解説しています。
 
今回で3回目、最終回です(^^;

 

クリティカル・ビジネスとは、

社会運動・社会批評としての

側面を強く持つビジネスのことですが、

 

前回、

クリティカル・ビジネスの

アクティヴィスト(実践者)たちは、

 

「顧客志向」すなわち、

今の大衆(甘やかされた子供!?)

が求めるものに

優先して取り組むのではなく、

 

あくまで、自分自身で

「最も心を動かされるもの」

「衝動に根差したもの」

に取り組んでいる。

 

という説を紹介しました。

 

そして、私たち消費者は、

まずは、そのような実践をする企業、

 

たとえば、

環境に優しく、

フェアトレードの商品を作っている企業の

商品やサービスを購入することを、

本書は推奨しています。

 

それが、

社会的・環境的・政治的な変化を

起こすことに繋がるというのです。

 

たしかに、それは、

私たちが確実にできることであり、

その企業を直接応援することにも

なりますね!

 

ただ、日本社会は、

その意識が、他の先進国に比べると、

まだまだ低いようでして・・・

 

たしかに、私自身、

たいして値段が変わらないのなら、

環境やフェアトレードに

配慮した商品を選びます。

 

が、余りにも高い場合は・・・

 

やっぱり安い方を選んでしまうという、

中途半端な感じなのですが(^^;

 

 

山口周さんは、

商品やサービスの購入だけでなく、

クリティカル・ビジネスに

関与してみることを、

提案しています。

 

 

・・・できる範囲で

関与してみましょう。

 

別に本業を投げ捨てて

フルコミットする必要は

ありません。

 

環境条件は

これ以上ないほどに

整ってきてますから、

 

関わり方のレベルは

創意工夫次第で

如何様にもなります。

 

現在、

新型コロナの影響で

リモートワークが

全世界的に浸透・普及した結果、

 

多くの企業が兼業、副業を

認めるようになっています。

 

現在の日本では、

およそ7~8割の企業が、

何らかの形での

兼業・副業を認めています。

 

 

私も、兼業・副業が

広まりつつあることは、

喜ばしいことだと思います(^^)

 

 

兼業・副業が

認められるようになると

何が良いのでしょうか?

 

「個人がキャリアの

ポートフォリオを

持てるようになる」

 

というのが

最大の美点です。

 

企業が、

リスクの性質の異なる

複数の事業を

ポートフォリオとして

保有することで、

 

リスクとリターンの

バランスを最適化するのと

同じように、

 

個人もまた、

複数のキャリアを

同時並行で歩むことで、

 

リスクとリターンのバランスを

最適化できるようになるのです。

 

 

そうですね!

 

複数のキャリアがあれば、

たとえば、

本業で行き詰まる不安があるとしても、

他のキャリアがあると思えば、

気が楽になりますし、

 

会社に主導権を握られることなく、

個人の主体性が

保ちやすくなると思います。

 

 

特に今後、

増加するであろうと

思われるのが、

 

多少は退屈であっても、

安定的に収入が得られる仕事を

本業としてやりながら、

 

強く共感できる

クリティカル・ビジネスの

イニシアチブに

何らかの形で関与する、

 

という働き方です。

 

 

このパターンが

実際は多くなると思いますし、

私自身もおすすめします!

 

以前、

ライスワークとライフワークという

考え方を紹介したことがありますが、

 

やはり、

食べていくこと、

すなわち「生活」は大切ですので、

安定的に収入が得られる本業は確保する。

 

そのうえで、

「人生」すなわち、

「意味」を感じられる副業をする。

 

これは、別に、

副業といった仕事でなくても、

ボランティアでも

全然かまわないと思います。

 

または、クラウドファンディングに

協賛することでもいいですし、

 

大事なのは、

「意味」を感じられることに、

何らかの形で携わること。

 

 

現在の日本では

エンゲージメントの水準が

地を這うレベルまで

低下しています。

 

つまり

「働く意味」を得ることが

非常に難しくなっている

ということです。

 

本業を持ちながら、

共感できる

クリティカル・ビジネスの

イニシアチブに

何らかの形で関与することで、

 

自分の人生の

「意味的価値」

を大きく補填することが

可能になります。

 

 

そうですね・・・

 

特に、先進国において、

私たちの生活は豊かになりましたが、

 

しかし、ふと、

「生きていることが虚しい・・・」

と感じることがある。

 

すなわち、

「生きる意味」

「働く意味」

を感じにくくなっているのが、

現状だと思います。

 

「意味的価値」

 

前回のブログで、

「内心に潜む確信」

という言葉を紹介しましたが、

 

そこには、

「良心」というものが、

あるような気がします。

 

世の中を

「より良き」ものにしたい、

それを、

未来の世代にもつなげたい・・・

 

そして、

自分は、何らかの形で、

それに関与している。

 

そのことを、

「意味」

として感じられることが、

 

生きていくうえで、

とても大切なことではないかと

思います😊

 

 

 

 

*********************************

 

 

 

以上、

3回にわたって、

山口周さんの最新刊、

 

クリティカル・ビジネス・パラダイム

 

 

を紹介、解説してきました。

 

本書の「おわりに」に、

とても印象的な話がありますので、

最後に、そこを紹介します。

 

 

実際にアイスランド沖の島であった

出来事です。

 

火山が噴火して、

何と島民(ほとんどが漁師)

の1/3が家屋を失ってしまいました。

 

そこで、

島を出る決断をした人々と、

島に残る決断をした人々に、

別れたのですが、

 

島を出た決断をした人々のほうが、

結果的に、

生涯収入が多くなり、

生活も豊かになったというのです。

 

 

ヘイマエイ島の

人々にとって、

 

「火山の噴火」

というのは

「変えられない過去」

です。

 

しかし、

その意味合いは、

噴火後も島に残った人と、

噴火後に島を出た人とで、

大きく変わっています。

 

噴火後も島に残った人にとって、

噴火は単に

忌まわしい出来事でしか

ないでしょう。

 

しかし、

噴火後に島を出た人にとって、

噴火は、

自分の人生が持っている

豊かな可能性に

気づかせてくれた

きっかけという意味も

もっているでしょう。

 

彼らが抱く

「噴火の意味」

の違いは、

「噴火前の人生」

によってではなく

 

「噴火後の人生」

の生き方によって

生まれています。

 

つまり

「未来によって過去が変わった」

ということです。

 

「過去」は

「これからをどのように生きるか」

次第でいくらでも変えられる、

ということです。

 

漁師になるという

将来以外について

考えたこともなかった

ヘイマエイ島の

人々にとって

 

「島を出る」

という決断は

とても大きなものだった

はずです。

 

何といっても、

彼らの多くには

これといった将来の目論見も

頼れる就職先も

なかったのですから。

 

しかし、

そのような彼らが

結果的に島に残留することを

選んだ人たちよりも

豊かな人生を歩んだ

という事実は、

 

私たちに

「未知に身を投げ出して

いくこと」

「より開かれた機会に

自分を投げ出していくこと」

の大事さを

示しているように思います。

 

 

未来によって、

過去の意味が変わる・・・

 

・・・何だか、

勇気が湧いてきますね!

 

たとえ、

小さな一歩でも、

 

できることろから、

ですね😊

 

 

 

 

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今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました!

 

次回は、別の本を紹介する予定です(^^;

 

 

 

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おまけ写真集(^^;

 

 

横浜、みなとみらいの夜景。

 

横浜美術館周辺が、

ライトアップされていて、

とてもキレイでした(^^)

 

 

 

横浜駅前、日産本社内にある、

自動車のショールーム兼博物館。

(入場無料、ぶらっと立ち寄れます)

 

 

 

 

私、車はそんなに詳しくはないのですが、

カッコいい車を見ると、

やっぱりワクワクします!

 

 

ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

山口周さんの最新刊、

 

クリティカル・ビジネス・パラダイム

 

 

という本から、

私の印象に残った箇所を、

紹介・解説しています。

 

クリティカル・ビジネス

とは、

 

 

社会運動・社会批評としての

側面を強く持つビジネス

 

 

という意味ですが、

 

これからの時代において、

現状の大量消費や格差を促す

資本主義にそのまま迎合するのではなく、

 

「こうありたい」

という姿を描いて、

資本主義を変革していくという、

 

社会運動・社会批評的な側面を持った

反抗的なビジネスが

必要になってくる。

 

ということが、

述べられています。

 

なかなか刺激的な言葉もありまして(^^;

 

たとえば、

 

 

・センスの悪い顧客を相手にすると

センスの悪い商品ができる

 

・「ダメな顧客」を重視すれば

世界がダメになる

 

・ダメな顧客は、

美意識も教養もない

「甘やかさせた子供」

 

 

といった内容が、

思想家オルテガの著書の引用も交えながら、

触れられています。

 

一般的なマーケティング理論では、

 

お客様(顧客)は絶対で、

いかに、お客様のニーズに応える

製品やサービスを提供するのかが、

大切だといわれていますが、

 

そうではない。

 

ダメな顧客の声を重視すれば、

世界がダメになるし、

ダメな顧客は、

「甘やかされた子供」

 

たというのですね!

 

「ここまで言い切るか~」

という感じなのですが(^^;

 

たしかに、

顧客のわがままに応え続けてきた結果が、

今日の「環境問題」「気候変動」

を引き起こしているともいえるわけで、

 

「顧客志向」

がすべて正しいという訳ではない

という指摘は、

瞠目すべき点があります。

 

具体的な、

クリティカル・ビジネスの

実践例としては、

 

 

「フォルクスワーゲン社」

「グラミン銀行」

「パタゴニア」

「テスラ」

「ザ・ボディショップ」

 

 

の事例が挙げられています。

(詳しくは本書をお読みください)

 

たとえば、

イーロン・マスク氏で有名な

「テスラ」。

 

「テスラ」のビジョンは、

 

「化石燃料に依存する文明のあり方に

終止符を打つ」

 

というものですが、

2003年の創業当時、

電気自動車の市場シェアは、

なんと0.01%以下で、

 

それを望んでいる人は

ほとんどいなかったんですね(^^;

 

しかし、

イーロン・マスク氏は、

「化石燃料に依存する文明のあり方に

終止符を打つ」

という強い想いがあった。

 
その思いが、20年後に、
世界最大の時価総額を持つ
自動車会社に成長することに
つながったんですね。
 
もっとも、最近は、
世界的に政府の援助が
見直されたこともあり、
 
電気自動車の普及が
鈍化しているという
ニュースも目にしますが、
(再びハイブリットが
売れ始めているそうです)
 
しかし、
環境問題を考えると、
「脱炭素」の流れが変わらないことは
否めないわけであって、
 
当時の「顧客志向」ではなく、
未来を見据えた自らの「想い」を貫いた
イーロン・マスク氏というのは、
 
賛否両論ありますが、

やっぱりすごい人だと思います。

 

 

従来のビジネスの枠組みで考えると、

アジェンダ(解決すべき課題)は、

最も市場機会の大きいものになりますが、

 

クリティカル・ビジネスの

アクティヴィスト(実践者)たちは、

 

「最も心を動かされるもの」

「衝動に根差したもの」

 

を優先度の高いアジェンダとして、

取り組むといいます。

 

 

彼らの掲げている

アジェンダは、

 

必ず彼らの実存と

根っこでつながっている、

ということです。

 

端的に言えば、

彼らの掲げるアジェンダには

「これが私です」

という要素が

常に含まれているのです。

 

(中略)

 

既存の社会規範ではなく、

個人の直感と内面の光を重視して

物事を判断することを提唱した

米国の思想家、

ラルフ・ウォールド・エマソンは

 

「内心に潜む核心を語れば、

それは普遍に通じる」

という言葉を残しています。

 

つくづく、

いい言葉だと思います。

 

もし他の大勢に

受け入れられていない

アジェンダであったとしても、

 

自分にとって正しいと

確信できるものであれば、

 

それは

普遍的なアジェンダになり得る。

 

クリティカル・ビジネスの

アクティヴィストである皆さんは、

 

どうかこの

エマソンの言葉を

忘れないでほしいと思います。

 

 

なるほど・・・

 

「内心に潜む核心を語れば、

それは普遍に通じる」

 

私のような凡人には、

この、

「内心に潜む確信」

が、そもそもよく分からないのが、

正直なところでありますが(^^;

 

もしかしたら、

日頃から自分が大切にしている

「価値観」の中に、

それが潜んでいるのかもしれません。

 

ということは、

私の場合は・・・

 

「皆が心ゆたかに生きることのできる

社会を創る」

ということでしょうか。

 

ちょっと抽象的で、

しかも、大きく出てしまいましたが(^^;

 

もっとも、

多くの人にとっては、

 

「内心に潜む確信」に基づいて、

ベンチャービジネスを立ち上げることは

非現実的だし、

そもそも、それを望まないと思いますが、

 

普段の仕事や、日常生活の中で、

試行錯誤しながらも、

 

時には、自分自身を見つめて、

「内心に潜む確信」

について思いを寄せてみる。

 

そして、

衝動を感じたら、

できる範囲で実践してみる。

 

それが、ひいては、

「よりよい社会」を築いていくことに

つながっていくのかもしれない・・・

 

そんなことを思いました(^^)

 

 

 

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今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊

 

次回もこの本の紹介を続けます(^^;

 

 

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おまけ写真集(^^;

 

 

地元の「綱島市民の森」

 

竹林といえば、

首都圏だと、

鎌倉の「報国寺」などが有名ですが、

 

身近にもこんな美しい竹林があります(^^)

 

(横浜市港北区周辺は、

竹林が多いような気がします)

 

 

 

ヒノキの林も!

 

 

 


綱島の諏訪神社。

 

 

 

 

ところ変わって、

東京丸の内のオフィス街。

 

こんところにも

彼岸花が咲いていました!

 

今年の彼岸花は、

猛暑の影響で、

ピークは、お彼岸の時期より

先になったようですね(^^;